Re:シルの日々の戯言。

折れた心が少しだけくっついたから何かを綴ってみるテスト。

Lineage OSを利用してAndroid端末を(ソフトウェア的に)延命する

Nexus9の後釜として入手したZenPad 3S 10ですが、仰向けで利用していると勝手にスリープしたり、テキスト入力していると取りこぼしが多々発生したり、通常利用で「イラッ☆彡」とすることが多いです。
sylve.hatenablog.jp

特にテキスト入力の取りこぼしは致命的で、寝床で戯言日記の草稿を綴っていると多々取りこぼしが発生し、そのくせ意図しない場所の誤タッチにより入力内容がボロボロの台無し状態となり、心の広い私にも限度ってものがあります。・・・そこ、自分で「心が広い」とか言う奴は大抵心が小さいとか言わない!

流石に心が折れてZenPad 3S 10の利用は断念し部屋を見回したところ、先日ROM書き換え用に購入したNexus6にLineage OSを書き込んだついでに、Lineage OSを書き込まれたNexus9*1を発見したので、当分の間はNexus9を寝床のタブレット端末として利用していこうと思っています。

Lineage OSとは何か

戯言日記を振り返ると何度か乱暴に紹介はしてはいるものの、あまりちゃんと説明した痕跡が無かったので*2遅ればせながらLineage OS何かを綴っておきます。

Lineage OSは、スマートフォンタブレットで利用されているAndroidから派生したオープンソースAndroidスマートフォンタブレット向けのOSで、俗称カスタムROM*3と呼ばれる種類の一種です。
www.lineageos.org

メーカー標準搭載のAndroidでは実現出来ない設定が行え、カスタマイズ項目も具体的に何処から何処まで出来るか説明出来ないレベルでアレコレ設定出来るらしく、「ぼくのかんがえたさいきょうのすまーとふぉん」って奴を作りたい場合には重宝します。

私の場合は比較的高頻度でアップデートが行われ、Androidセキュリティパッチレベルも早く提供されるので、既にメーカーからのサポートが打ち切られたAndroidスマートフォンタブレットのソフトウェア的な延命目的*4で利用しています。・・・あれこれとカスタマイズ可能なLineage OSをなんとも勿体無い用途で利用している気がしますが、Nexus9(と過去戯言で衝動買いしたNexus6)は見た目が気に入っている機種なので、このような形でソフトウェア的に延命出来ることは素晴らしいことです。

Lineage OSは気軽に導入できるのか

私はAndroidスマートフォンタブレットの延命目的で利用しているLineage OSですが、過去戯言に断片的に登場しているので気軽に導入出来そうなように見えますが、全然全く気軽とは程遠い有様で、導入難易度は比較的高めです。*5

(カスタムROM全般的に言えるのですが)前提条件として導入を考えているスマートフォンタブレット向けにデータが公開されている必要がある上、そのデータが海外版専用なのか、国内モデルでも利用出来るのかをどうにかこうにか見定める必要があります。・・・まぁ、基本的に国内版はガラパゴス化が進んでいるので利用不能なんですけど・・・。*6

データが公開されていない場合でも、自力で必要なデータを作ればどうにでもなりますが、流石にそんなのは極めて一部の限られた(ヲタクと言う言葉では無く技術力のあるオタクを意味する)ギークしか出来ない行為なので、私の戯言では「データが公開されていないと導入出来ない!」と言うことにしておいて下さい。*7

その他、そもそも論としてスマートフォンタブレットLineage OSの導入を容認する機種・メーカーなのか、導入に伴うユーティリティの類が揃っているのかなどなど様々な確認事項が存在する上、Lineage OS自体は日本語に対応しているものの、関連ドキュメントは軒並み英語か、日本で数少ないLineage OS導入ユーザーの中でブログなどを綴っている非常に限られたユーザーが綴った分かっている人向けの記事*8しか存在しないので、日本人的にはLineage OS導入は高難易度に属してしまうかと思います。・・・特に「教えて君」のような自分で考えることが出来ない残念な人にはまず無理です。

・・・とは言うものの、Lineage OSにて対応機種と謳っている機種に関しては、英語ドキュメントと言えど導入方法が公式サイトのWikiに掲載されているので、Lineage OSが公式に対応機種と謳われてて、少し英語を頑張って読み解ける能力があれば案外簡単に導入出来てしまいます。
事実、手持ちのNexus9(LTE版)*9はこんな感じで親切丁寧な導入方法が掲載されています。

Install LineageOS on flounder_lte | LineageOS Wiki

Lineage OSを利用してみての雑感

実はLineage OSを導入して実践投入したのはNexus9が初めてだったりするので*10ザックリと使用感を綴ると、基本的には普通のAndroidスマートフォンタブレットと大きく変わらず利用することが出来ます。
普通にGoogle Chromeブラウジングできて、普通にGmailのメールが受信できて、Google Playから必要なアプリを入手して、Feedlyでフィード情報を確認出来て、ニコニコのアプリでニコ動を見たり、AbemaTVでクラシックディーラーズをしちょうしたり、試しに導入しているSimplenoteで戯言日記の草稿を綴ることも出来ます。*11

但し、一部ゲームやアプリは「不正改造されているので起動できません!」と表示されたり、そもそも起動出来なかったりするので、完全に標準のAndroidの代替と言う訳には行きません。・・・例として、radikoだったり、パズドラだったり、直近のゲームだときららクエストが該当します。*12

難点はあるものの、お気に入りのスマートフォンタブレットを延命させる目的で利用する分には大きな問題はないので、国内での対応機種は少ないもののハード的な寿命まで使い潰そうとお考えの方はLineage OSを導入してソフトウェア的な延命を検討して見ては如何でしょうか。*13

Lineage OS導入の補足事項

一応、Nexus9とNexus6にLineage OS導入して遊んでいるので、導入の補足事項でも綴っておこうとか思ったり思わなかったり。・・・えぇ、実は「Lineage OSをNexus6につっこんだったwww」と言う記事を(この時草稿管理に使ってた)One Noteに残したものの、骨折して綴るのが面倒になったり、初心者向けに事細かく書いてたら心が折れたりで放置してた草稿のサルベージですけど。*14

  • Lineage OS導入にはbootloaderのunlockが必要
    • Lineage OS導入のためには、bootloaderと呼ばれるもののunlockが必要となります。通常bootloaderはlocked状態のため、unlockさせる必要があります。
    • 但し、unlock出来るかどうかはメーカー次第です。例えばXperiaの場合はグローバル版(海外版)は所定の処理を行えばunlock出来ますが、国内版は恐らく通信キャリアの都合によりunlock不可能なカスタマイズが実施されているので、どうあがいても出来ません=国内版XperiaLineage OSは導入できません。*15
    • Nexusシリーズの場合は標準でunlock出来ますが、unlockを行うためにはAndroid Studio SDK Platform Toolsなるモノが必要となります。このツールはLineage OS導入の過程でも利用するので予め入手しておくと便利です。
      • 補足事項の補足事項として、Nexusでbootloader unlockを行うと強制的に初期化されます。Lineage OS導入を考えているなら作業前にバックアップは忘れずに。
      • Nexusシリーズ以外の機種でbootloader unlockを実施すると地味に色々な制約が発生するので、事前に何が起きるのかを把握した上で自己責任で実施すること。
        • 把握している限りで発生する問題として、(海外版の)Xperiaシリーズではカメラのノイズ除去やトリルミナスディスプレイの高画質モードなどの利用に必要となるDRMがbootloader unlockのタイミングで失われる事例があるそうです。*16
  • Lineage OS自体にはGoogle Playが含まれていないので、別途OpenGAppsなるものが必要
    • これは歴史的経緯・・・と大袈裟に書いて見ますが、面倒毎があった関係でGoogle Play抜きとなっています。*17
    • OpenGApps自体は無償で入手出来るのですが、何やら選択肢が多くて何を選択すれば良いのかが分からないと思いますが、案外Lineage OSの対応機種一覧の中にヒントが隠されているものです。
      • OpenGAppsダウンロードに必要な情報のうち「Platform」は、Lineage OSの機種情報の中にある「Architecture」が該当します。
      • 同じく「Android」項目は入手するLineage OSのバージョンに依存します。*18
  • Lineage OSと言うか、カスタムROMを利用する上でTWRPと呼ばれるものが絶対的に必要となります
    • 何と呼べば分かりやすいのか、無い知恵を絞って綴るとLineage OSのようなカスタムROMを導入する上で絶対的に必要となるツールです。
    • 正式名称は確か「Team Win Recovery Project」で、リカバリツールと呼ばれるモノらしいです。
    • リカバリと聞くと復旧時に利用するツールの印象が強いかも知れませんが、TWRPはLineage OSのようなカスタムROMの導入・バックアップ・(スマートフォンタブレット上のつうじょうでは参照出来ないような場所の)ファイル操作を行うためのツールです。
    • スマートフォンタブレット上で操作するので、普通に画面にタッチで操作可能なので、操作は非常に簡単!・・・ですが、TWRPを導入するまでが一苦労です・・・。*19

*1:日本語が可笑しいが、間違ってはない。Nexus6買ってLineage OS焼いたついでに手持ちのNexus9にもLineage OS焼いたんだ・・・。

*2:分かる人にしか分からない適用な内容は何度か書いていましたが・・・

*3:標準搭載とは別のAndroid OSのことを大体カスタムROMと呼んでます。

*4:例えば先程から出てくるNexus9は、既に2017年10月にてGoogleからのサポートは打ち切られ、Androidセキュリティアップデートが提供されない状況です。しかし、Lineage OSを導入することでLineage OSがNexus9を動作対象として面倒を見てくれる間はAndroidセキュリティアップデートが定期的に提供されます。

*5:ぶっちゃけパソコンにLinuxを導入するよりも難易度高いです・・・。

*6:Lineage OS云々抜きの事例になりますが、私が愛用しているXperia XZ Premiumは製品名称こそ1つ(Xperia XZ Premiumと言う名前)しかありませんが、型番が複数存在しており、国内向けはSO-04J(ドコモ専用)とG8188(ドコモ仕様のSIMフリー版)と2種類、俗に海外版と呼ばれるグローバルモデルではG8142と言う型番になります。・・・当然、型番が異なるので(国内版同士は互換性あるかも知れませんが基本的には)全部別物扱いになります。

*7:それって既存のツールで粋がっちゃうクラッカーの劣化コピーであるスクリプトキディの類と大差無いのでは・・・とか突っ込んではいけない、シルベさん泣いちゃう。

*8:一見すると「素人排除の記事しか無いぞwww」と愚弄しているような表現ですが、私自身もブログで「こんなのあるよ!」と綴りつつ間口を広げるような万人に優しい記事は書けていないので、腐ってもブロガー身分、間口を広げるような記事を綴るように注意していきたい部分です・・・。

*9:Nexus9はWi-Fi版とLTE版の2種類があります。おんなじようなモノだろ・・・と適当に調べると泣きを見るかも知れないので要注意。

*10:過去、Nexus5や最近綴ったNexus6に導入していますが、寝床タブレットとして本格利用し始めたのはNexus9が最初だったりします・・・。

*11:サラッと流してしまいましたが、Lineage OSにはGoogle PlayGoogle Chromeは含まれていません。後述のOpenGAppsなるものを導入しないとGoogle Playは導入出来ませんが、手立てを間違えなければ普通のAndroidと同様に利用することが出来ます。

*12:radikoは起動途中で強制終了、パスドラはそもそもアイコンタップ直後に落ちます。きららクエストは試していないものの、確かデバックモードが有効だか何だかのメッセージが出てしまうような事象だったと思います。

*13:この戯言日記としては珍しく提案型で終わらせてみるテスト。

*14:先の「ブログ記事に残すのは良いがわかってる人向けが多過ぎる!」から、間口を広げるために細かく書いてたのですが、骨折で片手が不自由な状況ではモチベーションも上がらず、間口を広げる記事を書いても治療費に消えるであろう(数ヶ月以上掛けないと銀行振込金額に達しない)ブログ収入が増える訳でもないので放置してた・・・と言うのが真相だったりしますが・・・。

*15:何らかの手法で出来るのかも知れませんが、少なくとも海外版のXperiaのようにメーカー公式の方法が提供されていないので実施不可です。

*16:なんで知ってるかと言うと、Xperia Z5 Compactを入手した時にLineage OS導入しようとして色々と調べたから。

*17:軽く調べたのですが、明確なソースは見つからず・・・。ただ、確か記憶の限りですがGoogle側からイチャモンに近い注文が付けられた結果、カスタムROMにGoogle Playを同梱させない方針となった・・・はず。

*18:2018/06時点では、Lineage OS 14.1と15.1の2種類が(Lineage OSのプロジェクトとして)サポートしているバージョンになります。どのバージョンが利用できるかは機種次第です。Nexus9の場合は14.1ですが、Nexus6の場合は新しい15.1が利用可能バージョンとなっています。

*19:ザックリと流れを綴ると、Android Studio SDK Platform Toolsをお使いのパソコンに導入して、bootloaderのunlockを実施して、TWRPを導入と言う流れになるのですが・・・、・・・多くの人がSDK Platform Tools導入で躓く気がします・・・。そして、SDK Platform Tools導入が出来ても、コマンドプロンプト画面(黒背景に灰色文字の、如何にもパソコン馬鹿が好みそうなカチャカチャッターン!って操作を強制される画面)での操作で泣きを見ると・・・。