Re:シルの日々の戯言。

散財が生き甲斐になりかけている、デジタルガジェット大好き自称黄色いネズミの戯言。

格安SIMのOCNモバイルONE使い始めて4年が経過してた

今更気付いたんですが、まだ格安SIMが(知名度的な意味で)世間様に知れ渡る前から利用しているOCNモバイルONEの利用年数が、どうやら満4年を越えたっぽいです。
sylve.hatenablog.jp

ついでに、そんなOCNモバイルONEもサービスインして満5年を越えたらしいです。おめでたい!
www.ntt.com

だから、常時ネタ切れ感漂う戯言日記のネタにするよ!*1

根本的にOCNモバイルONEって何か。

大手プロバイダのOCN(NTTコミュニケーションズ)が運営しているMVNO回線(格安SIM)です。NTT系列なので、格安SIMの中でもサブブランドと呼ばれている類(auのサブブランドであるUQ mobileや、softbankのサブブランドであるY!mobile)のように親会社(NTT docomo)から優遇されている格安SIMと思われそうですが、ところがどっこい優遇も何もされず、他の格安SIM同様に安かろう悪かろうを突き進む格安SIMです。・・・いや、厳密には同様と言うよりは(格安SIMの中では)若干割高な部類となりますね・・・。*2
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サービスイン直後は(インターネット関連企業としての)知名度の高さからシェアは多めでしたが、最近は後発組の楽天モバイルやLINE mobileに追い抜かれ、更には大手プロバイダと言う立ち位置から大手を何かと叩きたくなる残念な輩から(高い・通信速度が遅いと)ネガティブキャンペーンが行われているので、それなりのシェアはあるがいまひとつパッとしない格安SIM・・・と言ったところでしょうか。

現在私が利用している契約プランについて

長期利用の間で契約プランを見直し変更したりしていますが、現時点では以下のような契約プランを結んでおります。

  • 月単位3GB/月コース
    • データ通信専用(音声通話利用不能)
    • SMS対応*3
    • 容量シェアオプション追加*4
    • MUSICカウントフリーオプション追加

容量シェアやらSMSやらオプション費用が発生していますが、大体1,800円くらいの維持費になります・・・が、プロバイダとしてOCNを使っていると若干の割引きが入ったり、050PlusなるマイナーなIP電話を利用していると若干の割引きが入ったり、根本的に明細がネット周り合算扱いなので細かい値引き後の金額はよく分からんのですが、通話出来ないプランとしては若干割高と言ったところでしょうか。

SMSオプションはアンテナピクト問題と呼ばれる、無駄にバッテリーを浪費してしまう問題を回避するために付与しています。・・・もっとも、最近はあまり発生しないと呼ばれていますが、SMSオプションが無いと電波状況が正しく表示されない問題も発生する場合があるため、どの格安SIMを使うかに限らずSMSオプションはつけておいた方が良いでしょう。

MUSICカウントフリーは最近(2018年8月)に提供され始めた特定の通信はデータ通信量としてカウントせず、使いたいだけ使える機能です。私の場合はSpotifyAmazon Musicが対象*5サービスとなるので、地味ながら重宝しています・・・が、明示的に利用申請を行わないと有効にならない無料機能なので、たかが設定ポチポチする程度ですが標準で使えないのはイケてない部分です。

OCNモバイルONEの良い点・悪い点

無駄に年数だけ経過している感はありますが、1つのMVNO回線を日常的に長期利用しているユーザの戯言はあまり無いと思うので良い点やら悪い点やら適当に殴り書きしていきます。

OCNモバイルONEの欠点

普通は利点・欠点の順に綴るんでしょうが、先に悪い点を綴っておいてOCNの回し者じゃ無いよーってのを露骨にアピール。・・・いえ、OCNの回し者だったらAmazonでは無くて成功報酬型でもっと利益率のたかs・・・うわなにするのやめt(ry*6

  • 先に綴ったとおり、格安SIMとしては高い。
    • これは先に綴ったとおりですが、他の格安SIMでも提供されている1ヶ月データ専用(通話非対応)3GBと言う契約プランの提供価格は大体が1,000円前後ですが、OCNモバイルONEは微妙に高い約1,300円・・・。微妙な差と言えど、割高となるのはローコストでスマホを維持して行こうと考えているユーザーからは結構嫌われそうですね・・・。
  • (他の格安SIMと同様に)通信速度が遅い。
    • 測定方法にもよりますが、OCNモバイルONEはベンチマーク上(所定の通信速度測定方法)の速度が非常に悪いことで有名です。別に疎通不能と言う訳では無く、通常利用する範囲では問題無く使えるのですが、インターネット上では速度至上主義者が多いため、ネガティブキャンペーンの原動力となってしまっています。
  • 目立った特徴が無い。
    • 最近、Amazon MusicSpotifyなどの音楽配信サイト利用時にデータ通信量が消費されない「カウントフリー」なる機能が実装されましたが、そんなサービスは他の格安SIMでは当然のように*7提供されています。差別化と言う観点からすると、OCNモバイルONEは目立った特徴が無い没個性的な格安SIMと呼べます。

OCNモバイルONEの利点

悪い点を綴ったら良い点も書いていこう・・・と思ったのですが、長期利用していても思いの外良い点って少ないんですよね・・・。

  • ターボOFF(低速通信モード)の通信速度が安定している。
    • 呼び名は格安SIMの提供事業者毎に色々とありますが、ターボOFFモード(別名低速通信モード)の場合の通信速度が非常に安定しています。低速通信モードだと最大200kbps(0.2Mbps)しか速度が出ませんが、変に通信制御を行わないのでradikoを外出先で聴く場合には安定して受信出来るため、大変重宝しています。
    • 他の格安SIMだとターボOFFではまともな通信が行えなかったり(旧freetel)*8、何らかの通信制御が行えて同じくまともに利用出来なくなったり(Wireless Gateの250kbps固定プラン)、イマイチなことが多いのでターボOFF状態で(200kbpsと遅いと言えど)まともに使えると言うのは素晴らしいことです。*9
  • 他にはあまり目にしないデータ通信量の日単位付与プラン。
    • 通常、格安SIMは1ヶ月にどのくらいのデータ通信量(例えば3GB)が与えられ、使い切ったら追加で俗に言う「ギガを買う」と言うことをするか、来月まで強制低速通信モードで乗り切る必要がありますが、OCNモバイルONEでは日単位でデータ通信量が付与される契約プランがあります。
    • もっとも、1ヶ月3GBを30日分割するイメージなので、1日に付与されるデータ通信量は少なく110MBから170MBなので、下手な使い方をすると一瞬で消費してしまいますが、1日耐え凌げば高速通信が可能になるので月末に残りデータ通信量を気にせずに済む利点はあります。
  • 地味にグローバルIPアドレスが付与される。*10
    • 一部のマニアックな使い方をする人しか恩恵を受けれない点ですが、グローバスIPアドレスが付与されます。通常は(!?)プライベートアドレスが付与されるので、チョットお得!・・・ですが、固定回線ならばまだしもスマートフォン用のインターネット回線でグローバルIPアドレスが付与されても・・・と言うのが実態。よほど行儀の悪いゲームやアプリを利用していない限り一般的なユーザーがグローバルIPアドレスが利点となり得ることはほぼ無いでしょう。
    • ・・・まぁ、OCNモバイルONEのSIMをVPNルーターに突っ込んで利用する場合には重宝しますが、スマートフォンで使う分にはあまり利点にはならない点です・・・。*11

長期利用してきたOCNモバイルONEは、常用に値するか格安SIMか、安かろう悪かろうの格安SIM

4年以上も特定の格安SIMを使い続けていますが、ぶっちゃけ「普通に利用する分」には何も困りません。
「普通に利用する」の定義は人それぞれですし、私の場合は主にネット利用がメインで通話は全く利用していませんが、通勤時にニュースを確認し、たまにTwitterを起動させて閲覧したり投稿したり、スマホゲーム*12も遊んだりしていますが、困ったことは数えるほどしか存在しません。

数少ない困ったことも格安SIM全般的に言えることですが、アプリのインストールやスマホゲームなどで大容量のデータをダウンロードすることが発生した時くらいです。ただ、気の利いたゲームだと「何月何日の何時からメンテナンスを行います!」と計画的に告知の上でメンテナンスを行うので、メンテナンスが行われる日は公衆無線LANや自宅の無線LAN経由でゲームを遊ぶようにすれば良いだけなので大した問題ではありません。*13

通信速度については、ベンチマーク上(所定の通信速度測定方法)の速度は他の格安SIMに比べると低速ですが、実際にニュースを見たり、Twitter見たり画像付きで投稿したりする分には通信速度が遅いと言う問題は顕著に現れてきません。通信速度が求められるのは、先の通り出先でゲームのデータをダウンロードしたり、何らかのアプリをインストールしたりする場合のみです。・・・とは言うものの、デジタルガジェットに詳しい人々ならまだしも、深い意味も知らずに「ギガが減るwギガが減るwww」と草を生やす・・・と言うのは言い過ぎですが、デジタルガジェットに不得手なユーザもまだまだ多いのも事実、そのようなユーザからすると通信速度が遅いと言うのは死活問題に発展しかねない問題のため、暴論だがそう言った観点からするとスマホヲタク以外がOCNモバイルONE(と言うよりは格安SIM全般)を利用するのはまだまだ時期尚早なのかも知れません。*14

プロバイダがOCNユーザは問答無用でオススメだが・・・

過去の戯言では「割引き」周りの世間様が気になりそうな話を一切合切していませんでしたが、OCNモバイルONEは既にプロバイダとしてOCNを利用しているユーザ以外は一切合切値引きが無かったり・・・。

格安SIMは、提供事業者のサービス加入だったり、特定条件を満たしたりすると僅かばかりの割引きが入りますが、OCNモバイルONEの場合は特に大きなキャンペーンなどが無い場合は既にインターネットプロバイダとしてOCNに加入しているユーザのみ(厳密には光回線の場合)セット割引きが初めて効きます。・・・が、あまり大した値引きにはなりません・・・。*15
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ついでに、IP電話の050 Plus加入でさらに微妙な割引きが効いたりします。*16
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・・・まぁ、厳密にはいずれもOCNモバイルONE自体の値引きにはならないんですが、インターネット回線周りをOCNで固めているユーザが格安SIMを検討するならOCNモバイルONEは有力な選択肢となります。・・・まぁ、値引き云々を勘定しても他に安価な選択肢は山のようにありますけどね。*17

格安SIMの選択肢としては決定力不足があるものの、無難な選択肢の一つ

OCNモバイルONEはNTT系列の格安SIMで、一見するとサブブランドのように思えますが優遇も何も存在しない没個性的と言っても過言では無いレベルの格安SIMです。
コスト面では(大手の通信キャリあよりは相当に安価な価格ですが)他の格安SIMより若干割高となるため、コストを最優先として考えている方は端っからOCNモバイルONEは選択肢から外れるでしょう。

目立った特徴も無く、サブブランドのような速度優遇も無く、格安SIMの中では割高と良いことが無いようにも見受けられますが、OCN自体が老舗と読んでも差し支えがないレベルの通信事業者なので、通信不能なレベルに陥ることはなく、遅くともしっかり確実に通信してくれるので、通信速度を重視しなければ悪くは無い選択肢になり得ると思います。*18

*1:書くネタが無いことを積極的にネタにするブロガーの風上にも置けないブロガーが私でございます。

*2:1ヶ月データ通信量3GBと言うのがどの格安SIM(MVNO回線)でも容易されていますが、他は税込で1,000円程度ですが、OCNモバイルONEは確か1,300円くらい・・・。

*3:電話番号でメッセージが送れる、世間様的にはショートメールのような機能です。

*4:家族と容量を分け合う機能ですが、複数台スマホを所有している場合にも便利です。ただ毎月容量シェアオプション使用料としてそれなりの費用が発生します。

*5:出来ればradikoをMUSICカウントフリーの対象に加えて頂けると大変助かるので、OCNさんお願いします。

*6:つーか、そう言うことやってるならもっと戯言日記の内容が偏って変なことを綴ってるって・・・。

*7:若干の擁護をすると、まだまだカウントフリー機能は多くの格安SIMでは提供されていません。ただ、LINEモバイルやmineoが提供し、同じくプロバイダが胴元のBIGLOBEモバイルではAbemaTVなどの映像サービスがカウントフリー対象だったりします。

*8:「旧」と付けている理由は、一度潰れたため。現在は格安SIM部門は楽天モバイルが、スマートフォン自体とfreetelと言う名称はMAYA SYSTEMなるところが引き継いでいます。

*9:嘘のような実話。特に旧freetelは裁量制プランでターボON状態で使えば使うほど費用の発生するプランだったんですが、明らかにターボOFF状態では使わせないよう(=ターボONでジャブジャブ使わせようと仕向け)悪質な事やってる感が満載でした・・・。

*10:2018年10月時点、あまり目立たない点だけど地味にグローバルIPアドレスが振られます。

*11:ただ、格安SIMグローバルIPアドレスが付与されるSIMは数が限られるので必要な人にとっては見逃せない点にはなります。

*12:OCNモバイルONEを利用したスマホでは、ポケモンGOアズールレーンの2本を主にプレイしています。・・・まぁ、ポケモンGOは最近はメインスマホでバッテリーが尽きた場合の代替と言う意味合いが強いのですが・・・。

*13:現在メインでプレイしているアズールレーンは結構親切丁寧にメンテナンス日程の告知があります。・・・過去にメインでプレイしていたデレステスクフェスは気付いたら「更新データがあるので再起動します!」と言うパターンなので油断していると俗に言うギガが減る状態になります・・・。

*14:いや、まぁ、回線を意識せずに使えれば一番良いのですが、まだ時代はそこまで至ってないので適宜LTE回線か、公衆無線LANまたは自宅の無線LANを使い分けて使う必要があります・・・。

*15:OCNモバイルONE1契約に付き光回線側が200円値引きになります。・・・大体1回線に複数SIM割り当て容量シェアでの利用がメインと思われるので複数回線ってのはあんまり考えづらいので、実質的には200円値引きが限界か・・・

*16:こちらはセットで契約すると050 Plus側が150円値引きになります。・・・が、マイナーなIP電話なんて誰が契約するんだよ!・・・固定電話替わりに俺が契約したよ!

*17:あまり利用せず適度に安価な回線を求めているのならば、スマホ側の制約(動作条件)は厳しいもののサブブランド扱いで回線速度が早くてそれなりに安価なUQ mobileがありますし、他に速度以外で無難な選択肢としては通信事業者としては老舗のIIJが提供するIIJ mioがありますし、コスト優先ならば星の数ほど格安SIM事業者ありますし・・・

*18:老舗だから良いと言う訳ではありませんが、radiko.jpアプリを利用時の挙動で他より良いと思えたので若干贔屓にしています。