私がパソコンに興味を持ち、両親に買って頂いた最初のパソコン*1にはIntel Pentiumと呼ばれるCPUが搭載されていました。
Pentiumはブランドとして大成功して、Pentium II/Pentium III/Pentium 4/Pentium Mとシリーズが続き、AMD Athlonと熾烈なクロック争い*2を広げたり、2000年前後にはパソコンと言えばPentium的なデファクト・スタンダードなCPUでした。
しかし、IntelはCore系のCPUに注力するようになり、一時期はPentiumと言うブランドを破棄しかけましたが、最終的にCeleronとCoreシリーズの中間と言うなんとも微妙な位置付けのCPU*3として生き残ることに成功し、細々と生き残っております。
最初から話が脱線していますが、端的に言うとPentium N3710搭載ノートPCが安かったので衝動買いしました。・・・あんるぇー?MacBook Pro買って性能面では不自由していないのに?Surface3とか持て余しているのに浪費しているー?
今回衝動買いしたノートPCについて
Inspiron 11 3162 MI01-6HLW ホワイト
- 出版社/メーカー: DELL(デル)
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DELLのエントリーモデルのノートPCで、全面プラスチック筐体で、画面解像度がWXGAの個人的に「糞解像度」と呼んでいる液晶を搭載しています。更にsofmapの手厚い素人向けサポートが付属しているので、「Ubuntu入れたけど上手く動かないの!」って無茶振りなサポートは駄目でしょうが、困ったら電話すれば様々な対応をしてくれると言うバラして部品交換して・・・と言う人からすると余計なサポートも付属しています。・・・それ故にWindows10も搭載されています。私が購入するお遊びマシンにしては大変珍しい手厚い保証の中古品です。*4
CPUはPentium N3710、Airmont世代のAtom向けアーキテクチャで、手持ちのLinux入れようとしたが力不足で導入を断念したSurface3のAtom x7-Z8700と同世代のCPUです。
入手した個体はeMMCでは無くSATA接続のSSDが搭載されているので、ストレージの換装が容易に行える上、調べていくと(SATA搭載モデルは)メモリも通常のSO-DIMMで換装が可能で最大8GBまで搭載可能とエントリーモデルらしからぬ・・・と言うより、今どきのPCとしてはユーザにて部品交換が可能な機種となっています。・・・つーか、DELLも整備マニュアルを公開しているのでキーボード・液晶も(部品さえ手に入れば)ユーザ自身で交換可能な非常に私好みのマシンです。*5
www.dell.com
今回のPCの用途について
Surface3で実現しようとした物理端末でのLinux導入用マシンとして調達しました。
・・・こいつ、いつもLinux導入用マシン買ってんなwwwと草が生えそうですが、Inspiron 11 3162はUEFI32bitが積まれている訳でも無く、Surface3のようにタッチパネルや、特殊なコンポーネントは使われていないパソコンのようで、Linux導入で面倒事に巻き込まれたなどの記事は見受けられなさそうです。
それどころか、Ubuntu 14.04 LTSで認証済みハードウェアとか情報も出てくるので、少なくともUbuntuを導入する上では大きな問題は発生しなさそうな雰囲気です。*6
certification.ubuntu.com
Linuxを入れるのならば、換装可能ならばストレージ自体を換装してプリインストールのWindows10は残しておきたい・・・ので、現在搭載されているSSDと同容量のSSDを調達し、SSD換装は実施済みです。
また、それほどガチガチで利用する予定はありませんが、増やせるならば最大限までメモリを増やしたい病に侵されているので、勢い余って普通に8GBモジュールのメモリも調達して換装実施済みです。
・・・が、そこで打ち止め。何か致命的な問題が発生した!?・・・と思いきや、知人との飲みで出掛けたり、運転免許更新で出掛けたり、そのまままた飲みだったりで、純粋に作業する時間が取れないだけです(´・ω・`)*7
僅かな時間でUbuntuは入れてみた
呑みから戻って免許更新の為に朝早くから出掛けるまでの就寝時間を僅かばかり使ってUbuntu 18.10をねじ込んで軽く触れてみましたが、Ubuntu自体が超重量級のディストリビューションと言う問題を除けばInspiron 11 3162でも案外普通に動いてくれます。
変に設定を行わなくてもスクロールは普通に動いて、メニュー周りで若干緩慢な挙動を見せる部分はあるものの、概ね良好。但し、何も考えずにLVMを有効化状態でUbuntu 18.10を導入した影響かシャットダウンが遅いのと、UEFIでは無くBIOSを明示的に選択しないとUbuntuが起動しない2点の問題が発生しているので、少し原因の調査をする必要がありそうです。
とは言うものの、Pentium N3710はローコストながらも微妙な性能を有すると言う、下の上と言うレベルのCPU*8なのでUbuntuを常用するのはあまり現実的では無いので、Linux Mint辺りが無難な選択肢になるかと思います。時間を見つけて必要なイメージファイルをダウンロードして導入してみようと思いますが、まぁ戯言日記に綴るかは神のみぞ知る・・・。*9
*1:NEC PC-9821Cb10、本体・モニター一体型のパソコンで、地味にTVチューナーが搭載されているマルチメディア(死語)なパソコンでした。・・・あぁ、Windows95時代の話ですよ。
*2:どちらか先に1GHzに到達するか争って、最終的にAMDが先に発売にこぎ着けた・・・はず。
*3:Wikipedia先生によると、Pentiumブランドがあまりに強すぎて一部の国向けに残した・・・と言うのが生き残った理由らしい。
*4:先月買い替えたMacBook Proは例外ですが、私の買うお遊びマシンは大体保証無し中古・ジャンクなので・・・。
*5:最近は薄型重視でオンボードで換装不可と言う事が多いので・・・。
*6:現行最新のLTSは18.04LTSなので情報は古いですが、それでも動いてたと言う実績はあるようです。
*7:単なる個人の日記帳の草稿書くためだけに、(iPadでは無く)珍しくMacBookを持ち出したり、出先でカチャカチャッターン!をガッツリやる構成で出掛けてたり・・・。
*8:モデル次第ですが、松竹梅の「梅」レベルなので無茶苦茶な事は出来ませんが、この子(Pentium N3710)は地味に4Coreマシンなのね・・・。
*9:時間を見つけてLinux Mint 19.1を導入してみましたが、こちらは案外いい感じに動いています。起動・停止も普通、Surface3のような怪しい出来事やLinux Kernelを気にする必要も無いので、いい感じの玩具になってます。