Re:シルの日々の戯言。

散財が生き甲斐になりかけている、デジタルガジェット大好き自称黄色いネズミの戯言。

サヨナラDropbox、今後もヨロシクOneDrive

シェアが広まったところで従来無課金で利用可能な機能を突如有料会員限定にする手法が広く広まりつつある今日この頃ですが、どうやらクラウドストレージのDropboxも同様のアコギな商法をするようです。

近頃話題となったとおり、Dropboxも密かにデバイス制限を設定し、今まで通り使いたければ金を払えと言うアコギな商売をし始めました。
gigazine.net

密かにユーザーが不利となる制限を設定するのは、かつてEvernoteで行われたデバイス制限よりも悪質な手法です。*1
japanese.engadget.com

世間一般的なユーザーならば3台のデバイスで十分事足りるのでしょうが、私の場合はメイン・実質VPN経由端末・サブノート・お遊びノートPC・実家据え置きノートとPC関連だけで複数台利用している上、iPhone/iPadスマートフォンも利用しているので、有効利用しているかの問題はあるものの3台では全くもって足りません。

・・・仕方無い、Dropboxの利用を停止して、他のクラウドストレージに移行するか・・・。

こんなこともあろうかと!・・・と言う訳ではありませんが

こう言うことを想定していた訳ではありませんが、一応OneDriveを並行利用していたので、渡しの場合は移行先はOneDrive択一となります。*2

  • 地味に以前から利用していたので、無料ユーザながら15GBの容量を確保していること。*3
  • そもそも直近Office 365導入により有料会員となったので1TBの容量に拡張されていること。
  • 現時点ではOneDriveは台数制限と言うみみっちい制限は掛かっていないこと。

難点は、多くのユーザーが(Windows OSを利用している割には)極度に毛嫌いしているMicrosoftのサービスであることくらい?極めて普通のエンドユーザー身分ではOneDriveを利用する問題となる点は存在しません。・・・まぁ、Windows10ユーザだと「俺様は使いもしないOneDriveなる糞アプリがデフォルトで入っていやがる!ファーック!!!11」と発狂している人が居ますけど、Windowsユーザならデフォルトで導入済みのクラウドサービスなので、Dropboxから移行するならば選択肢としては悪くないサービスでしょう。*4

制限が加えられたDropboxは糞サービスなのか

DropboxをディスってOneDriveを崇めるような戯言になっていますが*5Dropbox産廃サービスと落ちぶれたのかと言うと、そう言う訳ではありません。

どちらも会員登録が必要ですが、OneDriveの場合は結局はMicrosoftアカウントの取得が必要となるので、単純に手持ちメールアドレス程度で登録可能なDropboxの方が登録の容易さでは勝るでしょう。

ギーク観点で目立った差は、DropboxLinuxクライアントが準備されているので、怪しげなサードパーティ製ツールに頼らずともOS上の特定ディレクトリをDropboxと同期することが可能です。OneDriveはMicrosoft製品故に(macOSは対応しているものの)Linuxはアウトオブ眼中です。これだけで極めて一部の「オマイラ」はOneDriveに対してマウント取れますね!

更に有料会員目線で見ると、OneDriveで1TBの容量を確保しようとすると月額1,274円、年額12,744円の金額が発生しますが、Dropboxで1TBの容量を確保する場合は(Dropbox Plusだと)月額1,200円、年額12,000円と微妙な差額ですが、安価に確保することが出来ます。・・・まぁ、OneDriveの場合はOffice365の特典なのでOneDrive1TB+MS-Officeライセンス*6なので容量以外の特典を考えるとボロ負けですけど。

ただ、密かに制限を加えると言う手法を取るのは、個人的には糞サービスと言わざるを得ません。
私が以前利用していたEvernoteは、調べる限り1ヶ月以上前に「台数制限始めるぞ!課金しろ!」と告知の上で台数制限を加えた経緯があり、不満不平はあるものの、戯言日記に(今回の戯言のような)怒り心頭な因縁クレーム記事みたいなものを怒りに任せて綴るなんて愚行は行っていません・・・が、Dropboxの場合は順序立てってものがなされておらず、一応現時点では「今までクソみたいに連携してた馬鹿向けに当分の間は容認してやるが、台数減らさない限り新規認証させねえ!」と何とも上から目線な対応で凌いでいる有様です。*7

ユーザーが不便になるような制限を付け加えるのならば、Evernoteと同様に1ヶ月以上前に周知して、ユーザー自信がお金を払ってまでサービスを利用し続けるか、無課金ユーザで理不尽な制限を受け入れサービスを利用し続けるか、「乞食ユーザーは排除」と判断して代替サービスに移行するかのジャッジメントする猶予は欲しいところです。

それ(事前の告知)を行わず、ユーザの知らぬ間にユーザが不利となる制約を加え、従来乞食ユーザーは特殊対応とかお茶濁しをするってのは例え利用規約の中に文字列が埋もれていたり、極小豆粒サåçイズで記載されていたとしても、ユーザー心情としては納得行く行為ではありません。

今回の制約を加える過程を鑑みると、Dropboxは金払いの悪いユーザには非常に大変手厳しいサービスと言わざるを得ません。
まぁ、どんなサービスも金払いの良いユーザには手厚く*8手取り足取りなんでしょうが、流石にコッソリ不利益被る制約追加と言うのは「ナシ」と言うか、なんとモンニョリと言うか、乞食(無料)ユーザ目線の色眼鏡付きだと糞オブ糞サービスですが、そうでは無くても十分な告知無く密かに制約追加と言う時点では何とも残念なサービスと言わざるを得ません・・・。

*1:Evernoteは猶予期間がありましたが、Dropboxは「しました」と事後報告なので質が悪い・・・。

*2:それほど目立って発言していませんが、確か某読書会フライヤー(世間一般的な用語としてはポスター)のデータやり取りで利用した程度で、割と放置気味ですが・・・。

*3:一時期、有料会員は無制限と大盤振る舞いしてた時に、一人で75TBも非常識な容量をドカ食いする馬鹿が現れたため、有料会員に留まらず無料ユーザも煽りを受け容量5GB縮小の話が上がったものの、主に海外の「おまいら」がクレームを入れたお陰で所定の手続きを実施したユーザは15GBの容量が貸与されています。

*4:まぁ、私のメインPCはMacBookなのでOS観点からすると訳の分からぬアプリを打ち込むこととなりますけどね。

*5:別に崇めては無いし、どっちかと言うとOffice 365 Soloで無駄に容量あるからって妥協案。

*6:ライセンス規約改定により、PCスマホタブレット全部合わせて5台までOfficeインストール可となったので、PCに比重を置くか、タブレット端末に比重を置くかライセンス配分が柔軟になったのは大変な利点です。

*7:あの時はEvernoteからOneNoteに移行し、最終的に現在戯言草稿に利用しているSimplenoteへ移行した訳ですが・・・。

*8:国内のニコニコは除外。あそこは金払ってYouTube無料ユーザレベル。