Re:シルの日々の戯言。

散財が生き甲斐になりかけている、デジタルガジェット大好き自称黄色いネズミの戯言。

NASのリプレースが必要になったのでDS218Playを衝動買いした

先日、私の利用しているNASメーカーであるASUSTORがNAS用OSの最新版ADM 4.0のベータ版を発表したとのニュースが流れました。
internet.watch.impress.co.jp

ほへぇ・・・と言うのが正直な感想です。メジャーバージョンアップですが、私の利用しているAS-302Tはいつまでサポートしてくれるんだろうなぁー・・・と思いつつ記事を読み進めていくと・・・

なお、AS-2/3/6の各シリーズはADM 4.0をサポートしない

私の持ってる機種は「AS-3」02Tなので、無事非サポート機種に適合です。・・・買い替え時到来じゃねーか!
手持ちのAS-302Tは3年に足らないくらいの年数しか利用していませんが、中古購入なので僅か数年と言うだけであり、発売時期を考慮するとサポート打ち切りは当然の結果だったりします・・・。*1

急ぎ機種選定を行う

実はこの戯言日記の草稿を書いている時点で「そろそろAS-302Tってサポート打ち切られそうだから*2買い替え時だよねー」と書いていましたので、多少の機種選定は行っていました・・・が、状況が変わったので現実的な選定が必要となりました。

当初はもっと色々機能満載な上位グレードを検討していましたが、至急調達したいので以下の方針としました。

  • 基本的にはAS-302Tと同程度
  • メモリは1GB以上
  • 2ドライブRAID1対応
  • 安い(最重要事項)

本当ならばSSDキャッシュとかもう少し快適に利用出来る機能や、将来を見越して2.5GbEを考えていましたが、贅沢を言っている場合ではありません。また、現状NASとしてしか利用していないので必要最低限のローエンドモデルでも良しとしました。
また、買い換えるならば4ドライブ構成でもう少し容量を大きく確保出来るようなモデルを選択するいい機会ですが、マイニングで大容量HDDを買い占める自体に発展して価格高騰著しい残念な状況なので、最低限ミラーリング(RAID1)で耐障害性を確保すべく2ドライブ構成継続としました。

アキバで物色してくる

正直通販で十分とAmazonを探すものの、Prime対応のAmazonマーケットプレイスばかりで妥当な価格かどうかの調査から必要な状況だったので、少なくとも定価で売っているだろう秋葉原で探すこととしました。・・・えぇ、疑惑の判定ではありますが必要至急な外出です。

運良く秋葉原では、中古品扱いで3つほどNASがありました。

1台目はASUSTOR AS3202T、2ドライブですが2016年くらいの旧型機種です。
AS3202T | 進化したプロセッサーがさらに信頼性の高いパフォーマンスを届けます。 | ASUSTOR NAS

同じASUSTORのNASなら現在利用しているAS-302Tからディスクを取り出して、そのまま新しいNASに差し込めば移行完了と非常に楽、お値段も約2万円と悪くないモデルです。・・・ただし、NAS自体はADM4.0対応モデルですが「旧型機種」です。*3

2台目はSynology DS220j、2ドライブの最新現行モデルです。
www.synology.com

現在のAS-302Tから移行するには別途HDDを2台調達する必要がある上、ローエンド・エントリーモデルのためメモリが512MBしか搭載されていません。ただしお値段が1.5万円とかなりお安い。

3台目はSynology DS218Play、2ドライブの最新現行モデルです。
www.synology.com

型番を見る限りDS220jのほうが新しいのですが、同シリーズはこの型番(見るからに2018年式モデル)が最新モデルになります。無印のDS218と比べるとメモリが1GBと半減しているものの、それ以外の差分はあまり無いので*4狙い目です。ついでにお値段が1.5万円とかなりお安い。

この3台の中だと、相対的にSynology DS218Playが頭一つお安くなっているので、この選択肢の中ならDS218Play択一となり飛び付きました。

今回衝動買いしたSynology DS218Playについて

  • 入手元: ソフマップ
  • 商品名: Synology DS218Play + Seagate Guardian IronWolf ST4000VN008(2台)
  • 浪費金額: 税込み14,278円+23,960円(HDD2台)

NASキットの中ではQNAPと双璧をなすSynologyのローエンドモデルを調達しました。
ARMアーキテクチャなCPUですがQuad-Core、メモリが少なめですが少なくとも現在利用しているASUSTOR AS-302Tと同サイズの1GB、2ドライブまで搭載出来るのでRAID1(実際にはSynology Hybrid RAIDと呼ばれる独自RAID)に対応なので最低限の耐障害性を有しています。

なにより、新品で買うと3万円程度の商品を約半額(1.5万円)で入手と、それだけで幸せ気分満載です。更に展示品だったのかケースに多少の汚れはありますが、電源ケーブルや付属のネジ類は未使用状態と大変なまでに良好な状態、稀に見るいい買い物でした。
いい買い物だったので気分良くHDDも調達、Western DigitalのRedシリーズに手を出そうと思いましたが、Seagate Guardian IronWolfの4TBがソフマップで特価扱いだったので盲目的に購入。
調べると以前は(最安値は)1万以下だったらしいのが現在1.2万*5とヒデェ価格高騰と言うか割高価格で調達になったものの、現時点での相場からすると安価に買えたのでまぁ良しとします・・・。

都合4万円と大金が吹き飛びましたが、逆に今後数年間使い続けるNASが4万円程度の出費で済んだので悪くない買い物だったと言うことにしておきます。・・・えぇ、NAS本体を新品で買ってたら+1.5万円くらいの費用が上乗せされることになるので・・・。

データ移行はrsyncでやってるが・・・

買った、持ち帰った、組み立てた!・・・までは良いんですが、データの転送をどうすっぺ・・・というのがあります。
直近テレワークなのを良いことにNASの整理を行い、黒歴史を目の当たりにして精神をヤラれつつ*6整理して、一時期1.6TB以上あったデータを1.3TBくらいまで減らしましたが、それでも1.3TBもデータがある有様です・・・。

新旧NASを調べていると、どちらもリモート同期でrsyncが使えることが判明したのでrsyncでデータの移行(挙動上は同期)を試みています・・・が、2時間経っても転送元のユーティリティ上に表示されている総進捗率が0%と言う有様・・・。
移行先のストレージマネージャーを見る限り、ディスクは消費されているのでデータの移行は進んでいるものの、いつになったらデータの転送が終わるのか気が気じゃありません・・・。

早々にデータを移行して使わなくなるAS-302T(と3TBのディスク2本)を売却する準備を進めたいところですが、どうやらしばらく時間を要しそうです・・・。

軽く触れた感じ

今までASUSTOR製NASを使ってきたので、Synology製NASはどんなもんなのかが気になるところですが、まぁあまり変わらないものです。
今どきのNASはOS云々と言いつつも結局はWebUIでの操作になるのでどれも似たようなものになりますが、個人的にはSynologyのDSMのほうが見やすいかな?と言う感じがします。

一応解説すると、ASUSTORではADM(ASUSTOR Data Master)と呼ばれるNAS用OSを利用します。WebUIの見た目はスマホのホーム画面のようにアイコンが並び、App Store(ADMではApp Center)で好きなNAS上で動くアプリを追加することが可能です。
ADMは表示の都合上、ホーム画面に全てのアプリが表示されるのでゴチャゴチャとしていますが、スマホに慣れた人ならば案外使いやすいかも知れません。・・・えぇ、AndroidユーザよりはiOSユーザのほうが扱い慣れるかも知れません。iOSってアイコンが全部画面上に表示されて手動でフォルダ管理するなりしないとゴチャゴチャになるじゃないですか、ADMはそれと同じイメージですね(酷)*7

一方のSynologyではDSM(DiskStation Manager)と呼ばれるNAS用OSを利用します。こちらはザクッと言い表すならタスクバーを上部に配置したWindowsのような感じのWebUIで、概ねそこそこのパワーユーザーなWindowsユーザー*8ならそこまで違和感なく説明書不要で操作可能です。
DSMは非常にPCライクなUIなので、(ADMに慣れてしまっているので扱い難いと思う部分はありますが)非常に取っ付きやすく、個人的には非常に良い印象のUIになっているように思えます。
ただ、PCライクなので名称もどちらかと言うとPCライクになっているため、ADMで言うApp Centerの名称が「パッケージセンター」とされており、スマホメインのユーザーさんだと「どこでNASで動かすアプリ入れるんだろう?」となっちゃうかも知れません。

ちなみにDSMは現在7.0betaが登場しているので、(今回買い換えに至る原因となったADM 4.0に続いて)こちらもそのうち正式版がリリースされるものと思われます。・・・なんか半年くらいbetaでいつリリースされるのか気になるところですが・・・。
news.mynavi.jp

とりあえず安心かな

まだデータ移行中なので、これから共有フォルダ構成を決めていくこととなりますが一先ずは現在利用しているNASのEOLに怯えることが無くなり一安心と言ったところです。

同期途中なので十分触れず遊べず状態ですが、いずれにせよ新しいデジタルガジェットと言うものは無条件で良い気分になるものです。
まぁNASなので単なるファイルを置くサーバで、それ以上のモノでもありませんが何かと目にする機会の多いSynologyと言う製品を触れていくいい機会なのでNASとしての運用に支障が出ない程度に*9遊んでいこうと思います。

*1:ぐぐると2013年7月下旬に発売の旨のニュースが出てくるので満8年でソフトウェア的なEOLと言ったところでしょうか・・・。

*2:結果的に予感的中でしたが、思ったよりも早かったと言いますか、もう数年くらいは面倒見てくれるのでは・・・と淡い期待を抱いてたら「ADM4.0ベータ出たぞ、旧型機種は打ち切りやぞ」とは・・・。

*3:大事なことなので2回繰り返しました。

*4:実際にはホットスワップ非対応とかありますが、自宅利用なのでホットスワップ非対応でも問題なしと判断しました。

*5:調べてみると価格.comの情報でも2020年初頭は1.1万円くらいと出てきたので、マイニング需要で意味のない高騰ファーック!と言うところですね・・・。

*6:現在は二輪車ブログを中心にMMD作ったりしてる某テンテーに無茶振りで作って貰った・・・が、使われなかった素材とかが発掘されて罪悪感に襲われましたの・・・。

*7:言い方は酷いけど、iOSっぽいの一言なんですよねぇ・・・。

*8:パワーユーザーなら多分細かい説明書を見ずとも行けるかと・・・。

*9:Webサーバとして動いたり、iTunes Serverとして機能したり遊べそうですが、あれこれ動かすとメモリ喰ったりするので注意が必要です。・・・特にDS218Playは1GBしかメモリが無いですし・・・。