数日前に私の愛用しているNUC(NUC8i7HVK)のグラフィックドライバ(Kaby Lake-GのRadeon RX Vega M)に数年振りの更新が入ったとニュースが流れました。
pc.watch.impress.co.jp
Vega Mってなんぞ?と思われそうですが、Intel x AMDの異例のペアで作られたKaby Lake-Gのグラフィック部分です。・・・えぇ、CPUはIntelなのにGPUが内蔵され、しかもAMD Radeonなんです。*1
流石にそろそろ性能面では見劣りするようになってきましたが、それでも内蔵GPUとしては未だに最強クラスを誇る性能*2を秘めているので、そこそこのゲームならまだまだ現役で遊べます。・・・4K解像度は厳しい場合が多いですが、FHD程度ならあと数年は現役で遊べることでしょう・・・。
www.pc-koubou.jp
閑話休題、数年振りの更新なので早々に適用させたいところですが、脳裏を過るのは約1年前のバグ入りBIOSでのゴタゴタ・・・。
sylve.hatenablog.jp
とは言え、最新ゲームへの最適化が含まれる更新なので入れ替えちゃおう!・・・とやったら、案の定バグでは無いものの躓いた訳でして(白目)
ReLiveが無い!?
チョット話は替わりますが、私はAmerican Truck SimulatorでCoeFont実況の動画を公開しています。・・・ゲーム自体がマイナーに加え、CoeFont(CoeFont Studio)自体が2021年5月頃登場とマイナーなので再生数が残念なことになってますが・・・。*3
www.nicovideo.jp
一応の実況動画と言うことなのでゲーム画面の録画が必要ですが、この録画でRadeon ReLiveを利用してきました。
www.amd.com
見ての通りRadeon専用のソリューションですが、Kaby Lake-Gと言えどもRadeon搭載なので、旧ドライバではRadeon ReLiveを利用することが出来ました。
・・・問題はドライバを更新したらRadeon ReLiveが跡形も無く消えてしまいました。
今回公開されたドライバはAdrenalin 21.10ベースとされており、ReLiveの後継機能としてRecord&Streamが備わっているはず・・・ですが、該当のタブが表示されません。
www.amd.com
インストール時にオプションが選択可能で、デバイスドライバのみなどある程度の制御が可能とのことですが、FullでインストールしてもRecord&Streamが出てきません。
・・・これは、ゲーム実況用に利用していた録画ツールが新バージョンでは削除され、後継ツールはマイナーイレギュラーなRadeonでは非対応で利用不可の可能性で、早い話が録画環境消滅に伴い実況動画シリーズ未完で終了のお知らせ?
\(^o^)/
代替策
ReLiveが使えないからと言って終了はあまりに芸が無いので、代替手段を考えます。
結論からすると、OBS Studioを利用することで回避出来ました。
obsproject.com
かなり多機能なツールで、ゲーム実況解説系の記事を見ると「そんなもんよりxxxxxxxの方がいいぞ!」と広告系なんだか本当に良いから案内しているんだかよく分からない内容が多くて*4惑わされがちですが、ゲームキャプチャなる機能が備わっており、フルスクリーンのゲームを取り込みできるようです。
負荷も低いようで、Windows10付属のXbox Game Bar経由だとコマ落ち著しい酷い状態になりましたが、OBS StudioではそんなことはなくReLiveと同じくらいに気にせずプレイ+録画が行えました。
ReLiveだとホットキーで録画開始でゲーム中でもホットキーが有効でしたが、OBS Studioでは明示的に録画・停止ボタンを押下する必要があるので少し手間は増えていますが、なんとか「第1部、完」と書けず(シリーズ動画を放置する意味合いでの)失踪することは避けられました。
ゲーム実況でKaby Lake-G利用中と言うピンポイントユーザーは注意
果たして性能がモノを言うゲーム系統の中で、地声なり機会音声なりの実況動画をNUC8i7HVK含めたKaby Lake-G世代のマシンで作っているユーザーがどのくらい存在するのかが怪しいですが、そんな極めて限定的なユーザーは今回のRadeon RX Vega Mのドライバ更新に注意が必要です。
(ベースとなるユーザー数自体が限定的でしょうが)多くのユーザーは実況なんてことをせずにゲームを純粋に楽しむ方が大多数で、特定のゲーム最適化などが含まれる今回のアップデートは何も考えずに適用できるものと思われますが、個人的には泣きを見て「もう駄目だ、お終いだ・・・」と割と絶望しかけたので、ユーティリティ機能を利用されている方は今回のアップデートで問題が無いか注意深く確認する必要があります。
いつかはアップデートしなければならなくなりますし、Intel ドライバー&サポートのようなユーティリティを入れている場合は半ば強制的に更新されてしまうと思われるので、代替手段を含めて考慮しておくと安心かも知れません。
しかし、当然のように利用してきた機能がオミットされているとは思わなかった・・・。結果的に汎用的な代替手段の存在を知れたので、それはそれで良かったのかもしれませんが、NUC8i7HVKはアップデート周りでトラブルばかり引いている気がしてならないなぁ・・・。
*1:敵対企業だろ馬鹿言うなwwwと草を生やされそうですが、実際AMD GPUを内蔵したIntel CPUです。・・・マイナー過ぎて一応第8世代なのに一時期Windows11非対応CPU扱いされてましたけど・・・。
*2:パソコン工房のベンチマーク結果的なところを見る限り、NUC8i7HVKに搭載されている(Core i7-8809Gの)Radeon RX Vega M GHは、(Ryzen 7 5700G内蔵の)Radeon Graphics 8よりも2倍以上の数値で、ベンチマークの数値的にはノート向けGeForce GTX 1060でやーっと上回る程度、現在ローエンドで主流の(ノート向け)GTX 1650 Tiはカモれるレベル数値です。
*3:2021年6月に戯言日記本数水増しでチラッと書いてましたが、その後も断続的に更新頻度を落としつつ更新しています。
*4:最近は疑いから始めることが多くなり、嫌な性格になったものです・・・と共に、ネットの情報汚染著しいなぁ・・・と何とも言えない気分になります。