現在手持ちのAndroidアプリのテスター用途を想定しているPixel 5aですが、暫定でOCNモバイルONEのSIMを挿入しています。
sylve.hatenablog.jp
しかし、このSIMはサイクルコンピューター用に利用しているiPhone 7(ジャンク品)*1向けに利用しているので、利用頻度が少ないと言えメイン利用のスマホ(完全プライベート用途のiPhone 11 Proや、業務電話兼用のiPhone XR)のテザリングを利用すると、テザリングしている側のスマートフォンのバッテリーが消費されてしまいます。
それはそれで構わないのですが、サイクルコンピューターとして使う都合上出先で充電するスマートフォンが増えるのは*2好ましく無いので、追加でSIMカードが欲しいところです。
順当に行けばOCNモバイルONEのSIMカードを追加発行ですが、残念ながらOCNモバイルONEは(NTTドコモの子分なサブキャリアになったものの)未だに5G非対応です。
また、容量シェアのためにオプション料金が請求されてしまい、追加SIM1枚辺り400円(データ専用)〜520円(SMS/音声SIM)ほど費用が発生します。・・・現在、実家用含め既に3枚追加発行しているので、少なく見積もっても1,500円ほど余分に払ってるのか(白目)
使用頻度が高ければまだしも、今はテスターが始まる前でポケモンGO専用機同然で遊んでいますが、そこまでデータ通信を行わない機種なので費用はあまり掛けたくありません。
povoと言う選択肢が思い浮かぶ
Pixel 5aを購入したタイミングでは、eSIM端末ですしeSIMで契約したいと思いIIJ mioとLinksMateの2つを契約候補と上げました。
www.iijmio.jp
linksmate.jp
しかし、いずれも「微妙」との判断からどうするかの判断を先延ばしとしました。
理由としては以下の通り。
- IIJ mio
- eSIMの場合は5G非対応
- LinksMate
- eSIMの場合の5G対応が明確では無い
いずれも5G対応周りに不安がありました。
IIJ mioはeSIM選択時に5G非対応は明記されていたため、非対応は残念ですが明確に情報を提供してくれたので大変ありがたいです。
惜しいのはLinksMateで、eSIMを選択した場合に5Gでの疎通が可能なのか不可能なのかが明確に綴られていないので、eSIM選択時の制限事項を明確に公式で記載して欲しいところです。*3
そんな中、ふと思い出したのがpovoです。
povo.jp
大手キャリアであるauのMVNO対策として格安プランとして提供されている安かろう悪かろうブランドですが、考えてみればpovoは最近・・・でもないアップデートで基本0円の頭おかしいプランが発表されました。
k-tai.watch.impress.co.jp
基本0円だけど、通話・SMSが割高に加えてデータトッピングも正直割高・・・。しかし上手く使えば安く維持出来るのでは!・・・と言うことで候補に上げてみました。
ただし、Pixel 5aは(2021/11末時点で)povo対応端末に含まれていません。それどころかeSIM対応端末にも記載されていません・・・し、根本的に私の所有しているPixel 5aは中古屋経由ソフトバンク版SIMロック解除モデルなので、色々と詰んでいます。
povo.jp
・・・が、好奇心のほうが勝り、手を出してみました。
結論はPixel 5aはpovoのeSIM対応
私の戯言日記はアフィリエイトで小銭稼ぎを目論んでいないので端的に結論を先に書くと、Pixel 5a(ソフトバンク版SIMロック解除モデル)はpovoのeSIMで利用出来ます。
画面上はPixel 5扱いで認識されているのが気になりますが、eSIMでも問題なく利用でき、更にはちゃんと5G表示が出ました。
初めてのeSIM契約でしたが、povoの場合はpovoアプリ(povo2.0と言うアプリ)から手続きするだけでOKです。povoは通話プランのみなので本人確認書類(免許証やマイナンバーカード)が必須と面倒な部分があるので、時間に余裕のあるタイミングで手続きをすすめる必要がありそうです。
またスマホ経由で顔認証も必須で、これが地味に難易度が高くて*4認識に手間取りましたがリトライしているうちにちゃんと認識されたので、認証周りさえ突破すれば大きな問題は無さそうです。
Pixel 5aの場合はAPN設定を行わずに済んだので、eSIM発行・設定後はそのまま発信テスト・モバイルデータ通信テストに入れ、問題がなければ晴れて開通完了です。
ちなみに、思考停止でpovoアプリで手続きを行うとpovoアプリが「QRコードはコレね!」と表示されて、コード入力にも対応していますが初見だと地味に「積む」ので注意が必要です。*5
Android設定画面上からは電話番号は「不明」と表示されますが、番号自体は発行されています。povoアプリでチェック可能なので、もしスマホは1台しか無いと言う場合はアプリをチェックしましょう。・・・私は何かたくさんスマホがあるので、他のスマホに一度発信して番号を確認しましたけどね。*6
データトッピングが地味に高い
povoは基本無料、データ通信も一応無料で使えなくはないが128kbpsに制限されているため、データトッピングの利用が必要不可欠です。
・・・が、ブッチャケこのデータトッピング(課金)が地味に高いです・・・。
povo.jp
povoの場合、180日無課金で居ると強制解約とのお話なので少なくとも180日に1回は何らかの課金を行う必要があります。
ただ、現実的には毎月適当に利用出来るように何らかの月次契約が必要な訳でして、povoの場合は3GB/30日/990円と言うのが最低限必要な契約プランと思われます。
・・・通話可能なプランで最低限の現実的な維持費がギリギリ1,000円以下と言うのは安い方ではありますが、思ったほど安くはないかな・・・と言うのが正直なところです。
いえ、eSIMで契約出来て、5Gにも対応してて、通話も出来て月額1,000円以下と言うのは格安以外の何者でもありません。しかも格安プランと言えども大手キャリアのプランです。それを「高い」と言うのは間違い以外のナニモノでもないのは重々承知していますが、MVNOの価格と比べると割高感を強く感じてしまいます・・・。*7
実質的な維持金額を考えるとOCNモバイルONEで追加SIM頼んだほうが安上がりなのは薄々感づいてたけど、私の場合はバッドチョイスだったかなぁ・・・。
何ヶ月維持するのかなー
興味本位でpovoに手を出した訳ですが、トッピングを頼まなければ0円で維持出来るのはなかなかのパワーがあります。・・・きっとauの割高プランでセッセとお布施してくれているユーザーさんのお陰なんでしょうね。ありがとう、auの割高プランで養分となってくれてる人、・・・あぁ私もauの割高プランの養分の一部だった。*8
あと初めてのeSIMとなりましたが、思った以上に簡単に手続きが出来たので今後OCNモバイルONEから他のMVNOに切り替える場合は積極的にeSIMを選んでいきたいところです。
・・・えぇ、地味にOCNモバイルONEの容量シェアだけで1,500円ほどお金が掛かってるのに気付いたので実家側のMVNO回線は安価な他のものに切り替えたいと思うので、積極的にeSIMを選んでいこうと思います・・・。*9
*1:SIMカードスロットが非純正品部品と言うのがジャンク理由ですが、Apple Storeでバッテリー交換をお願いした時に「中古品で前のユーザーが失くしちゃったみたいで・・・」と正直に申告したけど純正修理対応には影響しなかったので、このジャンク要素は売却するとき以外にはあまり影響しない模様。
*2:iPhone 7+テザリングで著しくバッテリーを消費した方のiPhone、手持ちケーブルの都合とモバイルバッテリーの都合で同時1台のみ充電可能と言う都合もあったり・・・。
*3:非公式のアフィリエイト狙いな「残念な」サイトでもeSIMでの5G周りは明記していないので、割と困った部分です・・・。
*4:正面・横・上からといくつかの方向から撮影があり、コツを掴むまでは「動きが早すぎ!」などと怒られます。
*5:圧倒的にQRコード読み込みがラクなので、よい子でpovo使おうって人は途中からパソコンやタブレットで操作しようね!
*6:通話可能なSIMはpovoで3つ目です。・・・データSIMを含めると090/080/070の一般的な携帯電話番号のプレフィックスはコンプリートですし、なんなら020のデータ専用番号もあります・・・。・・・むしろ090/080/070は最低2つずつ番号持ってるんですが、どうしてこうなった・・・。
*7:ただ、現在のOCNモバイルONEのデータ専用プランよりは安い事実。・・・しかも、私の契約プランは旧料金プランだから更に割高!
*8:au有楽町の糞接客で辞める辞めると言いつつ、第1世代11-inch/iPad Proの細切れ分割のせいでなかなか辞めることが出来ない・・・。
*9:現在実家側はiPhone Xsと第1世代iPad Pro/11-inchなので、eSIM対応機種なんですよね・・・。