Re:シルの日々の戯言。

散財が生き甲斐になりかけている、デジタルガジェット大好き自称黄色いネズミの戯言。

どこ行くか悩みつつKindle Oasis 2019(4G)を買った

まだカメラを買って日が浅い土曜日、どこかに写真でも・・・と思い始めて鎌倉行きを検討しました。
ただ、鎌倉に行くだけでは能がないので、あまり意識してこなかったお得な切符を使って訪問しようと少し思考が横道に逸れました。お得な切符の存在は知っていましたが、改札に叩きつけるだけで決済終了のSuica/PASMOの利便性に「これでえーやろ」で思考が停止していましたが、流石に最近は浪費が著しいのでコスト意識を持って行動したいところです。・・・あ、鎌倉行き前提なのでJR東日本のお得な切符を調べてました。

・・・が、そんな都合のいい切符は見つからず、ギリギリ休日おでかけパス*1が東京都内から鎌倉方面に行くのにちょうどいいお得な切符ですが、鎌倉往復だけでは割高なので、鎌倉+どこかに旅行をしなければなりません。2021年12月中旬時点では、休日おでかけパスは2,720円、参考用に東京〜鎌倉の往復料金が1,870円。バイキング形式のレストランで元を取ろうとドカ食いをしてしまう貧者のような思考回路ですが、もう1,000円分乗らないと少し勿体無いと感じてしまう残念な性格なので、鎌倉+どこかを考えたいところです。
www.jreast.co.jp

鎌倉訪問後の大前提であることを考えると、以前も訪問した小田原が「休日おでかけパス」の東海道線側末端駅なので小田原に行くのも悪くはないです。ただ小田原まで行くと帰りが少々キツく、「休日おでかけパス」はあくまでJR東日本の切符なので、JR東海管轄の東海道新幹線には乗れないため東京に戻るにも(私の性格上、グリーン車に乗ってラクしてしまうことが容易に想像できますが)かなり時間を要します。*2
ならば乗車機会が少ない特急踊り子号に狙いを定めて・・・と考えた時点で、目的と手段が入れ替わってる感を感じて一旦鎌倉行きをキャンセルしました。

・・・長々と何処行こう?と戯言日記のタイトルに合わない内容を綴ってきましたが大丈夫です、今までが前フリでここから本題です。
東京都内でも写真映えする場所はあるでしょうし、RX100M6とiPad Proをカバンに突っ込んで、「とりあえずナマ1つー」のレベルで秋葉原に行きました。

まぁ、こうなる訳です。

今回衝動買いしたKindle端末について

E-InkモデルのKindleシリーズで最上位機種のKindle Oasisです。下位モデルはモデルチェンジしていますが、最上位モデルだけ未だに2019年モデルが最新現行モデルとされているKindle Oasisです。
約2年半前に購入したKindle Whitepaper 2018とほぼ同世代ですが、Oasisは上位モデルと言うこともあり大画面・物理ボタンが存在しています。
sylve.hatenablog.jp

細かな違いはあるでしょうが、E-Inkを採用した電子書籍端末と言う点はKindle Whitepaperと同じです。フルカラーの雑誌・漫画は苦手*3ですが、文学系や(モノクロページの)漫画は何も気にすること無く表示可能です。

そして、私の電子書籍専用端末も通信回線内蔵となりました。えぇ、4G対応の4Gと言うのは4G回線(LTE)のことであり、出先でWi-Fi未接続でもKindle単体で電子書籍の購入・ダウンロードが『一応』可能です。
・・・えぇ、私の場合は雑誌や漫画がメインで、雑誌や漫画だとダウンロードに要するファイルサイズが膨大になるのでWi-Fi経由でダウンロードしろと表示される訳ですが・・・。*4
ターニングポイントとなるサイズがどのくらいかは、調べ方が悪いのか見つけられませんでしたが、少なくとも川尻こだまのただれた生活第5巻(約50MB)は「ファイルサイズが大きいため(中略)3G接続でダウンロードすることができませんので」と表示されるため、思った以上に容量制限が厳しいものと考えられます。*5

そのため、雑誌・漫画がメインの人は4G対応モデルを買ったとしても利点がほぼ存在しないので、無難にWi-Fiモデルを買ったほうが遥かに幸せになりそうです・・・。

軽く触れてみた

2019年式の(現行型とは言え)もはや時代遅れ甚だしいモデルなので、レビューのようなものは語り尽くされていることでしょうからユーザーレベルの目線での雑感辺りでも。

動きはKindle Whitepaper 2018よりは機敏な印象です。Kindle Whitepaper 2018では、下手なタイミングだと通常のページ送りですら数秒待たされることが*6ありますが、Kindle Oasis 2019では待たされることは極めて稀です。
ただKindle Oasisが完全にサクサクかと言うとそういうわけでもなく、入手後の最初の(Kindle Oasisに保存しておきたい電子書籍を)大量ダウンロードさせるとフリーズのような挙動になると申しますか、ぶっちゃけ処理が暴走してどれだけ時間を置いても処理が終わらず、最終的に再起動以外まともに動かなくなったので過信は禁物です。*7

ちなみにダウンロードはKindle Whitepaper 2018よりは早め。以前利用していたKindle for Androidよりもマシ、但しKindle for iOS/iPad OSよりは遥かに遅いので普段iPhone/iPadKindleを楽しんでいる方はダウンロードが普段より10倍くらい遅いと考えておいた方がメンタル的に優しいのかも知れません。・・・別にApple信者だからAppleアゲ、その他を作為的にサゲしている訳ではなく、何故か知らんがiPad版は妙にダウンロードが早いのです・・・。*8
なお従来よりダウンロード速度が早めですが、相変わらず5GHz帯の無線LANには対応しないので、そろそろ登場するであろう次期モデルでは(充電ポートがUSB microBからUSB-Cに替わって欲しいと思うと共に)5GHz帯対応になってほしいところです・・・。*9

個人的に意外と感じた部分は物理ボタンの存在、当初は横にデカくなるだけで邪魔くさいと思っていましたが、思ったより便利と申しますかボタン押下でページがめくられるのはなんだかんだで便利です。
また、物理ボタン配置の都合でフレームが広がっているので、片手持ちしたときに意図せず画面タッチからページが変わることもないので、これはこれで良いのかも知れません。*10

そんなに利用頻度は高くないけど・・・

買っておいてアレですが、正直なところ私のKindle端末の利用頻度はそこまで高くは無いです。
理由としてはiPad版のKindleアプリ経由での電子書籍ダウンロードの早さにありまして、サクッとダウンロードしてサクッと閲覧することができます。
一方、Kindle端末・・・に限定されないのですが、以前利用していたAndroidアプリやFire HD(Kindle専用タブレット)・Kindle専用電子書籍端末は電子書籍のダウンロードが絶妙に遅く、iPad版ほどサクッとは行きません。*11

結構な大枚を叩いて入手しておいてどのくらい有効活用するかは未知数と言う状況ですが、せっかく調達したのだからなんとか有効的に活用していきたいところです。
有効的に・・・とは言うものの、私が電子書籍で購入する書籍は原則漫画、また技術寄りの書籍を(Prime Readingで)手を出さないわけではありませんが、全ページ画像として認識されているものが多いのでKindle端末で閲覧するには厳しいものが多いので果たしてどこまで使っていけるのやら・・・。
ただ、今年は帰省を考えているので比較的公共交通機関で移動する機会が多く、時間潰しとして長時間動作するガジェットは願ったり叶ったりなので少なくともこの年末年始はガッツリと活用していけそうな気がします。それ以降は・・・、・・・まぁ寝床に転がってる電子書籍専用端末と言う感じになりそうなので、猫に小判・豚に真珠とならないよう注意していきます。

*1:一応、物理的な切符の「休日おでかけパス」と、Suicaへ情報保存する「のんびりホリデーSuicaパス」の2種類がありますが、「のんびりホリデーSuicaパス」は私の持っているPASMO/モバイルSuicaは非対応なので、追加で無記入の普通のSuicaを買わない限り使えないのです・・・。

*2:ちなみに、「休日おでかけパス」はJR東日本エリアの範囲内なら(有効な乗車券がある大前提ですが)新幹線に乗れます。Suica版おでかけパスの「のんびりホリデーSuicaパス」は新幹線乗車は非対応なので、お手持ちのSuica対応有無の他に近距離新幹線の乗車予定有無で切符版・Suica版のどちらを選ぶかを考えると幸せになれるかと思います。

*3:勝手にいい感じにグレースケールにされるので、そこまで気にする必要はありませんが・・・。

*4:Kindle Oasisの初期セットアップや、内蔵アプリ経由での電子書籍購入は4G(LTE)経由でも可能です。文学系のダウンロードサイズが極端に小さい電子書籍も恐らく4G(LTE)経由でダウンロード可能と思われます。

*5:雑に調べて出てきた意識高い系が好き好んで飛び付きそうなコンサルウンタラカンタラと胡散臭いビジネス書が約8MBでしたが、サイズ制限のメッセージは出ていないので、10MB前後がターニングポイントとなりそうです。

*6:裏でダウンロードを走らせていないタイミングでも妙に緩慢な挙動になることが・・・。

*7:ダウンロードのタスクを仕掛けて一晩放置したが終わらず、設定画面すらまともに開けなくなったので、あまり同時多発的にダウンロードを走らせるのは宜しくない模様です。

*8:これ、(Android版もFire HDもKindle Whitepaper/Oasisも)一通り触ってないと分からないことですが、本当なんで?それとも単に私の脳内情報が著しく古いだけであり、少なくともAndroid版やFire HDに関しては今は改善されてiOS/iPad OS版と同等にサクサクダウンロード可能なのか・・・。

*9:下位グレードのKindle Whitepaperが2021年式モデルでUSB-C化したので、流石にOasisも次期モデルではUSB-Cを採用すると思う・・・。

*10:ただ、左右非対称となり見た目が悪く、デザイン的にあまり快く思わない人も居るのかも知れません。

*11:最近のAndroidアプリや最新のFire HDはどうかは知りませんが、少なくともAndroid版は無線LANスマホ側に依存するので5GHz帯で接続していればサクサクとダウンロードしてくれそうですが・・・。