昨年の3月くらいにMacBookPro(15-inch/2018)で利用するキーボードをMagic Keyboard(Magic Keyboard2/Lightingケーブルで充電するタイプ)からHappy Hacking Keyboard Professional JP(長いので以降HHKB Professional JPと省略)に切り替えました。
切り替えた理由は、単純にNUC8i7HVKで利用しているキーボードを変更した玉突きです。
NUC8i7HVKはゲーミングNUCとして利用していますが、導入当初はHHKB Professional JPでも問題ありませんでした。ただ、American Truck Simulator(ATS)をプレイし始めてF1〜F12のファンクションキーをそこはかとなく利用する機会が生まれてしまい、Fnキー同時押しが求められるHHKB Professional JPではゲーム操作が厳しくなってしまいました。*1
玉突きでMacで利用することとなったHHKB Professional JPを使い始めて約10ヶ月後、どうにもmacOS環境でHHKB Professional JPが使いにくく、Macで利用するキーボードをMagic Keyboardに戻しました。
HHKB Professional JPの何が不満なのか
端的にHHKB Professional JPの何が不満なのかと言うと、macOS利用時のキー配列が気に入りません。
厳密にはHHKB Lite2を使っていた頃*2から長らくWindows環境下でHHKBを利用してきた関係上、コピペを行う際にはキーボードの[A]キー左側にあるControl(Ctrl)キーを押し続けてきました。
macOS環境では、WindowsのCtrlキーに相当するキーはcommandキーなのでコピペ時にはControl(Ctrl)キーは押す必要の無いキーです。*3
・・・お察し出来る人もいると思いますが、HHKB Professional JPをmacOS環境下で使っていると、どうしても無意識にコピペ時にControl(Ctrl)キーを押してしまうんです・・・。
更に運が悪いことに、HHKB Professional JPでcommandキーに相当するキーは([Z]キーの下辺りに存在する)[◇]キーになります。・・・位置的にはMagic Keyboardのcommandキーと同じ場所なのに、これが何故か押せないこと押せないこと・・・。
近隣のHHKBロゴマークキー・Altキーに挟まれて配置されている上、キーの大きさが全部同じなので近隣の他のキーをポチッと押してしまいがちです。
その結果何が起きるかと言うと、Simplenoteなどエディタで範囲選択してコピーしようとすると(macOSではコピペ操作に無関係なControlキーやCommandキー周辺の意味のないキーを押して)cに置き換わり、ブラウザでURLをコピーしたと思い込んでペーストするとvが入力され、大変なフラストレーションが溜まります。
長年の癖と言うのは恐ろしいものです
ただ慣れの問題と言えばそれで終了ですが、考えてみればHHKB Lite2をなんだかんだ10年以上使い続けてきたので、私の中ではHHKB=Windowsで利用するキーボードと言う固定概念が完全にこびり付いてしまったようです。*4
ちなみに、Magic Keyboardではcommandキーの大きさは周辺のキーより多少大きいこともあり(大きさ的に自然に押せる・指先の感覚で「このキーだ!」と判断出来ることから)、押し間違えることは稀なのですが、いずれにせよHHKB Professional JPをmacOS環境下で扱いにくいと言うのは完全に私の手癖の悪さが原因です。
慣れの問題なので早々に解消すると思っていましたが、10ヶ月近く経っても「うん?うーん?」と言う有様なのでmacOS環境下でHHKB Professional JPを利用することを諦めました・・・。
正直、HHKB Professional JPの静電容量無接点式と言うスコスコと言う擬音がピッタリの入力感覚は大変にお気に入りなのでなんとしてでも使い続けようと思いましたが、今回ばかりは素直に諦めることとします。
そしてHHKB Professional JPが現在手元で余っている訳ですが・・・、・・・はてさてどうしたものか。
NUC8i7HVKはなんだかんだでLogicool K835 TKL(テンキーレスキーボード)を利用していますし、NUC8i3BEHはBluetoothキーボードで業務用PCと切り替えが行えるLogicool K380を利用中です。
それ以前にNUC8i7HVKから玉突きとなった要因であるRealforce 91UBKが棚の下部に放置されている状況*5です。そして保管庫には長年の利用でキーがテカテカしてしまいつつ、完全に清掃が行われていつでも再び職場に持ち込める状態に整備してあるHHKB Lite2*6が鎮座している有様です。
かと言ってHHKB Professional JPはもう入手出来ないキーボードですし、HHKB Professional JPを末永く大切に使うためにminiB to USB-Cと言うアレゲなケーブル*7を準備したりしているので、今のところ手放す予定もありません。
・・・が、どうやら高級キーボードのHHKB Professional JPは当分の間は購入時の箱に収められ、保存されることとなりそうです。うーん、どうしてこうなった・・・。*8
*1:一番利用するのがF5〜F8キー、カーナビ画面や現在受注している配送情報・車両のダメージ確認などを切り替える際に利用します。
*2:数年前までは廉価版としてHHKB Lite2と呼ばれる5,000円くらいで購入可能なHHKBがありました。HHKB Professionalシリーズとの大きな違いは(Lite2では)メンブレンスイッチを採用しているため、キーを入力したときの感覚が普通のキーボードと同じ「カチャカチャッターン!」と言う感覚です。
*3:ちなみに、MacキーボードにはControlキーも存在しています。
*4:多分、第1期上京時代からHHKB Lite2を愛用し、途中故障から使わなくなった時期もありましたが運良く代替品を入手して都落ち〜現在も続く第2期上京時代も使い続けてきたと言うか、異動前までずーっとHHKBをWindows環境下で使い続けてきたので、なんだかんだで20年近くHHKBをWindows環境下で使ってきたかも?
*5:91UBKは奥行きが思った以上にあるのと、根本的に超重量級の重さから上記のK835 TKLに置き換えてしまいました。
*6:まだまだHHKB Lite2で(本業の意味合い的に)稼ぐぞ!・・・と残しています。流石にキーのテカリ具合から処分したほうがいいと思いつつ、まだまだ使えますので・・・。
*7:HHKB Professional JPはminiBです。miniBってどんなやつだったっけ?と思われそうですが、ゲーム機で言うと初代PSPがminiB搭載だった・・・と言えばどのくらい古い接続規格か察せると思います。
*8:多分、最大の誤算はNUC8i7HVK調達時に「どうせA列車で行こう9くらいしかやらんやろw」と遊ぶ想定のゲームを限定してしまったことかと・・・。とは言え、ステアリングコントローラーのLogicool G29+専用シフターを買ってまでATSにドハマリするなんてのは流石に予測不可です・・・。