Re:シルの日々の戯言。

散財が生き甲斐になりかけている、デジタルガジェット大好き自称黄色いネズミの戯言。

実家NASの監視環境を整えないと・・・

コロナ禍ではありますが、4月末からのゴールデンウィークを利用して帰省しております。
帰省に合わせて気になっていた実家側NAS(Synology DS120j)の様子を見てみると、なぜだか電源が落ちておりました・・・。
どうやら配線を整理したタイミングでNASの電源ライン(コンセント)を引っこ抜いたような感じだったので、障害が発生した訳では無いようですが・・・もう少しちゃんとした監視環境を整えないと・・・と思った次第です。

・・・雑な監視環境は入れているんですけど、テレワーク用のツールを利用して手動で確認する方式の上、どうも同じく電源ライン引っこ抜かれたタイミングが重なったようで変にディスクチェックが入ったりで起動してなかったり随分と酷いことになってまして・・・。*1

どうやって監視するか

上記の通り、今までは一応雑な監視環境を整えていました。
ただ、手動で実家側の踏み台PCにログインして、踏み台PCからNASに繋がるかを確認する方式なのでリアルタイムに状況を把握することは出来ません。
ついでに、踏み台PCが落ちてしまったら監視以前で状況を把握出来なくなります。それ以前の話として、踏み台PCのスペックが酷いので下手なことをするとOSが落ちます。*2
そのため、安定した環境で何らかの監視環境を整えたいところですが、さてどうしたものか・・・。

雑に思い付くのはZabbixを利用すること。設定を入れ込んでしまえばやりたい放題好き放題できます。
現在、都内の自宅で作り込んだZabbix監視環境のようにDiscord辺りへ通知させるような環境*3を作れば、NASに繋がらなくなったら何らかの形で通知を受けれるようになります。

しかし、現在実家側にZabbixを突っ込めるようなPCはありません。現在踏み台として利用しているPCはスペック不足なので論外です。今回の帰省で実家側にVPN接続するべくRaspberry Pi 3B+にWireGuardを突っ込んだ上、DDNS Nowと呼ばれるDDNSサービスを利用した環境を組み込みましたが、Raspberry Pi 3B+の性能がお察しなので無茶すると崩壊します(1敗)*4
www.wireguard.com

更に言うなら、現在実家側で余っているハードウェアは何も無いので、何か思いついたとしても正直詰みです。*5

代替案としてはVPN張って自宅からZabbixで見るか

ハードウェアが無いので代替手段を考えると、上記の通り今回の帰省でRaspberry Pi 3B+にWireGuard突っ込んだVPN接続環境を整えたので、VPN経由でZabbix監視させるかどうか。
今回WireGuardでのVPN環境を導入した理由は、実家側の環境監視なので一応やろうと思えば繋がるはずです。雑に考えるならば、ZabbixサーバーにWireGuardを突っ込んでクライアントとして動くよう設定を突っ込んで、常時VPNセッションを張るように設定すればネットワーク的には繋がるでしょう。

・・・が、当初の予定としては必要なタイミングにWindowsクライアントからWireGuard経由で実家環境に繋げる想定だったので、同時接続台数は1台と言う大前提で環境を作り込んでいます。具体的には東京側で雑にWindows端末からWireGuardでVPNを張り、その端末から参照する前提で作成しています。

早い話が、今回はWireGuardを経由してZabbixで監視させる前提では作っていませんし、事前に検証も行っていないので構想以上のことは現在できません。
多分実現可能だとは思いますが、わざわざゴールデンウィーク真っ只中のタイミングであり「休暇なう」と言うタイミングでやるこっちゃないですし、少なくとも今はやりたく無いです。*6

ZabbixからSynologyのNASって監視できるのか?

先程からZabbixを連呼していますが、ZabbixからSynology NASの監視が可能かどうなのか?
結論から言うと、SNMPを利用しての監視が可能です。
kb.synology.com

更にMIBも入手可能なので、正しく設定していればアレコレと情報を引っ張ってこれます。なので、死活監視以外にもアレコレ情報を引っ張ってこれそうです。

・・・草稿を綴っている最中ではありますが、これ実は利点しかなさそうな気がするので、休暇が明け次第に本業(生業)の合間に急ぎ技術検証をしたほうが良さそうな気がしてきました。

とりあえずWoLは有効化した

監視環境を整えるのは色々と考えてから、まずは何らかの対応を行うこととします。
急ぎ、WoLは有効化しておきました。Synology NASのOSであるDSMだと、コントロールパネル→ハードウェアと電源→全般タブ→電源復旧から有効化出来ます。
WoL有効化するためには「電源の問題が修正されたときに自動的に再起動する」の機能も有効化する必要があります。・・・むしろWoLよりも、こちらの機能のほうが優先的に有効化させる必要があるような気がしますが、まぁ気にしない方向で・・・。

少なくともWoLが有効なら、今回仕込んだRaspberry Pi 3B+からWoLを気軽に叩けます。・・・と、言うか草稿を書きつつWoLで起動出来る雑なシェルスクリプト組んだので、単純に電源断が原因の場合は遠隔操作で起動出来るよう環境を整えました。ただし、Raspberry Pi 3B+が正常に起動していて、更にWireGuardでVPN接続出来ることが大前提条件ですが・・・。*7

あとはUPS辺りでも調達しておくとより幸せになりそうな気がしますが、私の(都内の)自宅ならまだしも実家にUPSは些か大袈裟*8なので、この辺で留めておいたほうが身のためのような気がします。・・・UPS入れても数年毎にバッテリー交換しなければ意味が無いので、安易な導入はランニングコストだけが増大するだけです。

とりあえず電源周りの対策はこれで大丈夫だとは思いますが、もう少しちゃんとした監視環境を整えないと駄目ですね・・・。
当初は放置で良いと思っていましたが、可能ならば監視を入れて可用性を高めていきたいところです。しかし、それは今後ゆっくりと考えていくこととします。・・・えぇ、少なくともゴールデンウィークの間は何も考えないで休みたいところです・・・。

*1:いつだかLinux用を称して買ったスティックPCにWindows10を再度インストールして、(NTT東日本IPAが実証実験名目で無償公開している)シン・テレワークシステムと呼ばれるツールを用いてリモート接続環境を整えていました。

*2:厳密には電源周りですね。純正電源が無くサードパーティ製USB-C電源を利用しているので、仕様上は合わせているはずなのに電源容量が足りないようで高負荷時に落ちたり・・・。

*3:なんでDiscord?と思われそうですが、独り身で通知が気軽にできそうなツールが無いかと探した結果Discordとなっただけで、深い意味はありません。

*4:余裕がありそうだからPi-holeを突っ込もうと思ったらうまく動かず、アレコレやってたら起動しなくなり、急遽持ってきたSurface Laptop 4にRaspberry Pi Imagerを突っ込んでUbuntu 22.04 LTSを焼いて環境つくり直しました・・・。

*5:処分し損ねたミドルタワーが数台転がってますが、Core 2 DuoとかCore 2 QuadとかCore i7-980Xとか骨董世代・・・。

*6:少なくともゴールデンウィークの期間は普通に休暇扱いにしたい・・・。ギラギラと意識高い『系』のように技術検証だなんだとかは「今は」頑張りたく無い・・・。休みたい・・・。

*7:一般的には必要十分どころかオーバースペックな環境ですが、冗長化構成も代替手段もなしにこれでOKと言い切っても良いのかとか思い始めたりするので、わたしの職業病は深刻なようです。

*8:実家のローエンドNAS+アルファのためにUPS入れるくらいなら、自宅のESXiマシン+ローミドルのDS218Play+アルファのためにUPS入れたほうが・・・。