先日Beats Fit Pro(フルワイヤレスイヤホン)を衝動買いしたお話でチラッと触れましたが、実はBeats Fit Proを購入する前日にNUCを1台衝動買いしていました。
sylve.hatenablog.jp
またコイツは(無駄遣いをして)・・・と思われそうですが、今回は明確な理由がありまして、VMware ESXi 8.0がリリースとなったので試す環境が欲しいと思ったのです。
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一応手持ちのESXi 7.0環境に入れ子としてESXi 8.0を導入して遊んでいましたが、ESXi 8.0上に立てた仮想マシンがESXi 7.0を経由して外部のネットワークに接続できないトラブルが発生したため、素直に2台目の物理マシン導入を目論んだ次第です。・・・ちなみに、ESXiを入れ子で構成することは(そのESXi向けの)仮想マシン作成時に「やめとけ？」と警告されるので、何が起こっても動作保証対象外です・・・。
そんな目論見を考えていましたが、「手違い」からESXiを動かす苗床のNUCは返品となってしまいました。具体的な状況は性根腐ったモンスタークレーマーではないので戯言日記に記録として残す気はありません・・・が、恐悦至極・・・は言い過ぎですがなかなかレアなパターンだったのでトラブルだけど楽しませて貰いました。*1
しかし、その裏でそのNUCで利用する前提で1つ部品を購入してしまいました。ESXiで遊ぶ想定なので、仮想マシンの保存領域向けに1.92TBの2.5インチSATA SSDを大枚叩いて買っちゃってたのです・・・。
抑えてしまったSSDについて
- 入手元: じゃんぱら
- 商品名: Micron 5300 Pro(1.92TB)
- 浪費金額: 税込み13,800円(中古)
返品済みのNUCは2.5インチSATAが1台搭載可能だったので、ESXiのデータストアとして利用することを鑑みてなるべく大容量のSSDを抑えたく、今回確保しました。
当初は6,000～7,000円前後で1TBくらいのSSDを考えていましたが、ちょうどMicron 5300 Proの1.92TBモデルを見かけ、調べてみるとエンタープライズ(業務)向け製品と判明しました。
中古SSDなので劣化具合が不透明なことから、本来ならば避けるべき・・・と言うか、ESXiで利用すると言うことを鑑みると劣化具合が不明な中古品は「禁忌」に近い選択です。しかし、エンタープライズ向けで高耐久製品であること・型番で調べると一応現行商品であること(=耐久テストと称して意図的に負荷を与えない限り極端な劣化の可能性が低いこと)から極端に劣化している可能性が低いと思われることから、博打に出た次第です。
何かとSSDレビューで見かけられるCrystalDiskInfoでチェックすると極端な劣化はなく、秋葉原のその手のお店では通常価格8万くらいの製品を約1.5万円で入手できたので、目先の浪費金額の観点では万々歳な結果です。
約2TB SSDの使い道を考える
ESXi 8.0の検証機として確保したNUCで利用する想定でしたが、上記の通り返品になってしまったため、部品だけが手元に残りました。
替わりになる小型のPCを探してみたものの、いい感じのPCが見つかりません。ESXiを動かす前提のためメモリ増設が不可避なのでメモリ代がマシマシだったり、プリインストールOS保全のために追加でM.2 SSD確保が必要だったり、私にとって都合のいいPCが見つかりません。*2
「NUCを返品したので要らなくなった！」・・・を理由に返品・返金はできませんし、CrystalDiskInfoでチェックして「うん大丈夫、当たりだね！」とか自己チェックして初期不良で返品の可能性も自ら消し去った以上、手持ちのPCに組み込んでなんとか有効活用せざるを得ません。
・・・とは言うものの、意外と手持ちのPCで2.5インチSATAのSSDを組み込める機種は限られていまして、候補としては以下の2台に限られます。
- DeskMini 310(ESXi 7.0搭載サーバー)
- NUC8i5BEH(デジタル放送録画サーバー)
このうちNUC8i5BEHは2TBのHDDを利用しているためSSDに置き換える意味はありそうです・・・が、該当の2TB HDDは録画データを保存するための領域として利用しているため、SSDレベルのディスク速度は必要としていません。*3
そうなるとESXi 7.0が動いているDeskMini 310ですが、M.2 NVMe 500GB SSD+2.5インチSATA 1TB SSD+2.5インチSATA 500GB SSD(システムドライブ)の構成となっています。
2.5インチSATA 500GB SSDはシステムドライブ(ESXiのシステム領域)が格納されているため、残念ながら換装することは出来ません。・・・換装して環境をESXi 8.0にバージョンアップしてもいいのですが、既に利用中の環境であることを鑑みると安易にバージョンアップするのはリスクの塊といいますか、問題が発生して様々な環境*4が潰れてしまうとボク泣いちゃいます・・・。
そんな事情から換装するとしたら、2.5インチSATA 1TB SSDがターゲットになります。
本来ESXi 8.0検証機で使う予定だったSSDをESXi 7.0運用機で使うと言うのは皮肉的な何かを感じますが、候補としては悪くはないかと思います。
実際問題、仮想マシンのスナップショット*5だ何だと意外と容量を消費するため、現在利用している1TB SSDでは結構ギリギリだったので環境をアップグレードする機会です。
玉突きで余った1TB SSDをどうしよう？
データの退避に難儀しましたが、とりあえずESXi 7.0サーバーにMicron 5300 Pro(1.92TB)を組み込めました。
また今まで使ってきたSSDが一般向けブランド(Seagate BarraCuda 120)だったことを鑑みると、本来あるべき姿に是正されたとも言えるでしょう。
そして換装により余った1TB SSDですが、調べる限りどうやらThinkPad T440pに無理矢理ESXiを入れて利用していた頃からの、なかなかの歴戦のパーツ*6のようです。
sylve.hatenablog.jp
先程Micron 5300 Proの劣化具合チェックで利用したCrystalDiskInfoで、取り出したSSD(Seagate BarraCuda 120)の劣化状況を確認しましたがまだ80%後半とそこまで劣化は進んでいないご様子・・・。
自分で使う分には問題ないレベルだと思うので、一旦部品箱のなかに収めておこうと思いますが・・・さてどのように使おうか・・・。
*1:そもそも中古品買ってるので何かあっても仕方ないと言うか、そのために初期不良対応やら中古保証やらと言う制度があるわけでして・・・。
*2:惜しかったのが、(未だにしつこい対応されたことを根に持ってグチグチ書いてるが)営業・声掛けがウザくない何号店か忘れたPCコンフルのThinkCenter M70q Tiny、本体価格がNUC購入金額+数千円だったもののメモリが少ないので増設必須+プリインストールOS保全のためのM.2 SSDを考えると・・・。
*3:もし4K解像度の録画データと言うならまだSSD化する意味はありますが、現状は最高でもFHD解像度・・・を容量抑制のためにHD解像度相当まで落として自動エンコードしているので、HDDでも事足ります。
*4:検証用と称しているものの、Pi-hole(AD Block/DNSサーバー)兼WireGuard(VPNサーバー)が入っていたり、自己ナレッジやGitLabサーバーが入ってたり、(他人から見れば些末な機能でしょうが)実は運用中のサーバーがいくつも入ってまして・・・。
*5:静止点と言いますか、本職の目の前で安易にこの例えを発言すると全力で顔面グーパンor釘バッドで脳天フルスイングでブチギレるので注意が必要ですが、スナップショットとは大衆向けに多少語弊はありますが分かりやすい表現で言い表すと簡易的なバックアップ機能です。
*6:約2年半前なので「歴戦」でも無いと思いますが、ESXi・Hyper-Vと仮想化環境のストレージとして使ってきました・・・。
