Re:シルの日々の戯言。

散財が生き甲斐になりかけている、デジタルガジェット大好き自称黄色いネズミの戯言。

思惑があり10GbE環境やめました

近年では一瞬で通り過ぎるようになった春の季節に、10GbEはじめましたと言う記事を公開しました。
当時入手したNUC9i7QNXと言うNUCでPCIe x16とPCIe x4が利用可能なので、10GbEデビューとしてSPF+を搭載したNICをオリオスペックで調達した次第です。
sylve.hatenablog.jp

当初はNutanixサーバーとして利用する予定がリソース不足で断念、ならばGPUパススルー前提のProxmox VEサーバーとして活用を考えるも構成都合の問題*1で断念、最終的に手持ちESXiサーバー(NUC10i7FNH)をProxmox VEに作り変えるための暫定ESXiサーバーとして使ってきました。
OSの入れ替えも終わり、Proxmox VE上でNested(仮想化環境の入れ子)でESXiを動かしてデータ移行をゴリ押しで終えたため、暫定ESXiサーバーとしての用途が終わってしまいました。
sylve.hatenablog.jp

用途を終えたので売却と言う選択もありますが、私の環境下でPCIe x16とPCIe x4が使えるNUC9i7QNXは唯一無二の存在*2のため、手元に残して何らかの用途で活用していこうと企んでおりました。

今回衝動買いしたグラボについて

  • 入手元 : じゃんぱら
  • 商品名 : 玄人志向 GG-RTX3050-E8GB/SF
  • 浪費金額 : 税込み27,450円(クーポン利用後/送料込み/中古)

唐突に衝動買い宣言に加え、GeForce RTX 5000シリーズが見えてきた今のタイミングに謎のRTX 3050衝動買いと意味不明な行動に見えますが、一応経緯はあります。

遅ればせながら生成AIに興味を持ちまして、Stable Diffusion辺りを動かせる環境が欲しいと漠然と考えていましたが、現在NUC9i7QNXに搭載しているQuadro P600では性能問題・VRAM 2GBと言う問題からグラボ買い替えは必須でした。
メインPCではeGPU経由でGeForce RTX 3070を使っているので、Radeon系列でも・・・と思いましたが、Stable Diffusionを動かすと言えど現在雑多な用途で利用しているNUC8i5BEKと用途統合も考えているため、利用するならWindows OSを使いたく、その場合はどうしてもGeForceを選択する必要がありました。*3

そして搭載予定のNUC9i7QNXは搭載可能なグラフィックボードのサイズに制限があり、以下のサイズに収まることが絶対厳守です。

搭載可能なビデオカードサイズは202(W)×39(D)×131(H)mmまで

https://weekly.ascii.jp/elem/000/004/031/4031926/3/

(現在搭載中の)Quadro P600は1スロット仕様でボードサイズを意識する必要もないくらいの大きさでしたが、NUC9i7QNXでStable Diffusion辺りを動かして遊ぼうとする場合、上記サイズに収まるボードと言う足枷があります。
一般的にはGeForce GTX 1660シリーズが適合、一部ASUS製グラボでNUC9i7QNXに適合したRTX 2070が存在するようですが、(特にNUC9i7QNX適合サイズのRTX 2070を)今から入手するなんてことは不可能です。
そんな中、どうやらRTX 3050ならギリギリ収まるモデルがあると知り、調査を重ねに重ねて見つけ出したのがこのボードです。
www.kuroutoshikou.com

正直手持ちのGeForce RTX 3070の2グレード下・・・と言うか、実質的にGeForce RTX 3000シリーズの最廉価版のため、性能はお察しくださいです。
一応GeForceシリーズなのでゲーム周りはそこそこ動くようですが、FHD解像度止まりをターゲットとしているため、4K液晶をメインモニターとしている私の環境では(ゲーム周りの性能は)期待できないでしょう。*4

ゲーム以外でも、GeForce RTX 3000シリーズの最低クラスなボードなので、生成AI周りでの性能も「酷いこと」が想定されます。
ただ、お試しであること・利用ハードウェアの制限から他の選択肢が無いことから、現時点ではRTX 3050で満足せざるを得ないでしょう。・・・まぁ、あまり興味を持たず・モデルやら何やらの扱いの面倒臭さから速攻で飽きる可能性も微レ存ですし・・・。

GeForce RTX 3050ってことは・・・

衝動買いしたグラボでお察しできると思いますが、近年のグラフィックボードは基本的に2スロット仕様です。
今回搭載する予定のNUC9i7QNXも一応2スロット厚までは対応する機種ですが、現状Quadro P600+10GbE NICの組み合わせです。

・・・GeForce RTX 3050搭載するってことは、入手した10GbE NICが使えないやんけ!!!11

一応Thunderbolt3接続で10GbEは存在するので(10GbE環境を)存続させようと思えば存続可能ですが、Amazon.co.jpを探ると普通に4万円以上の金額と言う費用面の問題から、10GbE環境は辞めます!

・・・辞めるとは言うものの、ネットワークスイッチ側が10GbE対応SFP+端子搭載モデルなので、その気になれば「10GbE再開しました!」と気軽に宣言できる・・・はず。
・・・まぁ、SFP+なので汎用性を持たせるために(10GbE対応の)RJ45への変換アダプタを準備しておいたほうが良さそうな気がしなくはないですが、当面の間は利用していたSFP+ポートはブランクポートとして放置することになりそうです。

生成AIで遊ぶのはもう少し後の話

とりあえずグラボを確保しましたが、生成AIで遊ぶのはもう少し後になりそうです。

まずは酷暑著しいお盆の時季に珍しく帰省*5してたため、この記事を公開している時点では実はグラボの受取が出来ていません。・・・帰省出発前日くらいに最短で届く可能性があり、実際問題順調に配送が進み帰京日前日には最寄りの配送営業所に届いていたようですが、変な博打を打って帰省中に到着・受取失敗は配達員の方に失礼なので確実に受け取れる日程でお願いした次第です。

また、手持ちOSライセンスが旧Windows10 Homeライセンスしかなく、メインPCからリモートデスクトップ接続で利用したい意向があるため、別途Windows11 Proライセンスを確保する必要があったりなかったり。
手持ちのWindows 10 HomeライセンスはWindows11 Homeとしても使える関係上、ProへのアップグレードライセンスをOS経由で注文すれば良いだけの話ではあるものの、無難にパッケージ版Windows11 Proを1つ抑えておこうかと*6考えているので、ライセンス周りが確定するまではあまり環境設定を押し進めることが出来ません。

いずれにせよ、せっかく遊ぶのにちょうどいい用途を思いついたので、生成AIを楽しんでいこうと思います。・・・まぁ、データモデルの扱いやら生成データの扱いやら問題が多そうなので、ブログ記事にするのは(変にアンチ生成AIな外野から攻撃されかねないリスクを鑑みると)難しいですが・・・。
・・・しかし、雑に調べてるだけなのでよく分かりませんが、GeForce RTX 3050だとどのくらいの勢いで生成してくれるんだろうね?その手のWeb記事を斜め読みしていると「ぼくがかんがえたさいきょーのAI生成グラボはこれ!」と言う記事では思考停止でRTX 4090を挙げてきたり*7、RTX 3060の12GBがコスパ最強!(他は産廃)*8みたいな極端な情報しか出てこないので、不安に思う部分は多々ありますがまずは興味を抱いたのでAI生成を楽しんでみようと思います。

*1:端的に言うとPCIe x16とPCIe x4と(PCIeが搭載されてる)ベースボードのM.2が1つのグループとして認識されているため、GPUパススルーの設定をするとPCIe x4とM.2(実質SSD)が瞬断すると言う問題・・・。

*2:eGPU BoxでPCIe x16が使えるものの、意外とPCIeをガッツリ使えるPCって長らく所有してきませんでした。

*3:RTX 3070あるならメインPCで試せばいいじゃん・・・と思われそうですが、事例はあるようですがeGPU環境で生成AIってのは無用なトラブルを呼び込む未来しか見えないので・・・。

*4:ただし、手持ちのGeForce RTX 3070はeGPU経由=PCIe x4相当での動作でボトルネック多数であることを鑑みると、NUC本体のPCIe x16に直結環境のRTX 3050との性能差は意外と少ない・・・かも知れませんね。

*5:親の年齢的な意味合いで、様子を見に行く予定です。

*6:近年はMicrosoftも無料アップグレードの方針になってきましたし、パーツ紐付けライセンスのDSP版よりはパッケージ版買ったほうが使い回すときに便利なので・・・。

*7:パワーで回せば強いのは真理ではあるものの、RTX 4090いくらすると思ってんだよ・・・。

*8:実際問題、ミドルエンドながらRAM 12GBモデルがあるので、ボードサイズに制約が無い+安く適当に生成AIで遊ぶならRTX 3060(12GB)がジャスティスだとは思います。