先月ですが、Stable Diffusionで遊ぶために手持ちの機器で遊ぶことを目的に、GeForce RTX3050を衝動買いしました。
sylve.hatenablog.jp
まずは東北ずん子・ずんだもんプロジェクト(ずんずんプロジェクト)が公開・提供している学習データを利用してLoRAモデルを作成し、東北3姉妹を中心にStable Diffusionで戯れていますが生成の遅さが気になります。
当然GeForce RTX3050は(GeForce RTX3000シリーズの中では)最ローエンドモデルなので遅いのは仕方がありませんし、検証機にしているNUC9i7QNXに収まるサイズのグラボは限定的なので他の選択肢がありません。
・・・と思い込んでたのですが、どうやらGeForce RTX3060のVRAM 12GBモデルでNUC9i7QNXに収まるサイズのグラボが存在すると知り、居ても立っても居られない状況に陥りました。
今回衝動買いしたGeForce RTX3060について
見た目は少しだけ小さめのGeForce RTX3060ですが、実はNUC9i7QNXに収まるくらいに*1小さいグラボです。
またミドルエンドクラスでありながらVRAMが12GBもあるため、RTX3060はStable Diffusion入門用グラボとして界隈では認識されているモデルでもあります。
今回思考停止で調達した理由ですが、入手元のパソコン工房の中古品は指定日と土日祝日は中古商品が(指定商品限定ですが)10%OFFになり、私にとって願ったり叶ったりの大きさなRTX3060(GV-N3060WF2OC-12GD)も10%OFF対象だったこと・パソコン工房のポイントが貯まってたので少しばかりポイント消費でお値引きで更にお安くなったことが原因です。
価格を理由に衝動買いというのは賢くない行為の代表格とされていますが、今回を逃したらNUC9i7QNXに収まるサイズのRTX3060がいつ入手出来るかが分からなかったため、思考停止気味に飛び付いた次第です。*2
不安要素としてはStable Diffusionで酷使するような用途なのに中古商品で済ませたこと・・・ですが、現段階ではまだ「技術的に画像生成AIが気になる」の段階なので、導入・調達コストを最優先した次第です。
近年はマイニングで酷使されたものも存在すると思われるので積極的にオススメはしませんが、「中古=マイニングで酷使され圧倒的性能劣化!産廃!!」と短絡的な思考に陥らず、正しくリスクを認識の上で中古グラボに手を出すのも1つの手です。*3
ワングレードだけアップでも大きな差が
帰宅早々に換装し、意外とギッチギチやなwwwと草生やしつつ*4お試しで生成してみました。
とりあえず、(Xだとずんずんプロジェクト公式の目に留まりエッチ気味な絵もRTされちゃうので)*5Blueskyにアップしたこの東北イタコさん生成時のプロンプトで・・・
bsky.app少々エロティック過ぎるので、(ずんずんPJ)公式に拾われないよう(!?)Bluesky限定で、セクチーな水着のイタコさん。 若干指の描写が怪しいし、ポニテの一部が分離してる部分があるけれど、海から上がってきてキメキメで攻めてる感じ。 プロンプトは後ほど・・・。
— シルベスタ岡崎 (@sylveokazaki.bsky.social) 2024-08-29T06:39:29.887Z
細かな条件は長くなりますし、画像生成AIナレッジ記事でもないので詳細は割愛しますが、RTX3050だと約12〜13分掛かってた処理がRTX3060では約7.5分くらいと結構処理時間が短くなりました。
またVRAMにも余裕があり、LoRAモデルを作る時のパラメーターをもう少しイジって調整が出来そうなので、この辺も再挑戦したいところです。
ただ、これ以上を求めようとすると(GeForce)RTX40xxが必要になるでしょうし、そうなるとNUC9i7QNXに収まるグラボが相当限られてしまうと思われます。*6
そのため、これ以上の環境は考えず使い潰す方向で進めていこうと思います。・・・えぇ、この環境で1年くらい経過してなお画像生成AIで遊びたいと言うのなら、その時により高性能な環境を整えるかどうかを考えることとします・・・。
*1:ちなみにNUC9i7QNXに収まるグラボの大きさは202mm × 39mm × 131mmです。
*2:入手機会が限られる点で惑わされた感が拭えませんが、当面NUC9i7QNXで画像生成AIのStable Diffusionで遊んで行く予定のため、VRAMが多くてNUC9i7QNXに収まる現実的な価格のグラボに目が眩みました。
*3:ジャンク品で無ければ最低限の中古品保証がありますので、少なくとも購入直後から動かないって場合は交換・返金などの対応は受けれます。・・・ソニータイマーのような何かで中古保証期間が過ぎてから故障した場合は詰みですけど・・・。
*4:形状都合で通常の8Pinが刺さらず、仕方無く6Pin+2Pinのコネクタを使ったり、何気に苦労しました。
*5:えっちなのは「こっしょり」やるものと言われてるので、まして画像生成AIのイラストなのでチョット配慮してます・・・
*6:NUC9i7QNXに収まるサイズでこれ以上となると、業務用のNVIDIA RTX2000 Ada辺りでしょうか?性能面ではRTX3060同等のようですが、RTX2000 AdaはVRAMが16GBなので、(省電力構成と言うのもありますが)VRAMを食い潰すような用途なら乗り換える意義があります。