結局Raspberry Pi Zero 2 Wを抱き合わせ販売で購入したのでBanana Pi M2 Zeroを買うことはありませんでした・・・が、参考にしたはてな村の方が割とマニアックな方で、非常に興味を惹かれるガジェットを多数紹介されていること・・・。
そんな訳で今回はBanana Pi M2 Zeroの情報を漁ったが為に毒された訳です・・・。
当然Linuxを動かす関係上、別途キーボードが使えたほうが入力しやすいですし、USB-NICでネットワークにつながったほうがSSH経由でコマンドを叩けるのでUSBハブも購入。ついでに電源供給可能なOTGケーブルも必要とのお話だったので、妙にマニアックな補助電源付きOTGアダプタを確保しました。
・・・なんでUSB-C to USB-Aアダプタ買ってんだよ!となりそうですが、手持ちのRaspberry Pi Zero 2 Wと共有を見越して+今はUSB-Cなら変換アダプタでmicroBだろうがUSB-Aだろうが変換しやすいのでUSB-Cのハブを買ったのが原因です・・・。*1
結構前から「Raspberry Pi 4 NAS」と書かれたステッカーが貼られた帯電防止袋に入った商品がありまして、最近になって気になって調べてみるとRaspberry Pi 4 Bで利用可能なSATA HAT(アドオンモジュール)+専用ケースのNASキットで、2.5インチHDD/SSDを最大4本搭載可能になると言うシロモノです。
当初は情報の探し方が悪くてあまり細かい情報が得られませんでしたが、なんとか公式販売ページと公式Wikiを見つけ出してしまったので、悪い意味で思い切ってしまった次第です・・・。
SATA HAT有効化に必要となるソフトウェアの導入方法は当然ですが、リビジョン次第では必要となるファームウェアの更新方法も(別途公式フォーラムの該当記事リンクですが)掲載されています。
また、組立方法もYouTubeの動画リンクが貼られているので、組み立て〜SATA HAT向けソフトウェア導入までは公式Wikiで必要な情報をゲットできます。
なお、公式WikiではRaspbian(Raspbery Pi OSの旧名)のbuster(32bit)またはUbuntu Server 20.04 LTS(32bit/64bit)の3つのみに対応と掲載されていますが、現在はRaspberry Pi OS buster(64bit)にも(β版扱いですが)対応しています。
更に、現行OSであるRaspberry Pi OS Bullseye(32bit/64bit)も動くと言えば動くと言う情報がフォーラムに掲載されています。(なんかオーディオにノイズが乗ると言う文句がついてますが、NASでオーディオ?)*7 forum.radxa.com
OpenMediaVault
OMV does not support using USB storage as RAID device. If this is your use case you will have to create the RAID yourself (using either MD-RAID or btrfs), update /etc/fstab to mount on boot, and use openmediavault-sharerootfs package to share it via OMV.
OMVはNASシステムなので、本来ならばRAID構築時はOMV側で好きな設定をやりたい放題できます・・・が、OMV側の設計思想として「USB接続と言うものが信頼に値しない接続規格なので、何が何でもOMVではUSB接続のストレージではRAID組ませません!」・・・と言うことです。*9 SATA HATなのにナンデ!?と思われそうですが、実はこのSATA HATシレッとUSB3.0側のポートを4つ専有する特殊ドングル*10を利用してRaspberry Pi 4 BとSATA HATを接続しているので、実はUSB接続のストレージだったりします・・・。
SATA HATを利用した場合、接続したディスクは(差し込むポート次第ですが)/dev/sda〜sddとして認識されます。*16
手始めにそれぞれのディスクに対し、ファイルシステムの作成を実施します。その際、RAIDフラグを有効化することを忘れず実施してください。LinuxでソフトウェアRAIDは今回が初めてなので、RAIDフラグなんてものが存在することを、このNASキットを組み立てるに辺りワタクシ初めて知りましたわ。
ディスクは新規に購入した直後のディスクを前提としています。もし手元の雑なディスクを使い回す場合はひと手間(ディスクの初期化)が必要になると思いますので、ゆっくり(Googleで検索)していってね!!!11*17
ここから時間の掛かる処理です。もしNASキットのケースをまだ閉じていない方は、今のうちに閉じないと数時間は何もできなくなります。 SATA HATのユーティリティでOLEDや冷却ファンの動作設定を行おうと考えている方、RAID構築中に設定反映するとSATA HAT自体が再起動するのでRAID構築中だろうがぶった切られるので辞めておいてください。(1敗)
四苦八苦しましたが、なんとかSATA HATを利用したRaspberry PiNAS(QUAD SATA KIT for Raspberry Pi 4)を使えるようになりました。
とりあえず作った実質自作NASですが、ちょうどデジタル放送録画サーバーのデータ保存用に利用しようと思います。・・・えぇ、録画データの保存で結構メインのNAS領域*24が喰い潰されてしまい、新しいNAS欲しいなぁ・・・と思っていたので、それはもうガッツリと活用させて頂きます。
・・・しかし、2.5インチHDDでNAS用がもう売ってないからとは言えど、あまり耐久性が無いと思われるNASに合計2万円近い金額をつぎ込んでしまうとは、コスパ悪いことやってるなぁ・・・。いや、RAID5を組める環境を(手元にRaspberry Pi 4 Bが余ってると言う前提条件で)2万円で入手出来たと考えれば案外安いかいもの・・・なのかも知れないですが・・・。
*1:妙にネッチネチで刺々しい酷い表現の理由はRaspberry Pi Zero 2 Wの衝動買い日記参照、恐らく転売対策なんでしょうが現在Raspberry Pi Zero 2 Wは抱き合わせでしか売ってくれません・・・。
昨年たまたまRaspberry Pi Zero WHを(Game Pi 20とセットで)衝動買いしましたが、色々とあり部屋の肥やしと化しています。
厳密にはセットで購入したGame Pi 20の液晶性能があまりに酷く、みんなでまもって騎士 アマゾンのダイエット大作戦*1をまともにプレイできないことが起因ですが、それ以外の使い道が見出だせずに放置していました。・・・と、言うか既にGame Pi 20はどうしようも無いので破棄してたり・・・。 www.ancient.co.jp
そうこうしている間にRaspberry Pi Zero 2 Wが発売開始・・・しているものの、超絶欠品で入手できず、秋葉原界隈では抱き合わせ販売と言う結構悪質な販売手法で僅かばかり流通している始末です。
当初は(既に手元でRaspberry Pi 4 Bを持て余していますし)あまり気にしていませんでしたが、Raspberry Pi 3 B相当品と言うお話を聞いたため、手持ちのRaspberry Pi Zero用のケースを有効活用すべく興味を持ってしまいました・・・。
Game Pi 20を衝動買いした千石電商で抱合せと言う悪質な販売手法により、本体(Raspberry Pi Zero 2 W)だけなら3,000円程度で済むが多くの人からすると不必要な電源・microSDカード・ケースなどなどモリモリ盛った・品薄を良いことにやりたい放題しているセット商品に手を出してしまいました・・・。 www.sengoku.co.jp
大変なまでに酷いことを書いていますが、実際問題スターターキットとしては優秀な商品だと思います。これだけ買えば(ご親切なことにRaspberry Pi OS書き込み済みmicroSDまで付属しているため)何も考えずに遊び始めることができますし、親切丁寧にmini-HDMI変換アダプタやらmicroUSB変換ケーブルやらも付属しているので、必要なものを買い忘れて土日両日秋葉原訪問と言うことを行わずに済むので初心者の方には非常に有難い限りの商品だと思います。・・・ので、これ以上突っ込むのは辞めておきます。えぇ、既存の無印Zero WHユーザーなので本体だけあれば事足りるのに、3倍以上の金額を無駄に払ってスターターキットを買ったため俗に言う「ムシャクシャしていた」状態*2なだけかと思います。
RetroPieは(動作基盤はRaspberry Pi OSですが)ゲームエミュレータの実行に特化したイメージで、早い話が合法的なデータがあればファミコンだろうがファミコンだろうがファミコンゲームを動かせます。・・・なんでファミコン特化なんだよwwwなのは、合法的に所有しているのが冒頭に書いた(ファミコンエミュで動作する)アマゾンのダイエット大作戦だけなので・・・。*3
・・・しかし、アレです。以前(Raspberry Pi Zero WH+Game Pi 20買ったとき)もそうですが、これ合法的に生成したROMファイルをぶち込んで動かしたくなる衝動に駆られますね・・・。
今のところ私の手元にはROM吸い出しツールは無いですし、根本的にファミコンカセットも無いのでどうしようも無いのですが、エミュレーターで合法的にプレイする環境を整えたくなってきます。*4
閑話休題、そんな訳でRetroPieを焼いたわけですが、(この草稿を作成しているタイミングでは)RetroPieはRaspberry Pi OSのBuster(1世代型落ちバージョン)を利用しているので、EOLの観点で(すぐに打ち切られることは無いとは思いますが)大丈夫なのか今後が心配です・・・。
Raspberry Pi 4 Bを持て余している中で購入する意義があるのかと問われると何も言えなくなっちゃいますが、Raspberry Pi 3レベルの性能が板ガムより一回り大きいくらいに詰まっているので夢が広がります。
今のところはRetroPie導入し、上記(Game Pie 20の液晶性能の酷さ)でショボーンとしていたアマゾンのダイエット大作戦(NES/FCエミュ向けゲーム)を「普通のディスプレイ」で満喫することとしますが、いつまでもゲームエミュ専用と言うのは勿体ない限りです。
Raspberry Pi 4 Bよりは性能は低いものの、超小型で雑なmicroUSB電源でも動作するので*5割と扱いが楽だったり・・・。
ネットワーク周りが(USB-NICを使わない限り)無線LAN限定になってしまいますが、超小型サーバーとして使っても良いですし、雑に走らせておくARM基盤のサーバーとしてもいいですし・・・。
まぁRAMが512MBしか無いのであまりヘンテコな用途には扱えませんが、大枚叩いて買ったRaspberry Pi Zero 2 W、有意義に使っていきたいところです・・・。