Re:シルの日々の戯言。

折れた心が少しだけくっついたから何かを綴ってみるテスト。

Lineage OS 17.1がNexus6向けにリリースされてたので入れてみた

Lineage OS 17.1が2020年4月1日にリリースされ、そのタイミングで手持ちのNexus6向けLineage OS 17.1が含まれていなかったのでショボーンとなりつつ、17.1対応機種を衝動買いするか否か悩みつつ緊急事態宣言が発動されてしょぼくれて、異動後も変わらずIT屋なのにテレワーク環境が全く整っておらずコロナ感染耐久通勤を強いられつつ*1週末は引き篭もる生活を強いられていました。
lineageos.org

そんな中、Lineage OS 16.0を入れてたNexus6がアップデートできねーぞ!と言い出したので調べてみると数日前からLineage OS 17.1が配信され始めたようで、OTA以外の手段でアップデートする必要があることに気付きました。
download.lineageos.org

おっ?と思って漁ってみると、どうやらLineage OS公式ROMとしてNexus6とPixel1/1 XL向けに17.1がリリースされたとの海外ニュースが出ていました。
www.androidpolice.com

Lineage OS 17.1をNexus6に入れる準備

私の場合は既にLineage OS 16.0をNexus6に入れてるので単純にデータ突っ込むだけですが、一応必要なものをリストアップしておきます。

Android Studio

developer.android.com

Androidアプリ開発ツールであるAndroid Studioを入れます。・・・本当はSDK Platform-Toolsだけで良いのですが、2020年4月中旬のタイミングでは何故かダウンロードリンクが有効に機能せずダウンロード出来なかったのでAndroid Studioをダウンロードすることに・・・。*2

デフォルト設定のままAndroid StudioをインストールすればSDK Platform-Toolsも勝手に入り、Windowsの場合は以下のフォルダパスに格納されているので、ユーザー環境変数のPATHに設定してあげればOKです。

C:\Users\[ユーザID]\AppData\Local\Android\Sdk\platform-tools

TWRP

dl.twrp.me

カスタムROMを導入する場合に必須となるカスタムリカバリツール、機種別に準備されているので最新版をダウンロードしておきます。
Nexus6の場合、この戯言を綴っている時点では2019/05/21公開の3.3.1-0が最新版なのでダウンロードしておきましょう。

OpenGApps

opengapps.org

大雑把に言うとGoogle Playやら何やらの一式です。Lineage OSにはGoogle Playは含まれていないため、別途入手しておく必要があります。
Nexus6の場合は、PlatformはARMです。また、Lineage OS 17.1はAndroid 10相当なので、Android項目は「10.0」を選択しましょう。Variantは最上位がmicroなので、microで構わないでしょう。microだとGoogle Play以外には目立った部分だとGmailやPixel Launcher、Googleカレンダーが追加されるくらいです。最小構成思考ならpico/nanoを選択しても構わないと思いますが、特に理由が無ければ選択可能な範囲では最上級のmicroで構わないでしょう。・・・あぁ、間違ってもAndroid TV向けのtvstockは選んじゃ駄目ですよ。どうなるか試していませんがLineage OSはスマホタブレット向けのカスタムROMなんですから・・・。

Lineage OS 17.1

download.lineageos.org

本命のLineage OS 17.1、公式でROMデータが配布されているのでそれを利用します。
・・・まぁ、技術力溢れるGEEKな人ならば自力でビルドしちゃっても良いと思いますが、私は他力本願なので提供頂いたデータを利用します。

ダウンロードするのはlineage-17.1-yyyymmdd-nightly-shamu-signed.zipの方で、リカバリーイメージの方じゃ無いのでご注意を・・・。

インストール方法

公式に導入方法が書かれてるので、それを見ながらやればOKです。
wiki.lineageos.org

例の如く英語なので、俗に言うアメリカ語*3の読解力が求められますが、そんなに小難しいことはやってません。

ざっくりとやり方を晒すならば・・・

  • Nexus6のデータをバックアップする。やり方は自由だけど作業過程でデータ消すので必要なデータは退避させておくこと。
  • USBデバッグモードを有効化させる。
    • 設定からデバイス情報項目をタップする。
    • ビルド番号と書かれたところを連打しているとデベロッパーモードが有効化される。(PIN入力がもとめられるかも)
    • 設定からシステム項目をタップする。
    • 詳細設定をタップし下の方にスクロールすると「開発者向けオプション」項目があるのでタップする。
    • デバッグ項目に「Androidデバッグ」欄があるので、有効化させる。
    • USBデバッグを許可しますかの旨のメッセージが表示されるので「許可」をタップする。
  • コマンドプロンプトを起動する。
  • 「adb reboot bootloader」と入力する。
  • 「fastboot devices」と入力する。
    • 何らかの応答があることを確認する。
  • 「fastboot oem unlock」と入力する。
    • OEM Unlockが行われてアレコレやりたい放題出来るようになる。
    • Nexus6の場合、このコマンドを打ち込んだ後に起動させるとデータ初期化が走る。
  • 「adb reboot bootloader」と入力する。
    • 再起動させてブートローダーを呼び出す。
    • もし普通にスマホが起動してしまった場合は、一度電源を落としてからボリュームDownボタンを押しつつ電源投入でブートローダー画面に入れる。
  • 「fastboot devices」と入力する。
    • 何らかの応答があることを確認する。
  • 「fastboot flash recovery [ダウンロードしたTWRPのimgファイル]」と入力する。
    • 時間掛からず書き込み処理が終わる。
  • Nexus6側を操作し、一旦再起動する。
    • ボリュームUP/Downボタンでメニューを操作し「RESTART BOOTLOADER」を選択して、電源ボタンで確定する。
  • 再起動後、「RECOVERY MODE」を選択して、電源ボタンを押下する。
  • teamwinのロゴマークが表示されることを確認する。
  • 「Unmodified System Partition」とメッセージが出てくるが、基にせず画面下部の「Swipe to Allow Modifications」をスワイプする。
  • Wipeをタップしてデータ削除を行う。
    • Wipeをタップして、まずは画面下部の「Swipe toFactory Reset」項目をスワイプする。
      • 処理が終わったら「Back」項目をタップする。
    • Advanced Wipeをタップする。
      • キレイにしたいのでDalvik/ART Cache・System・Data・Internal Storage・cacheの全部を選択して「Swipe to Wipe」をスワイプする。
      • 終わったら「Back」をタップする。
      • Advanced Wipe画面に戻るので画面下部の三角記号(戻る)をタップする。
    • 最後にFormat Dataをタップする。
      • 要約すると「OK?」と聞かれるので「yes」と入力して確定させる。
      • フォーマット処理が終わったら「Back」をタップする。
      • 「OK?」と聞かれる画面に戻るので画面下部の三角記号(戻る)をタップする。
        • Formatが必要とは実は書かれてないが、個人的には綺麗サッパリ消してます・・・ので、公式に準じた手順ならば省略してもOK。
  • TWRPのメイン画面に戻り、Advancedをタップする。
  • ADB Sideloadをタップする。
  • 画面下部のSwipe to Start Sideloadをスワイプする。
  • 「adb sideload [Lineage OSのイメージファイル(ZIP)]」と入力する。
    • Lineage OSのイメージファイル転送が開始されるので暫く待つ。
    • DOS画面上に「Total xfer: *.**x」のようなメッセージが表示されることを確認する。
  • Nexus6画面側では「Back」をタップする。
  • 改めてADB Sideloadをタップする。
  • 画面下部のSwipe to start Sideloadをスワイプする。
  • 「adb sideload [OpenGAppsのイメージファイル(ZIP)]」と入力する。
    • OpenGAppsのイメージファイル転送が開始されるので暫く待つ。
    • DOS画面上に「Total xfer: *.**x」のようなメッセージが表示されることを確認する。
  • Nexus6画面上では「Reboot System」をタップする。
    • 「Swipe to Reboot」項目をスワイプする。
  • Lineage OSが起動してくる。初回起動は時間が掛かるので*4暫く放置する。
  • Androidスマートフォンの初期セットアップのような画面が表示されるので、画面の指示に従ってセットアップを行う。
    • なお、Googleアシスタントがスキップ出来なかったり、意図してセットアップをスキップしようとしても永久ループに突入する場合があるので、Wi-Fi無し・Googleアカウント無しで初期セットアップを終えることをオススメします。
    • OpenGAppsでmicroを選択した場合ホームアプリの選択画面が出てくるので、お好きな方を選択する。*5

Lineage OS 17.1に触れた雑感

とりあえず導入してみましたが、基本的には16.0とあまり変わりないです。
もちろん内部的にはスゴイ変化があるんでしょうが、Lineage OSを骨董スマホのソフトウェア的な延命用に利用している身としては良くも悪くも今までと変わらずに利用出来る、それだけです。

ただ、気持ち16.0の頃よりは爽快に動作しているような気がします。単純にそろそろ登場してから5年半が経過しようとしている電子機器としては骨董品扱いとなるスマートフォン(ファブレット)なのでレスポンスがイマイチなのは周知の事実なのかも知れませんが、ゲームをしないのならばまだまだ常用しても良い次元に仕上がっています。

ただ、Android10相当品と言えどもカスタムROMと言えば響きは良いのですが、早い話が改造品なので不満な部分もありまして・・・

  • 相変わらず一部アプリはチートツール周りの判定で引っ掛かり起動せず。
    • これは以前戯言日記に綴ったときから変わらず。
    • 個人的にはradikoが該当するが、従来のradikoアプリは起動即終了、ラジスマ向け*6radiko+FMは起動はするものの、ラジオ局を選局して再生が始まる寸前に落ちると言う有様で相変わらず駄目です・・・。
  • カメラ周りの挙動も怪しさ爆発で、使い物にならない。
    • 初回起動は上手く起動するものの、再起動後の2回目からカメラが動かなくなり、カメラアプリが落ちます。おま環かも知れませんが・・・。
    • この症状が発生した場合、TWRPを起動させてDalvik/ART Cache・cacheをWipeすると解消されるような雰囲気です。
  • OTAアップデートするとPixel Luncherが暴走する(停止と起動を繰り返す)ことがある。
    • こっちは暫定対処不明、カメラに注力してしまったのでTrebuchetに切り替えれば良いや・・・と場当たり的対処で凌いでしまった・・・。

私の用途で認識している範囲ではこんなところ。完全にテスト・実験用スマホなので銀行系アプリが動くか否か、特定のゲームが動くか否かは全然見てないし、機種的な問題で日本では必須のおサイフケータイ機能*7が動くかどうかも知りません。
ただ、特殊な用途でなければ常用は可能っぽいです。MVNO回線辺りでの利用前提で、ブラウザはChrome辺り、メールはGmail、試していないけどLINEやTwitter辺りで知人とコミュニケーションを取って、SmartNewsなどのニュースアプリでニュース閲覧、YouTubeアプリやAbemaTV辺りで動画コンテンツを楽しむことも可能でしょう。

・・・とか何か使ってる風に適当なことを綴ってますが、そんな私はXperia1 J9110(Notガラパゴス日本仕様)を使っちゃってるので色々とアレゲなんですが(マテ)*8

手持ちNexus6はLineage OSを楽しめる数少ないスマホになってしまった

Lineage OS 17.1リリースに伴い、Lineage OS公式から提供されるROMの機種が厳選されたようで、ダウンロードページから見るとNexus5や(昔利用していた)Nexus9が一覧から排除されています。*9

更に不運なことにNexus 6P/5Xも2020年2月を最後にメンテナンスが行われていないようで、現在Lineage OS公式からダウンロード出来るROMデータで、日本国内で入手可能で技適面でも問題の無いスマホはNexus6だけになってしまいました・・・。
後継のPixel(1)/XLは国内未登場なので技適通ってないので表立って使っているとは言えず、Pixel3以降はまだ公式ROMとして出ておらず・・・。

一応類似モデルとして先日会社を畳むこととなったEssential PH-1*10Lineage OS公式ROMが存在しますが、PH-1はまだ17.1向けの公式ROMは出ていないようです。

日本で流通しているスマホは、通信キャリアによりガラパゴスカスタマイズが加えられてLineage OS公式サイトでROMデータが公開されているモデルでも細かなバージョン違いで非対応・・・の前に、ブートローダーのアンロック不可なカスタマイズが加えられているので、余程の技量を備えたGEEKで無い限り他のROMの導入は無理でしょう。

しかし・・・まぁ・・・、・・・あれですね。日本国内でLineage OS試すのはスマホの入手性から難しいのかも知れません。特に最新のLineage OS17.1を試せる技適的にもクリアした日本国内で入手可能なスマホはNexus6だけのようですが、Nexus6自体は5年半前の骨董製品なので中古市場でも入手が難しくなってきたモデルですし・・・。

技適の問題を抜きにしてしまえば海外スマホ自体の入手は難しくはないのですが、下手なメーカースマホだとブートローダーアンロックした時点でDRM消されたり制約が課されるので、Lineage OS・・・と言うかカスタムROM全般を楽しめるスマホはだいぶ数が絞られ、それを日本国内で・・・となると案外難易度の高い戯れなのかも知れないですね・・・。

そうなると、そろそろ性能面で他の機種に乗り換えたいなぁ・・・と思っていた手持ちのNexus6は、日本国内で技適的に合法的に利用可能でそれなりにカスタムROMを入れやすく、更にFactory Imageの入手も容易な遊びやすい貴重なスマホなのかも知れません・・・。

*1:今回は2次受けの立場ですが、1次受けが「コロナ騒ぎでテレワーク環境整ってない不手際あるが、待機とか働かないなら金払わない契約変更しろ」と責められ、それを2次以降に流したら(立場的には逆らえないとは言え)当然突き上げられ・・・。その立場にはなりたくないなぁ・・・と言いつつ、営業に「割増とかねーとやってらんねーぞ!」、上長にも「感染リスク考えると働きたくねーぞ」とやってます。

*2:リンク先がSDK Platform-Toolsのリリースノートのページになっています・・・。

*3:あぁ、イギリス語でも構いませんよ。どっちにせよ英語なので・・・。

*4:数分のイメージ、初めての時は文鎮化させてないかの心配から非常に長く感じます・・・。

*5:Pixel LauncherまたはLineage OS標準のTrebuchetの2つが選択出来ます。

*6:FM電波掴む時はFM放送、FM電波掴めない時はradikoを利用するらしい。ちなみにアプリ自体はラジスマ非対応の輸入スマホでも使えるっぽい。

*7:残念ながらNexus6はおサイフケータイ非対応です・・・。

*8:Pixel3も使ってますが、ガラケー後釜なのでROM書き換えとかはやらない予定・・・。と言うか、ROM書き換えを楽しむ目的でNexus6買った訳でして・・・。

*9:メンテナンスされていないので、現在は自力でビルドしない限りは導入出来ないっぽいです。

*10:ノッチを初搭載したスマホで、Android開発者が絡んでいるメーカーのスマホ・・・でしたが、イマイチ売れ行きが悪く会社を畳むこととなってしまいました・・・。ただ、ROM書き換えがNexus/Pixelシリーズ同等で自由自在です。