Re:シルの日々の戯言。

散財が生き甲斐になりかけている、デジタルガジェット大好き自称黄色いネズミの戯言。

僅か半年足らずでディスプレイオーディオを買い替えたお話

私の愛車(初代コペン)にはKENWOOD DDX5020Sと言うディスプレイオーディオを搭載していました。
簡単にディスプレイオーディオについて補足・説明すると、スマートフォンの車載連動機能であるApple CarPlay/Google Android Autoに特化させたもので、外見は内蔵型カーナビそのものです。
sylve.hatenablog.jp

DDX5020Sは他のディスプレイオーディオよりも頭一つ価格がお安い一方、他のディスプレイオーディオでは対応していることの多い外付けGPSセンサーと車速センサー(車速パルス入力)に非対応と言う特徴があります。
いずれのセンサーもCarPlay/Android Auto経由でカーナビアプリに反映され、カーナビ専用機に迫る正確な位置情報を取得するのに必要なものですが、別に無くともCarPlay/Android Autoを利用することは可能です。

当初は非対応でも構わないと考えていましたが、状況次第ではどちらも対応必須ではないか・・・・と考え至るようになり、まさかディスプレイオーディオを半年足らずで買い替えると言う暴挙に出てしまった次第です。

スマホ内蔵のGPSだけでは(私は)不十分だった

何が問題になったのかを端的に説明すると、スマホ内蔵のGPSだけでは看過できないくらいの誤差が発生しました。
これはカーナビ専用機でもスマホナビでも共通する問題なんですが、GPSは周囲をビルに囲まれるよな場所だとGPS衛星からの電波が受信できない・GPS衛星の電波がビルに反射するなどの理由から、正確な現在地が表示されないと言う仕様があります。*1

その影響により(雑な一例ですが)東京都心部秋葉原近辺をスマホナビでドライブする場合は、周囲をビルに囲まれているので、ある程度の誤差を考慮してスマホナビを利用した運転を心掛ける必要があります。
特に注意が必要なのがルート案内を利用している場合で、誤差がそのまま音声アナウンスのタイミングに影響するため、交差点を通過中に「ここを左折です。」と言われる・「ここを左折です。」と言われて曲がったら「ルートから外れました」と言われる(=実は1つ先の交差点を左折だった)などの問題に繋がります。

運転中なので(わき見運転に繋がるため)あまりナビ画面を見れず、音声案内に頼らざるを得ないシチュエーションで誤差から右左折予定の交差点が不透明と言うのは結構厳しいものがあり、スマホナビの限界を感じた次第です。
ただ、私自身がスマホナビに従来カーナビ(内蔵型)と同等性能を無意識に求めているとも考えられるため、単なるワガママを言っているだけとも受け取れます。

・・・とは言え、ディスプレイオーディオ側に外付けGPSセンサーや車速センサー入力に対応していたならば(CarPlay/Android Autoがそれぞれの情報加味した上で位置情報を表示するので)カーナビ専用機に迫る現在地情報を得られたことを鑑みると、外付けGPSセンサー・車速センサーに対応しないDDX5020Sを本体価格が安いからと安易に選んだのは失敗でした。

ただしDDX5020Sが無能なディスプレイオーディオかと言うとそんなことは無く、(CarPlay/Android Auto経由で)カーナビとしての精度を求めないのならば、安価でKENWOODと信頼におけるメーカーのディスプレイオーディオなので評価は一気に変わります。
そのため、もしこれからディスプレイオーディオを買おうとされてる方は、どのくらいスマホナビに依存するかよく考えた上で調達することをお勧めします。
妥協すると私みたいな感じになりますし、私と同じ独身貴族でない限りはホイホイ付け替えなんてできませんので、安物買いの銭失いにならないよう*2慎重な選定を行ってくださいませ・・・。

carrozzeria DMH-SZ700(中古)を発見して・・・

DDX5020Sに不満はあったものの、普通に買い替えようとすると結構な金額になるのでコペンを廃車にするまで使い続けるつもり・・・でしたが、コペン納車後に足を運んでいる中古カー用品店でcarrozzeria DMH-SZ700の中古品を見つけました。
一応現行モデルのディスプレイオーディオで、年式都合でCarPlay/Android Autoのワイヤレス接続には対応しませんが、音質を重視したディスプレイオーディオです。
jpn.pioneer

音質重視と言われてもコペンはオープンカーですし、そもそも軽自動車なので防音性能もお察しなのでロードノイズに周囲の騒音・トラックが横を通れば轟音と音楽を楽しむような車両ではありませんが、DMH-SZ700は外付けGPSセンサーと車速センサーに対応した機種です。
中古品ではあるものの付属品は完全に揃っている上、目立つキズも見当たらず中古品を禁忌とする性格*3でなければ、結構掘り出し物と言えます。・・・あと中古品なので、売値はオートバックスイエローハットなどの新品よりも遥かに安価です。・・・あと、中古屋なので現在取り付けてるDDX5020Sは買い取ってくれるので、DMH-SZ700の取付工賃くらいにはなるでしょう。

付属品はすべて揃っていますし、そもそも現在DDX5020Sを取り付けているので必要な部品はないはず。仮に必要な部品があったとしても、中古メインと言えど取り付けも行ってるカー用品店なので現地調達可能です。
気になる部分としては現在取り付けているバックカメラの扱いですが、軽く調べる限りDDX5020SもDMH-SZ700も汎用RCA入力(昔のゲーム機の黄色い映像端子)なので、差し替えるだけで済みます。

そしてとどめの一言、「今日ピット空いてるからすぐ取り付けできますよー」


入手後に知ったCarPlayでの衝撃の事実

DMH-SZ700に付け替えて、ブログ記事の草稿を作成してる最中に知ったことですが、どうやらApple CarPlayはディスプレイオーディオの車速センサーを活用しているかが怪しい・・・らしい。

情報を整理すると、CarPlayでは車速センサーの情報は利用できない仕様があるらしく、カーナビアプリCOCCHiのFAQ・ナビタイム技術部門のブログ記事(note)で異口同音で記されています。

iOS
車載器から通知されるGPS情報を使用して自車位置の更新を行いますが、車両速度情報は取得できないため利用していません。

https://faq.jpn.pioneer/appc/s/article/c00065

一方でCarPlayは車の情報を取得する術がありません。

https://note.com/navitime_tech/n/n8348c7ce3fb1

ただし、ハードウェアとしては(CarPlayでも車速含め)情報を送っているのは確かなようで、ユーザー記事?メディア記事?*4にてDMH-SZ700の姉妹モデルのレビュー記事派生でcarrozzeriaに問い合わせを行い、以下のような回答を受領したと公開しています。

・「DMH-SF700」側からはGPS信号、車速パルスデータをアプリに送っているが、そのデータがアプリでどのように処理されているかは答えられない。

https://car-accessory-news.com/carplay-jiritu/

そのため、現時点で確実に言えることとしては・・・

  • ハードウェアとしてはCarPlayGPS情報・車速センサー情報は送ってる
  • ただしアプリ側は車速センサーの情報を取得できない
  • Apple CarPlay/iPhoneを利用する場合、ハードウェアで車速センサー対応してても活用されないので意味がない

安直なレッテル貼りみたいなことは言いたくありませんが、Google Android Autoを選択するのが唯一無二の正しい選択になります。
少なくともAndroid Autoなら外付けGPSセンサー情報も車速センサー情報も有効活用されるので、端的に言うならばカーナビ専用機と同等の精度でGoogleマップをカーナビとして使えますし、サードパーティ製アプリも同じです。

・・・とだけ書いてしまうとiPhone信者の方々に袋叩きに遭いそうなので、一応CarPlay側のフォローアップも1点すると、ナビタイム技術部門のブログでは以下のようなことが書かれています。

CarPlayではトンネル内もキレイに測位できており、わざわざ車速を使わないくても位置情報をそのまま使えば良さそうです。

https://note.com/navitime_tech/n/n8348c7ce3fb1

iPhoneの場合は内蔵センサーが相当優秀なようで、短いトンネルなら車速センサー無しでも必要十分な補正・補完が行われるとのこと。
これが首都高中央環状線(C2)や東京湾アクアラインの長いトンネルになると厳しいものがあるようですが、これはAndroidスマホには存在しない利点なので、DDX5020Sのように外部センサー非対応のディスプレイオーディオで利用する場合はiPhoneの方が優れているようです。

そんなiPhone+DMH-SZ700のペアで利用した雑感

車速センサーを活用できないCarPlayでDMH-SZ700を利用した雑感を、ブログの記録として残します。
一応手持ちにAndroidスマートフォン(Pixel 9 Pro Fold)があり、Android Autoで車速センサーも活用されてカーナビ専用機同等の高精度でルート案内可能な環境はあるにはありますが、スマホホルダーがMagSafe利用を大前提としているのでスマホを設置できない物理的問題から検証不可*5と言うことで・・・。

ルート案内利用時ですが、幸か不幸かディスプレイオーディオ換装後に東京都心部を走る機会がまだ無いため、外付けGPSセンサーでどれだけ補正の恩恵を受けれたかは不明です。
・・・と言うのも、千葉県野田市の関宿(チーバくんのお鼻)や群馬県のレトロ自販機巡りと郊外に行くことが多く、それほど強い恩恵を感じることはまだありません。
それまでの経路で都内を走ることはありますが、国道4号国道17号に入ってしまえばあとは右左折予定の郊外交差点まで迷う要素がないので、一体何のためにディスプレイオーディオを買い替えて外付けGPSセンサー(やCarPlayでは活用されない)車速センサー対応モデルに切り替えたのやら・・・。
ただ、車載動画で外環道と並行する国道298号を走行する機会が多いのですが、その際に自車位置が止まるなどが発生しないようなので外部GPSセンサーの恩恵はあるようです。*6

その他、特記すべき部分は見当たらず。レスポンスが悪いなどのネガティブな感情はなく、CarPlay/Android Autoが動き出す前のベースとなるUIはDDX5020Sと異なるものの、主に触れるUIはCarPlay/Android Autoなのでそこまでの違いは無し。
強いて不満点を1つ挙げるならば、Wi-Fi対応なのにドライバー(運転手)観点ではあまり活用する部分が無いと言う点でしょうか。
Wi-Fiが繋がっていればディスプレイオーディオ内蔵のブラウザでYouTubeが見れたりするようですが、残念ながら独り身で運転しているとYouTubeなんて見る余裕がある訳も無く。DMH-SZ700のベースとなるUI側でスポーツ速報や天気予報を表示する機能もあるようですが、残念ながらWi-Fi対応が生きるのはそのくらいで、あまり恩恵はありません。
正直言うとスポーツ速報やら天気予報に対応させるくらいなら、ディスプレイオーディオ本体のみでファームウェアのアップデート*7や、AM/FMラジオの放送局情報取得などもっと他にもいろいろとWi-F経由で情報入手に対応して欲しいと思う次第です。

もう廃車までは買い替えない・・・はず

CarPlayが車速センサーの情報を活用しないと言う残念な仕様がありましたが、とりあえずディスプレイオーディオで不満に感じていた部分は買い替えと言う行為で解消したので、恐らくきっとメイビー年式都合でコペンを廃車にするまではディスプレイオーディオの買い替えは発生しない・・・はず。
とりあえず、今回に関してはディスプレイオーディオの選定時に価格を優先し過ぎてしまい、結果的に安物買いの銭失いになってしまったので深く反省が必要です。
ただ、CarPlayの仕様まで把握し切れておらず、せっかく車速センサー対応モデルに買い替えたのに車速センサーを活用できないと言うのは、何とも無様な結果です・・・。

単に必要なAPIなどが公開されていないため活用できないものと思われますが、現時点では1日も早くCarPlayで車速センサー(車速パルス)の情報を読み取れるようになり、Android Autoと同等に扱えるようなってほしいところ。
それまではiPhone+DMH-SZ700の組み合わせて利用していき、もしそれでルート案内時に車速センサーが反映されないが為に酷い目に遭うようなら、抜本的にスマホの置き場を見直して手持ちPixel 9 Pro Foldでスマホナビを利用していこうと思います。

*1:今は準天頂衛星「みちびき」に対応してるだろうしお前の言い分は間違ってる!(または認識が古すぎる!)・・・とか言われるかも知れませんが、話の単純化のためその辺は一旦置いときます。

*2:さすがに安物買いの銭失いは言い過ぎですが、普段から安かろう悪かろうは重々承知してたはずですが、この件については珍しく「ガチの安物買いの銭失いだった・・・」と凹んでます。

*3:他人が触れたものなんて汚らわしい!・・・みたいな人もいるかと思いますが、私は主にPC関連で中古・ジャンクで遊んでる身なので、そもそもショップでクリーニングやってますしぶっ壊れてなければ全然OKです。

*4:個人がニュースメディア風のブログを運営されてるのか、然るべき法人が運営するマイナーなニュースメディアなのか、判断出来ませんでした。

*5:一応、Pixel 9 Pro FoldのケースはMagSafe互換のものを利用していますが、iPhoneのMagSafeのように完全に固定できるレベルの磁力は備わっていません・・・。

*6:そもそも運転中にディスプレイオーディオの画面を凝視しない(できない)ので、従来のDDX5020Sでどのような挙動だったかを詳細に覚えている訳ではありませんが・・・。

*7:現状USBメモリなどでデータを持ち込むか、スマホの専用アプリから更新するの2択なので、Wi-Fiに繋がってる本体から直接ファームウェアダウンロードに対応して欲しいところです。