Re:シルの日々の戯言。

散財が生き甲斐になりかけている、デジタルガジェット大好き自称黄色いネズミの戯言。

DELL XPS 15(9550)を買っちゃった

先日、気になるPCがあると戯言に綴りました。
sylve.hatenablog.jp

早々に売れることを期待していたのですが、月曜日(9/9)に見るとまだソフマップに残ってたんですよね。
・・・台風通過後で朝はバカみたいに混雑する電車に乗らざるを得なくなり気が狂ってたんでしょうね。・・・いや、午前中休みますーって連絡入れておきながら運転再開の報道を耳にして馬鹿正直に即行動した結果、正直者が馬鹿を見ただけなんですが。*1

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自重出来ませんでしたー!!!11

今回衝動買いしたPCについて

  • メーカー:DELL
  • 型番:XPS 15 9550
  • 購入価格:税込86,378円(ジャンク)+6,980円(追加メモリ)+11,980円(SSD)

先日の戯言日記に綴ったパソコンで、4K液晶+dGPUとして GeForce GTX 960Mを搭載したSkylake世代のノートパソコンです。
現在の視点からすると大したことのない産業廃棄物同然のGPUですが、初代SurfaceBookのPerformance BaseモデルがGTX 965M搭載*2でスゲェスゲェ言われてたことを考えると、それなりにハイスペック重視な実質的にモバイルワークステーションとも呼べるノートパソコンです。

既にMacBookPro(のdGPU搭載モデルの15-inch)を所有している状況下で、XPS 15を実質ジャンクで(ジャンクの割には)異常なレベルの価格で入手する意味が存在するのかと問われると何も言えなくなってしまいますが、このレベルのスペックなマシンを(ジャンク品なので分解することを)躊躇することなく手荒く扱えるので楽しみがいのあるパソコンです。・・・が、まぁ世間様から見ればジャンク品=ガラクタで、そんなもんに部品コミコミ10万とか狂っている以外言いようがないですし、ある意味完全に心が歪んじゃってますね(白目)

事前調査から分解が簡単なモデルで、DELL公式で分解マニュアルが存在することを確認済みです。
またBIOSをチェックするとメモリスロットが1スロット空いているようで、搭載メモリから察するに現状16GBモジュールが1枚、秋葉原なので追加の16GBモジュールは容易に入手出来るのでメモリ32GB化は確定事項です。
SSDに関してはNVMe規格に対応しているので、最新のSSDを搭載しても問題はありません。強いて言えばPCIe2.0x2らしいので最新ハイエンド仕様のSSDを搭載するのはオーバースペックなので、調達するならば最新ローエンドのNVMe対応SSDで良さそうです。

ちなみに、構成次第では内蔵バッテリーを低用量モデルに置き換えることで2.5型 HDD/SSDが搭載可能らしい。今回は特に搭載する予定は無いので気にしていませんが、大容量ストレージが必要な人はバッテリーセルが3セルモデルのXPS 15 9550だと都合が良いかも知れません。

同時購入品

XPS 15を買った場所が秋葉原、(購入完了が大体午後7時ですが)午後7時半までならある程度のパーツ屋・中古屋が開いているので急いで部品を調達してきました。

まずはメモリ、DDR4-2400 SODIMMなら何でも良いのでじゃんぱらのテーマソングが流れる店舗で16GBモジュールを購入。ちょうどCrucial製でした。*3

一方のSSDIntel SSD 660p辺りで良いと目星は付けていたものの思ったより高くつくので、PC Arkの兄貴んトコでCrucial P1を買ってきました。せっかく買うのだからと欲張って1TBモデルに手を出しましたが、NVMeでもローエンドなら約1.2万で入手出来るんですね。*4

その他、液晶フィルム*5やマウスも欲しかったところですが、現段階では入手せず。液晶フィルムはAmazonを漁るとそれなりに良い金額が出ているので妥協する予定ですが、マウスはあったら便利なので適当なLogicool製マウスを気が向いたら買う予定です。

・・・と、言うか店頭で簡易動作確認しただけの状態で、(自分では手の施しようのない)大外れか否かが分かってない段階でガッツリとメモリと1TB SSDを買ってしまうとか馬鹿かな?*6

入手個体の確認

買い物も済ませて帰宅して早速分解含めた状態確認です。

外装は綺麗なんですが、本体の裏蓋固定のネジが1本足りないことに気づくお粗末っぷりを発揮。値引き交渉の材料*7となるのにナンテコッタイ!利用上・固定上の問題はありませんが、T5 M2*3mmのネジを秋葉原で探してくる必要がありそうです・・・。*8

XPS 15をバラす前に手持ちのInspiron 11 3000*9に入れようとして上手く行かず放置していたKali LinuxのLive USBで簡単に動作チェックを行うと・・・

その後、裏蓋を開けて中身を確認すると、メモリモジュールは予測通り16GBモジュールが1枚、SSDはM.2だが固定ネジが無くなっているので、手持ちの部品箱(ジャンク箱)から1つ拝借することで対処・・・と言うか、M.2スロットのネジってそんなポンポン無くすようなものか?*10

部品取り付け

状態は確認出来たので部品の取り付けです。
今回は単純にメモリの増設とSSD取り付けなので簡単です。悩む部分はスロットの差し込み時の力加減くらいか。SSDはネジを止める部分も悩みどころか。まぁトルク値指定も無いので馬鹿力で締め付けなければ良いだけです。

文字で綴るなら然るべきスロットに装着、モノによってはネジ止め、これだけです。近年はウルトラブックと称した何でもかんでもオンボード固定仕様のノートパソコンが多い中、薄型筐体の割には定番と呼べるメモリ増設・ストレージ換装が行えるXPS 15は(とりあえず裏蓋を開いて部品を取り付けて増強したい症候群の身からすると)素晴らしいモデルです。

OS選定・インストール

XPS 15はゲーミングノートではありませんが、GTX 960Mを搭載しているのでゲーミングノートに近しい用途でも使えなくはないのでWindows10 Homeをインストールします。私は宗教上Windows OSを使ってはならないと言う厳しい派閥では無いので、誰に断りを入れているのかは分かりませんがWindows OSを使います。

手持ちのパッケージ版Windows10 Homeのインストール用USBを用いてインストールしました・・・が、今どきのPCはBIOS(UEFI)にシリアルキーが埋め込まれているので、どうやらライセンス認証はBIOS(UEFI)のシリアルキーで認証が通ってしまったようです。*11

デバイスドライバは、基本的にはWindowsビルトインドライバやWindows Update経由で勝手にダウンロードされるのでGeForce系のドライバ以外は勝手にとりあえず適用されます。その他必要なものは、DELL純正ツールであるDell SupportAssistなるユーティリティを導入すれば勝手に必要なデバイスドライバを適用してくれます。

最後にWindows Updateを実行して最低ラインの構築作業は完了です。・・・最近はツールが優秀なので、自分でデバイスドライバをかき集める必要が無いのでいい時代になりました。*12

せっかくなのでSteamをインストール

過去に「みんなのA列車で行こうPC」と言う低スペックPC向けのA列車で行こう・・・と言う名前を偽った酷いゲーム*13を入手する目的でSteamアカウントを所有し始め、ALIENWARE 13 R3を所有していた頃にゲームをポチって積んで放置しているので、せっかくゲーミングノート・・・と扱うには荷が重いがそれなりに遊べるノートPCを入手したのでSteamをインストールしておきます。
store.steampowered.com

インストール自体は簡単で画面上部の「Steamをインストール」からインストーラーを入手するだけです。インストールしてライブラリを開くと、過去に購入して積みっぱなしのThe CrewやATS(American Truck Simulator)に紛れて超次次元ネプテューヌが何作か見受けられるのですが、これは一体どういうことなんでしょうか?*14

と・・・とりあえず、本命のA列車で行こう9は実家にある拡張パック1時代の初期パッケージから現行のVersion5 Finalまで都合7本くらいを*15ぶち込むか、流石に7本ぶっ続けインストールは手間なのでFinalダウンロード版を買ってしまうか*16決めかねているので、腹が決まるまではSteamの積みゲーを消化していきたいと思います。
・・・そうなると、またPC用のゲームコントローラーを買ってくる必要があるのか・・・。・・・以前(ALIENWARE 13 R3使ってた頃)はSteamがSwitchのProコントローラーに対応してたのでSwitch Proコントローラーを買って使ってましたが、すっかり本来の用途であるSwitchで使ってしまいまして、別のコントローラーを買わなければならなくて・・・。

XPS 15 9550はA列車で行こう9がマトモに動く性能なのか

最後に、本命であるA列車で行こう9を動かすのに十分な性能をXPS 15が有しているか否かの確認です。

発売当初より超重量級ゲームとして名を馳せていたので動作検証用にA列車で行こう9 Viewerと呼ばれる実質的なベンチマークソフトが公開されています。
www.a-train9.jp

とりあえずベンチマークとしてデフォルト設定*17で歴代のOPのフレームレートをザックリ綴ると・・・

  • Version5 OP:20fps以下
  • Version4 OP:20fps以下
  • Version3 OP:25fps前後
  • Version2 OP:30fps以下
  • Version1 OP:30fps以下

鉄道シミュレーションと言う性質上、(ゲームジャンルとしての)FPSのようなレベルのフレームレートは求められないと言う部分を勘定するとギリギリセーフと言ったところです。
ただブッチャケてしまうとALIENWARE 13 R3を使ってた頃も60fpsは出てなかったですし、(Version3時代ですが)快適にプレイ出来ていたガチガチでゲーミングPCを構成してた頃は(第1世代のCore i7なのに)Six-CoreでCross-Fire*18とか頭の悪い構成だったことを考慮すると、薄型のノートPCでこれだけ動いてくれるだけ有り難いことです。

ただ、注意点としては入手個体の液晶は4Kなので、モバイル向けミドルエンドGPU+4K解像度で処理を食われている可能性があります。更に(4K解像度状態で)スケーリング150%も設定しているので、ゲームを動かすには徹底的に不利な状況であることを勘定する必要があります。

流石に解像度を変更してまで検証する気はありませんが、XPS 15の電源が130Wくらいであることを考えると省電力で超重量級ゲームがそこそこ動いてくれているので、妥協点かなぁ・・・と。*19

ベース金額が高いが遊べるジャンクPCでした

多分、ソフマップ的にはジャンクPCって扱いではなく動作保証なし・返品不可扱いの中古商品なんでしょうが、世間一般的にはその状態をジャンクと呼ぶのでジャンクPC呼ぶので戯言日記ではジャンクジャンクと連呼しています。そんな経緯もあってベース金額が凄く高いことになっていますが、結果的には満足の行く状態となりました。

時期的には増税で何をするにも支出が増える時代、浪費の駆け込み需要に乗せられてしまった感はありますが、せっかくの機会なのでジャンクベースのPCで当分の間は凌いでいきたいと思います。・・・えぇ、主にゲーム関連として。

既にSteamのそれなり大手タイトルが積まれてる状況ですし、休日に引き篭もってゲーム三昧と言うのは私の年齢的には色々と駄目な気がしなくは無いですが、今までが用もなく外出しては細かな浪費をしている有様なので、まぁ出費を抑えると言う意味では良いのかなぁ・・・と思ったり思わなかったり。*20

*1:もう少しズルすることを覚えないとなぁ。午後出社と宣言したのに、ホワイトな現場なのに自主的にブラック企業同然な出社を始めるとか愚の真骨頂だよ。

*2:無印のSurfaceBookはGPU無し、GeForce 940M相当品、GeForce GTX965Mの3種類が存在しています。この内、GTX965Mが搭載されたもののみ「Performance Base」なる名称が付きます。

*3:いえ、個人的嗜好とオブラート数十枚重ねで抑えておきますが、どのブランドじゃ無いとヤダとかってパソコン以外でもあるじゃないですか。

*4:半年前はM.2 SSDの1TBが1.4万くらいだったので時代の流れってスゲーと言うか、なんというか。

*5:テッカテカのグレア液晶で映り込みが酷いので・・・。

*6:良い子はジャンクPC買ったら一度帰宅して動作確認してから部品を買うようにしましょう。そもそも良い子はジャンクPCなんて買わない気がするけど。

*7:最近、ソフマップさんは値引きが渋くて嫌いです。100円以下の端数切るとかそのレベルさえも最近はやってくれなくて・・・。

*8:草稿を寝かせている間に見つけてきました。T5じゃ無い普通のプラス(+)2.0ですが、ノート向け光学ドライブ固定ネジがM2*3mmで、10本セットだったので外見重視で背面ネジをすべてT5からプラス(+)2.0のネジに取り替えてしまいました。

*9:プリインストールのWindows10 Homeは動作確認の時に起動したのみで、SSD換装してLinuxだったりCloudReadyだったり突っ込んでるので、なんだかんだLinux動作確認用PCの地位を不動のものにしていますね。最近電源投入せずに放置してますが・・・。

*10:先日購入したツクモ激安Win10Pro搭載ノートの一件でも無くなってたが、どうやったら無くすんだよ、パソコンは精密機器なんだからネジ1本でも大事に丁重に扱えよ・・・。

*11:これ、ライセンス的にはグレーのような気がするのですが、どーなんでしょう?

*12:潔癖症なユーザさんだとSupportAssistさえも入れなくないと言う考えもあるらしいのですが、私は今は楽できるのなら(スパイウェアだ何だの疑惑が無ければ)メーカー製の自動ユーティリティは積極的に使っていきたい所存です。

*13:A列車で行こう7以降のイメージで手を出すと酷い目に合うと言うか、キッチリカッチリストーリーを進めないとマプコン的な物が開放されないので個人的には駄目でした。

*14:多分セールで飛びついたんでしょうが、A列車で行こう9のような箱庭ゲームがメインの私が言い方は悪いが萌えゲーをポチってるって何がどうしてどうなった・・・。

*15:私はまだ拡張パック1の時に買ってるのでマシ(?)で、本当の最初期版だと都合8本をぶち込むことになるので地獄です・・・。

*16:DL版だと全パック入った状態の物が約1.2万くらいだったので、インストール作業が圧倒的に楽かと・・・。

*17:スクリーンモードで起動して、大体FHD相当の大きさ。テクスチャーやら何やらはすべてデフォルト設定。

*18:ちなみに、A列車で行こう9はDirectX 9が足を引っ張ってメニーコア対応が不十分だったり、マルチGPU非対応らしいのでCross-Fire構成は(A9的には)全くの無意味らしいですよ。アラヤダ!

*19:本気でA9が満足に動く構成にすると、多分現行6C12Tのi7+RAM16GB+NVMe SSD+GTX1070くらいの構成がほしいところ、そうなると消費電力も凄いことになりそうなので、130Wで収まるなら妥協点どころか上等です。

*20:ただ、これから気温が落ち着いて涼しくなると空気が澄んで遠方がよく見えるようになり、都内展望台からの風景写真の季節だからゲームにお熱になるかは分かりませんが・・・。