Re:シルの日々の戯言。

散財が生き甲斐になりかけている、デジタルガジェット大好き自称黄色いネズミの戯言。

実質ジャンク状態だったXPS 15 9550を帰省時マシンとして使い始めた

(2019年9月初旬の)台風15号で千葉方面がヤバいと叫ばれ、長らく停電が続いていましたが何とか実家方面の千葉県北東部の停電が解消されたのを確認し、実質的にジャンク品状態だったDELL XPS 15 9550をカバンに詰め込んで帰省してきました。
台風被害で実家方面がどうなってるのか心配だったと言うのは真実ですが、本音を言うとカバンに詰め込んだXPS 15 9550に実家の部屋に放置しているA列車で行こう9パッケージ版をインストールする目的ありましたが、それに関しては戯言日記の通り(7~8年前からインストールしてPC壊れて再インストールして・・・を繰り返した都合で)ライセンス超過からインストールすることが出来ずに東京都内の自宅でも簡単に出来るダウンロード版の購入・インストールを行うこととなりました・・・。*1
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ダウンロード版購入に至る愚痴は先の戯言に綴ったので置いておくとして、個人的には15インチの大型ノートパソコンをモバイルしたのは人生で多分初めてなので、使用感を含めて雑感を綴っておくこととします。*2

重量2kgのノートパソコンは持ち歩くべきでは無い

ネットブックが流行る前から無意味に*3ノートパソコンを持ち歩いていましたが、基本的にパソコンの重量は1kg前半に抑えていました。更に最近ではiPad Pro+SmartKeyboard Folioの組み合わせで大体800gくらいの重量に収まっているのでモバイル機器の軽量化が著しい今日この頃です。

そんな中、パソコン本体だけで2kgオーバーの大型ノートパソコンを持ち運ぶと言うのは辛いものがあります。更にあまりに巨大過ぎて255系の粗末なテーブル*4では収まらず、鉄道移動中にXPS 15を利用することが出来ませんでした。

ただ今回は帰省することが目的で、ノートパソコン(含む電源)に加えてiPad Pro・Kindle Paperwhite・モバイルバッテリーその他小物と元々荷物が多くなる構成なので、単に持ち運ぶ荷物が多すぎただけなのかも知れません。

・・・が、年明け早々に調達したThinkPad X1 Carbone(Gen.3/2015)はそこまでツラい思いをした記憶は無いので、付属品コミコミ2kgオーバーと言うのは携帯するには少々無理のある重さなのかも知れません。*5
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しかし、性能を重視して2kgコースのノートパソコンを持ち歩く方もいるようなので、単に私が軟弱なだけか、肩掛けバッグの限界なのか・・・。・・・あぁ、リュックサックと言う腰に優しくある程度の重量物を容易に持ち運べる便利な物があるのは存じておりますが、東京都23区内を中心とした公共交通機関で人様のご迷惑を考えられない輩が好き好んで利用しているモノなので、余程必要に迫られない限りは使いませんよ。*6

4K液晶は快適だけどゲームには向かない(Skylake世代は)

高解像度の4K液晶を搭載したXPS 15はダラダラとネットを見る用途には最強です。スケーリングが効いてMacBookProレベルではありませんがハッキリクッキリと文字が表示されるので、閲覧する分には文句はありません。
ただ、高解像度の割にはGPUGeForce GTX 960Mとミドルエンド(と言うかローエンド)なのでゲームに手を出すと非常に悲しい状況に陥ります。
早い話が性能不足が露呈します・・・と言うか、A列車で行こう9が古めかしいDirectX 9世代のゲームなので、割とDirectX 9が足を引っ張っているらしいとの話もあったりなかったり・・・。*7

また、A列車で行こう9に関して文句を言うならば、4K対応はA列車で行こう9 Version3で実現していますが、15インチノートパソコンで動かしていることを考慮するとメニューが極小豆粒サイズで表示されてしまいます。
・・・なんかデジャブを感じると思ったら、「みんなのA列車で行こうPC」*8のパッチ適用前にも同じようなイチャモン付けてましたね・・・。
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一応、XPS 15よりも小型のALIENWARE 13 R3と言うゲーミングノートでA列車で行こう9をプレイしていましたが、ALIENWARE 13 R3は画面解像度がFHDだったので小さい画面でもゲームをプレイするには不自由していませんでした。
もっと言うと、Windows10のスケーリング機能を効かせているはずですが、ゲームには適用されないようで(スケーリングの設定は)意味は無いようです。

性能問題もあり、無難にA列車で行こう9をプレイするとき限定で画面解像度を落として(FHD解像度に低くして)プレイしていますが、高解像度液晶の本領を発揮できないのはなんとももどかしいものです。手持ちの他のゲームをすべて試したわけではありませんが、ゲーム側の4K対応がショボい場合はメニューやアイコン周りで泣きを見ることが多いかも知れません。*9

キーボードの右側が残念すぎる

個人的にノートパソコンのキーボードに文句を付けることは、キー配列が奇っ怪と言うか異常な場合を除き(文句を付けることは)無いです。*10

ただ、XPS15 9550と言うかXPS 15のキーボードは駄目です。キーの配列自体は普通のノートパソコン用なんだね?で済むのですが、15インチの広大な大きなの液晶を搭載している=キーボード周りには十分な広さがあるにも関わらず、本体右側のキーが不自然なまでに狭められているのは何を考えているんだ?とか過激派な暴言を吐き捨てたくなるレベルです。
恐らくXPS 13(GPU非搭載のモバイルパソコン)とパーツ共有化が目的だと思いますが、それにしたって無駄に広い両脇のスペースはなんなんだと声を荒げて因縁を付けたくなるレベルです。そんなことするくらいなら値段上がっても良いから専用キーボードを設計してEnterキー周りをどうにかするか、そもそも論として全体的にキーの大きさを再検討して右側だけ不自然に狭まるようなデザインを避けるとか、素人考えでも改善策は普通に思いつきます。
残念ながら現行に近いモデルでもEnterキーが異常なまでに狭められたデザインのキー配列のようですし、英語キーボードの場合は大した問題では無いらしいとの話もあるので、異常に狭められたEnterキーが嫌ならXPS 15に手を出さないか、英語キーボードを利用するしか選択肢は無さそうです・・・。

難癖は付けるがXPS 15は好きなマシン

難はあるもののSkylake世代の旧世代から4K高解像度液晶をノートPCながら搭載し、4K解像度に対応するノートPCとしてはミドルエンドなGeForce GTX 960Mを備えてゲーミング用途にも対応、4C8TのCore i7の上位グレードCPUを積み、メモリも最大32GBまで搭載可能、旧世代と言えどSATAと比較すると高速なNVMeストレージに対応とCPU世代で考えると数世代落ちとなる(ITの世界では)骨董に片足突っ込んだマシンですが、余程凝った用途で無い限りは*11まだまだ第一線で戦えるマシンです。
一級品のような性能は登場時点の構成からも、年式的にも存在しませんが、大体のことが卒なくこなせる優等生な性能を備えています。欲張らなければあと5年は常用可能、下手をすればWindows10が全く別名称のOSとなる時期か、次回Windows10が下限スペック足切りする遠い未来までは使い続けることが可能でしょう。*12

あまり大事に使う気はありませんが、大枚かけてA列車で行こう9をインストールしてしまった以上は上記に記した5年間は使い続けて行かなければならないマシンと認識して大事に使っていきたいところです。
いや、大事に使うと本当に箱入り娘のように使ってしまうので、ThinkPad T440sレベルでは無いものの*13雑に長く使っていきたいところです。

*1:サポートセンターに電話すれば対処は可能・・・ですが、サポートセンターの営業時間が平日午後の僅かな時間限定で、問い合わせ用にもシリアルキー情報が必要に加えて、インストール用にパッケージも持ち出さなければならないので(忙しい午後の時間帯を潰すのは厳しいので)諦めました・・・。

*2:可搬目的なら昨年レストアが完了したALIENWARE 17 R1(17インチの大型で本物のゲーミングノート)を持ち歩いていますが、17インチガチガチのゲーミングノートは持ち歩くものでは無いですね・・・。

*3:本当深い意味もなく、当時は通信回線が充実していないので公衆無線LANは有料サービスが僅かに存在する程度、ようやくイーモバイルが出てきたくらいの頃合いで、ウィルコムがまだ健全でデータ専用980円プランとかで個人的に(64kbpsとか128kbpsとか遅くてもデータ通信し放題!・・・とか)スゲースゲー言ってた頃です。

*4:JR東日本の183系やE257系のように前の座席に収められて必要に応じてロック解除するタイプでは無く、肘掛けに収納されているので非常に小さいのでiPad Pro 11インチでさえもツラいレベルです。

*5:今調べるとThinkPad X1 Carbone 2015は性能盛々構成でも1.5kg以下、電源含めても1.7kg以下っぽいです。

*6:大体背負ったまま乗り込んで周囲に攻撃加えてるので、あんな人様のご迷惑を考えられない愚か者と同類と思われたくないので、強い意思の元で個人的にリュックの利用は拒否します。

*7:ソースの怪しい情報だと、マルチCPU対応が不十分で今どきのメニーコアなCPUは無駄とか、Cross-Fire/LSIのマルチGPUは根本的に非対応らしいとか・・・。

*8:A列車で行こうDSの移植版、ロースペックPC向けを謳っていますが自由度が低いどころかマプコンはある程度シナリオ進めないとプレイ出来ない仕様なのでSteamのライブラリに積んでいます。

*9:手持ちゲームで4K解像度で不具合が発生した例としては、Steam版の超次次元ネプテューヌが4K非対応なのかウィンドウモードで起動するの旨のメッセージが出てました。

*10:だからと言って「ThinkPad 6000以外は駄作!」のような過激派のようなことは言いません。デスクトップとは異なり制約のある状況下で作られたキーボードに何を求めているの?と言う思考なので、余程のことが無い限りは無頓着で気にしません。

*11:ゲーム用途だったり機械学習だったり、CPUパワーやGPU性能を要する用途ですが、そもそも論としてパワーを要するならデスクトップPC使えの一言で終了ですが・・・

*12:普通にRAW現像だネット閲覧だくらいの用途なら5年は固いでしょう。それ以上だと発売後8年超過となり、(実質ジャンク入手の経緯も考慮すると)GPUの発熱影響でチップ周りが怪しくなってくると思うので買い換えた方が無難でしょう。

*13:なんだかんだで思い出話としては頻繁に出てくるマシンですが、本当に良かった。TouchPadが難癖付けられまくりですが、ベッドに立て掛けて時折ビターン!と倒れても全く気にする必要が無く、それなりに解像度も高い良いマシンでした。