Re:シルの日々の戯言。

散財が生き甲斐になりかけている、デジタルガジェット大好き自称黄色いネズミの戯言。

Apple M1が気になりまして(あっ・・・)

AppleIntelを捨てて自社開発チップ(Apple Silicon)を採用、新商品が発表されてドッタンバッタン大騒ぎな2020年末でした。
Intelが捨てられる運命ですが、当分の間はIntel CPUとの併用期間なので今すぐ即座にIntel Macが産業廃棄物となるわけではありません。・・・とは言うものの、1台くらいはM1チップのMacが欲しいところです。

でも先立つものは無いですし、置き換えるならばCore i9を搭載したメインPCの置き換えとして購入したいところです・・・と考えていましたが、・・・やらかしました。
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今回衝動買いしたMacBookについて

中古屋でApple M1搭載のMacBookProを見かけました。それだけならよくあることですが、メモリが16GBと書かれてるモデルでした。・・・そういうことです(マテ)

チョット真面目な話、手持ちのMacBookPro 13-inch/2017が性能面で見劣りしているため、ちょうどアーキテクチャ変更と言うビックイベントがあり買い換えようかなぁ・・・と思ってた次第です。・・・ただし、TouchBarが大変気に入らないのでMacBook Airだよなぁ・・・と。
そんなタイミングでじゃんぱらを覗くとメモリが上限まで搭載されたApple M1搭載MacBookProが売ってまして、状態を見ると美品・充電回数も数回程度でほぼ未使用品と言う状態だったので飛び付いてしまいました。

・・・まぁ、後先考えない買い替えですね・・・。

使い回しが可能なものと買い替えが必要なもの

今回の機種変更に伴い、液晶フィルムなども買い替えが必要ですが・・・使い回せるものにあったりします。
使い回せるもの、それは本体ボディを守るハードケースです。採寸が2016年式以降のMacBook Proと全く同じとのことで、ケースに関しては使い回しが可能です。注意点は若干USB-C端子の位置が(側面から見て)数ミリ程度右側に移動しているので、ケースによっては干渉してしまうかも知れませんが、私の場合は特にそんな問題もなく接続することが出来ました。*1

おそらく液晶フィルムやパームレストフィルムも2016年式以降のMacBookProのものが使えると思います・・・が、流石にすでに貼り付けたフィルムを使い回すのは無理なので新しく買い直しましょう。私は自信がないので「最新M1 MacBook Pro対応品」と謳い文句のある対応品を発注しましたが。・・・あ、液晶フィルムは安物過ぎて貼り付け難易度がめちゃくちゃ高く、四苦八苦してるうちに粘着面に無事ホコリが付着となったため、別途買い直し必須となりました(白目)

唯一使い回しが効かないのがキーボードフィルム、シザー構造に戻っているはずなのでキーボードの故障誘発回避の目的でフィルムは不要ですが、案外フィルムがあったほうがキーボードのテカリを抑えられるので個人的には必要不可欠なものと認識しています。*2
ESCキーのみ物理キーに戻ってますし、キーボードの構造自体が異なるのでこればかりは新しく購入する必要があります。

軽く利用してみた雑感

液晶フィルムを除き貼り付けが終わったので早速環境を整えて設定を進めてみました。

  • キーボードは打ちやすい?ような気がする?
    • 別にバタフライキーボードでも(メインのMacBookPro 15-inch/2018がチャタリング発生で1回修理に出してますが)入力に関しては特に問題無かったので個人的にはそこまで大きく過大な改善は感じられません。
    • ただし、しっかりとキーボードが押し込めている感覚はあるので、人によっては「マトモに使ってやってもいいレベルになった!」と大喜び出来るのかもしれません。
    • ただし個人的にTouchBarは嫌い。TouchBarが嫌いなので本当はM1 MacBookAirが欲しかったが入手元が中古屋なので仕方ない。金に糸目を付けなくて良いと言われたら多分Apple Storeで同じような構成のMacBookAirを買ってると思う。*3
  • なんか早いぞ。
    • メディアでは超絶スーパー早いと頭の悪そうな感じで速さを綴られていることも多いですが、なんか早いです。(豪語力)
    • ブラウザをSafariにしていると爆速で起動してくれます。Chromeはユニバーサルアプリ扱いではありますが、Intel MacBookPro 15-inch/2018より起動は遅い感じがあります。*4
      • 比較対象としているMacBookPro 15-inch/2018はCore i9/RAM 32GB構成なので、その辺に歩があるのかも知れません。
    • ただし全般的にIntelに劣っている感はなく、むしろ新しいPCと言うプラシーボ効果で爆速に感じます。
    • 今後Apple Siliconの対応・最適化が進んでいくともっと快適に感じるようになるかも知れません。
      • 気付いたら割といろいろなアプリが対応しててワロタ。そんな訳で久しぶりにメンテナンスが入ってたのでTwitterクライアントはTweetDeck使ってます。*5
  • バッテリーの持ちがやばい。
    • 性能よりもバッテリーがやばいです。全然バッテリーが減りません。
    • 場所都合で(仕事の合間でセットアップを進めてたので)バッテリー駆動状態でセットアップを行っていましたが、小一時間程度で5%しかバッテリーが減らない。
      • Chromeを入れたり、Thunderbirdを入れたり、ウイルス対策製品のSophos Home入れたり、Sophos Homeが「Apple M1は非対応だけどRosetta 2でちゃんと動くこと確認取れてるよ!」と言うことでRosetta 2で動かしたり、条件としてはバッテリーをガンガン消費するシチュエーションですが、それで5%消費で済んでいます。
    • 環境を整えてこの草稿をM1 MacBookProで綴っていますが、先のセットアップからの続きでそのまま作業してて残量85%、途中ちゃんと仕事したり裏でThunderbirdIMAP同期走らせっぱなしの状態で(途中一度シャットダウンしたり、放置して画面だけスリープしたりで都合3時間か4時間か具体的な時間は気にしてませんが、その条件で)残量85%と結構信じられない残量を示しています。
    • 私の使い方だと、電源入れっぱなしで20時間近くは動いてくれそうな気がします。
  • 4K解像度は余裕綽々。
    • 従来使ってきた・・・が利用頻度は低かったMacBookPro 13-inch/2017は4K液晶を接続すると結構レスポンスが劣化してましたが、Apple M1積んだモデルはレスポンス低下なんてなかった。
    • 草稿書くために4Kモニターと(USB-C接続はメインのMacBookPro 15-inch/2018で利用中なので)HDMI2.0変換アダプタ噛ませて表示させてますが、スケーリングを調整してもレスポンスは低下しません。
    • それどころか作業用BGM代わりにニコ動の適当な動画を表示させつつ草稿を綴ってますが、それでもバッテリー消費量は低めと来たもんだ・・・。*6
  • iOS/iPad OSアプリが動くのが素晴らしい。
    • 対応は限られていますが、iOS/iPad OSアプリが動いてくれるのは予想外の利点です。
    • 別にM1 MacBookProでアズレン遊びたいとかは思っていませんが、まさかtorneが動いてくれるとは思わなかった・・・。
      • 過去に購入したStationTV Linkはメンテンスされず放置されてまともに動かなくなり、Macからnasneを見れなくなって久しいのですが、M1 MacBookProでnasne経由でテレビを見ることが出来るようになりました。
      • まぁ、草稿を書いてるタイミングではHDMI出力で4Kモニター繋げているので「映像出力してっからダーメ!」と怒られた訳ですが・・・。
    • iOS/iPad OSアプリが動くとはいえすべてのアプリが無条件で動いてくれるわけではありませんが、私の場合はtorneが動いてくれただけでも儲けものです。

バッテリー消費量が著しく低くて、だけど対応アプリは馬鹿っ早、Rosetta2を噛ませても違和感ないと来ているので、メディア各所で称賛されるのも分からなくはないですね。
難点らしい難点は個人的には今の所はなし。強いて言えばスケーリングの都合で最大解像度が1,680x1,050継続と言う点でしょうか。そろそろ1,980x1,200と15-inch/16-inchと同じくらいもうひと回り大きな解像度が選択できるようになっても良いと思います。*7
画面出力を3つ出来ないのがクソとか、特定条件下でしかIntelを上回らないとか難癖は色々と付けられているようですが、低消費電力で条件下ではCore i9にも迫るベンチマーク値が出ると言う部分を考慮すると凄まじいのは変わらず・・・。
私のように消費電力を抑えつつもそれ相応に早いPCが欲しいと思っているユーザーには徹底的に突き刺さる感じです。

一方で消費電力の多さはどうでもいい、特に書くPOWER!!!11と言う用途には不向きと思われます。ベンチマークを走らせて悦に浸りたい方は素直にRyzen9やCore i9を積んだWindowsデスクトップ*8またはやや型落ち感が拭えませんがiMac Proやお金に糸目を付けずに最新型のMacProが最適解かと思います。

アーキテクチャ変更もこれで安心

一応、メイン機がIntel Mac、サブがApple M1と過渡期としては都合のいい環境が整いました。

メインPCは変わらずIntel MacCore i9搭載と贅の限りを尽くした環境ですが、今回のアーキテクチャ変更により意外と早く既存のIntel環境で最新のmacOSが動かなくなる時期が来ることを考えると、まぁそれに備えた対策が出来ているので今後もmacOSを使っていくと考えるのならば当分の間は安泰です。
・・・安心ですが、そろそろちゃんとした貯蓄を考えるお年頃なので、ノートPCに16万とかホイホイだせる状況でもない気がするので今後Apple Siliconがどのような方向に進んでいくかによっては林檎信者から離れてWindows環境に戻ることも視野に入れる必要があるのかも知れません。

なんだかんだでWindowsデファクトスタンダードな環境で、多少拘った環境なら自作した方がまだ辛うじて安上がりで済むこともあり、面倒なら10万程度でそれなりの性能のPCが手に入ります。なのでApple Siliconの行き先次第ではPCと言う観点では高コストのAppleから離れるのも一つの手なのかも知れません。*9

しかし、今は新しいパソコンを買ってキャッキャウフフとイキがって良い気分でいるので、あまりネガティブなことは考えずに今と言う瞬間を楽しみつつ、この新しいMacBookProをペタペタ触れて楽しく過ごしていこうと思います。・・・あぁ、流石に金額的な意味では「ヤッチマッタゼ!」と公開と反省はしますけど。

*1:これに関しては結構いろいろなサイトで「互換性あるらしいっすよ!」と書かれてたので躊躇せずに使いまわそうと言う思考に至りました。

*2:MacBookPro 15-inch/2018で1回修理出していますし、今思えばMacBook 12-inch/2016でキーの反応がイマイチだったり、何かとキーボード周りの問題がありましたので・・・。

*3:次期モデルと言うか、16-inchのM1 MacBookProはTouchBar廃止とかなんだとか言われてますし、次期モデルに期待です。

*4:Intel MacBookPro 15-inch/2018はChromeアイコンクリックで2回跳ねる程度、Apple M1 MacBookPro 13-inch/2020はChromeアイコンクリックで3回跳ねる程度です。

*5:普段はラッパーアプリのTweetenなので・・・。

*6:流石にシラフの時よりはバッテリー消費激しいですが、それでも結構減りは少なめです・・・。

*7:13-inchだとスケーリング聞かせてもキツイと言う理由があるのかも知れませんが、小さくなってしまうとしてももうワンサイズアップしてほしいところです。

*8:MacBookProを買う前までは安価なITXケースと電源でWindows PCかESXiサーバを作ろうかと思考が迷走してまして、色々と調べるとRyzenが安価な割にメニーコアで安くゲーミングPCやESXiやHyper-Vなどのマシン苗床を作るのに都合が良さそうでした。特にRyzen 9 3900が65Wで12C/24Tって個人的にはすごく突き刺さる。でもバルグのみ、CPUクーラー別途必須、価格が5万オーバーと手を出しにくい価格・・・ですが、今考えるとM1 MacBookPro買うより遥かに安く済んだんじゃ・・・とか思っちゃう。

*9:スマートフォンの観点では、まだAndroidよりOSアップデート期間が長く、長期間利用し続けることが可能なので、iPhone/iPadに高いお金を払う価値はあると思っています。