Re:シルの日々の戯言。

散財が生き甲斐になりかけている、デジタルガジェット大好き自称黄色いネズミの戯言。

技術系薄い本を作っているが「薄く」するのに苦労した・・・

訳ありで「薄い本」を作っています。直球で綴ると角が立つので自重自粛自制しますが、業務の一環*1としてRe:Viewと呼ばれる技術系同人誌作成で比較的利用される電子書籍作成支援ツールを用いて技術書っぽいものを作っています。
reviewml.org

詳細は(浪費日記で不自然にRaspberry Pi 4 Model Bが計上外扱いと宣言しているのでお察しですが)割愛するとして、なんとか何らかの形式で形が見えてきました。しかし、1つだけ課題事項が・・・。

今回は「比較的利用される」と言うことで「薄い本」を称していますが、技術系同人誌も例に漏れること無く一部の例外*2を除くと「薄い本」です。
参考例として秋葉原COMIC ZINの2階に技術系同人誌が扱われているコーナーがありますが、平とじがメインですが背表紙をデザインすることが難しいような厚み(多くても80ページくらい?)の薄い本です。・・・いえ、薄くても背表紙作り込んでいるサークルさんもあるみたいですけど・・・。

そのため、あまり何も考えず「A4を2つ折り前提(=紙面はA5サイズ)の中綴じ製本で上限80ページくらいで*3いけるっしょwww」と舐めて手を出した次第です。

軽く100ページ超えて増殖しかけた

・・・はい、舐めて着手した結果、100ページ超えました(白目)

考えてみれば、私は過去に同人誌を一度・・・は作ってる*4ものの、技術書方面に応用が聞きそうなスキルだと業務で使う手順書程度なので、ページ数配分なんてスキルは持ち合わせていません。

業務手順書は(配属先となった会社の風土・暗黙のルール次第でしょうが)分かりやすさが最優先なので、ページ数なんて知ったこっちゃないです。私の知る限りだと、画像を大量に貼り付けて直感的に分かるよう作る場合が多いです。・・・それを技術系の薄い本に反映させようとすると、紙面サイズの都合で1ページにテキスト数行・画像ドーンで改ページする羽目になり、結果ページ数が酷いことになります。そのため、進捗5割以下で100ページを超えてしまい見直しすることとなりました・・・。

別に印刷前提ではありませんし、今回は何らかの成果物(電子書籍前提のPDFファイル辺り)があればデキはともかく文句は言われないでしょう・・・が、流石にアレがアレなので見直します。

最終的に内容を削った

最初は複数パターンの内容を全部収める予定でした。具体的な内容は(一応業務の一環なので)あまり細かなこと*5を言えませんが、現実的かと問われると冷静に考えてみれば非現実的です。あまりに内容を欲張りすぎでした・・・。
そのため、まずはターゲットを絞り現実的に80ページ以内に収まるよう内容を削りました。削ったとは言えど基本的な部分は残したので、活用されるかどうかも分からない・形式上成果物があれば必要十分過ぎると言うことも鑑みると、まぁやむを得ないかな・・・と言ったところ。

合わせて文言も見直して、回りくどい言い回しの大半を削りました。私の戯言日記を見られている方はご存知の通り、意味不明で理解不能なレベルで回りくどい言い回しを多様しています。具体的には「xxxでyyyですが、zzzです」と言う文言のうち「xxxでyyyですが」のような部分を徹底的に削りました。もう少し具体的に、この戯言日記に綴った内容で言うと・・・

私は過去に同人誌を一度・・・は作ってるものの、技術書方面に応用が聞きそうなスキルだと業務で使う手順書程度なので、ページ数配分なんてスキルは持ち合わせていません。

と言う文言を・・・

過去に同人誌を作ったものの、技術書に関するスキルが無いためページ配分能力がありません。

こんな感じでしょうか。意外とこの言い回しの見直しが大事なことでして、無駄な言い回しを排除することで数文字で改行が入ることを抑制して行数を圧縮させることが可能です。*6

最終的に内容を削り、言い回しを見直すことで表紙・裏表紙を抜きにすると72ページに収めることができました。しかも72ページと言う(なんだかクッ・・・と言いたくなるような)ページ数、8の倍数なので同人誌に強い印刷所にお願いするのに都合の良いページ数です。*7

そのため、意図せず印刷前提にも適したデータに仕上がった次第です。

薄い本作ってる人はすごいなぁ・・・

今回始めてRe:Viewを用いて「マトモに」技術系薄い本・・・のデータを作った訳ですが、なんというか薄い本作ってる人はすごいなぁ・・・と改めて思い知らされた次第です。技術書でも(近年世間様から同人誌と呼ばれるような)*8コミックでも、まず薄い本を作るだけのスキルがある時点ですごいのに、ページ配分まで強く意識していたとは・・・。
コミック系同人誌の場合はボツ絵だなんだでページ数調整は簡単に行えそうですが*9技術系同人誌だとある程度のテキスト書き起こさなければならないので、本当すごいと思い知らされました・・・・。

なんにせよいい経験になりました。とりあえずRe:Viewで本格的な技術系の薄い本を作る方法*10の知見を得られたので、内容はさておきこれで私も技術系限定ですが、印刷大前提とした薄い本を本格的に作れるようになりました。・・・この手のパターンで「あーなるほど、完全に理解したwww」は盛大なフラグでしかありませんが、完全ではないもののある程度は知見を得られたので、機会があれば印刷前提とした技術系の薄い本と言うのを作ってみたいところです。

・・・ただ、その前にもっとページ数配分のスキルを磨かないと駄目ですね・・・。いきなりは無理ですが、とりあえず手始めに業務で利用するような手順書な周りを作るときに「想定何ページ」と目標を定めて思考停止で作りはじめないよう意識してみたいところです・・・。

しかし、まだまだ残存するExcel方眼紙なドキュメントの多い(老害観点で)古き良き大日本のIT業界、そんなスキルを育てられるのか妄想段階から心配です(白目)*11

*1:割とグチグチ言ってる気がするけど、まぁ正直なところ有意義とは程遠い直球で言うなら「時間の無駄」な(オンライン形式の)集まりです。

*2:一部の例外は商用レベルの厚さがあります。・・・えぇ、松浦リッチ研究所さんトコのガチ系なヤツとか・・・。

*3:表紙を抜きにするとA4コピー用紙20枚分くらい、安い中綴じ向けホチキスだと難しいが綴じれなくはないくらいの枚数です。

*4:サークル代表が(社会常識的な意味合いで)『残念な人』と言う意味合いで黒歴史が含まれますが、実はゲスト参加扱いで(デ・ジ・キャラットのキャラクターデザインで有名な)コゲどんぼ先生オンリーで薄い本を出してます。

*5:まぁ、Windowsの入れ方・Linuxの入れ方・ESXiの入れ方をそこはかとなく親切な説明で画像もふんだんに使って80ページ以内を掲げてた・・・と言えばお察しつくかと・・・。

*6:「xxxです。」の文言のうち、文字数都合で「です。」だけが改行されてしまうことが割とありました・・・。

*7:印刷所次第だと思いますが、中綴じではなく無線綴じ製本の場合は1枚の紙に8ページ分印刷し、調整・断裁するとのことなので8の倍数のページだと都合が良いらしい。

*8:当初は近代文学のことを指していた・・・ように思えますが、コミケ辺りが二次創作としてのコミック同人誌の認知度を良くも悪くも押し上げた感があります。

*9:・・・簡単にとか酷いことを言いつつ例の黒歴史ゲスト参加の件で、何故か知らんが(アレな)サークル代表がどういうわけかコピ本なのに自分の原稿を落として、イベント開催日当日の深夜時間帯に埋め合わせさせられた気が・・・。それで、最近は疎遠になりつつある某バイク乗りでvTuber向けクリエイターな人にも無茶振りでゲストのゲスト(!?)で無理矢理1枚(1ページ)描いてもらった記憶が・・・。・・・その方ではなくて、別にテキストで寄稿してもらった別の人だったっけ?いずれにせよ当時の交友関係全部使って無理矢理ページ数合わせした記憶が・・・。

*10:本音を言うと、Re:View環境自体はかなり前から作っていましたし、お遊び程度なら10進法で片手で数えられる程度(=最大でも5以下の回数)には作ってはいますけど・・・。

*11:流石に最近は減りつつはありますが、それでもExcel方眼紙はSESで売られるような働き方をしていると、まだまだ(Excel方眼紙ファイルは)元気にファイルサーバーに潜んでいます・・・。