Re:シルの日々の戯言。

散財が生き甲斐になりかけている、デジタルガジェット大好き自称黄色いネズミの戯言。

手持ちの有線イヤホンをカスタムしたくて・・・

随分と昔ですが、SHURE SE535LTDと呼ばれるイヤホンを(中古品で)購入しました。
位置付けとしてはミドルハイエンドクラス*1のイヤホンで、一応まだ現行モデルとして新品入手が可能なモデルです。
sylve.hatenablog.jp

このイヤホンは(少し身丈に合わないグレードを買ったと言うこともあり)そこそこ気に入っていましたが、環境整理に合わせて利用するスマートフォンiPhoneに統一したタイミングで購入(衝動買い)したApple AirPods Pro(初代)でお役御免となり、長らく自宅内で放置されていました。
最近になってテレワーク用に利用しているヘッドホンで利用している乾電池の在庫切れ*2に伴い、急遽テレワーク用に(購入時に付属していた)リモコン・マイク付きケーブルに換装して利用したりしていましたが、ちゃんと乾電池を買ってきたので(また手持ちの乾電池が在庫切れになるまでは)お役御免となりました。

なかなか酷い理由で引っ張り出してきたミドルハイエンドクラスのイヤホン、既にフルワイヤレスイヤホンに飼い慣らされてしまったので外出時のお供には厳しいですが、少し弄りたくなってきました。

弄るとしてもケーブルくらい

SE535LTD・・・と言うより、SHURE SEシリーズのイヤホンは、ケーブル交換(俗に言うリケーブル)が行えるモデルです。
接続端子に汎用のMMCX端子を採用しているため、SHURE SEシリーズ専用を謳わなくとも好きなケーブルに付け替えることが可能です。

ただケーブル交換と言っても種類は様々で、それはもうピンからキリまで、音質重視を謳う超高額商品から見た目のカスタマイズを重視したライトな超低額商品まで様々です。・・・と言うか、このケーブル交換には当初購入したBluetooth化アダプタ*3も含まれるので、それはもう本当に様々ですね・・・。

今回は久し振りに引っ張り出してきたSHURE SE535LTDを雑にカスタムしたいと言う意図なので、あまり費用を掛けたくないので、カスタマイズを楽しむと言う方向に振り切ります。
リケーブルで音の変化を楽しむと言う方向は私の主義に合わないと言うか、繊細な変化(個人的には些末な変化)のために大金出してケーブルを買うくらいならば、上位モデルのSE846を買ったほうが*4有意義くらいに思ってます。

そんな訳で適当なケーブルを物色してて思い出します、そうだソフマップポイントが無駄に貯まってると・・・。・・・え、なんでソフマップポイントだって?去年の年末近くにThinkPad X1 Nanoの代替でSurface Pro X買ったから大量にポイントがあるんだよ(´・ω・`)
sylve.hatenablog.jp

今回衝動買いしたリケーブルについて

  • 入手元 : ビックカメラ
  • 商品名 : SAEC SHC-120FS(0.8m)
  • 浪費金額 : 0円(全額ポイント利用)

ソフマップは現在ビックカメラグループなので、ビックカメラも含めて物色した結果、汎用MMCXのりケーブルを全額ポイントで購入しました。
・・・と、言うかどうも不良在庫品だったのか店頭価格4,980円から30% OFFと普通に支払うとしてもリケーブルとしては破格のお値段だったので、今回雑なカスタムで購入するリケーブルとしては願ったり叶ったりなものでした。

ただ、この商品元は(本体裏面に0.8m版は)税抜き11,000円とそこそこの高額商品のようで、意図せず音質改善に効能がありそうなリケーブルのようです。
av.watch.impress.co.jp

早速換装して利用してみましたが、少しタッチノイズが目立ち、あまり移動中に利用するには不向きな印象を感じます。
タッチノイズとは、ケーブルが身体や衣類と接触・擦れたりしたときにケーブルを通じて発生する「ボゴボゴッ!」「ガザガザッ!」などの物理的なノイズのことで、少々難儀な問題です。
対策としてはクリップなどで衣類などに固定してケーブルに摩擦が発生しないようにすることで解消可能ですが、今まで利用してきた(SHURE純正の)リモコン・マイク付きケーブルではそこまで顕著に気にならなかったため、ケーブルの材質にも影響されるのかも知れません。
また使い勝手の面では、意外と80cmは短いので少しだけ「ヤッチマッタナー」感があります。胸ポケットに収めたスマホとの接続前提のサイズなので、ズボンのポケットなどに再生機器を収めるような場合は120cmケーブルにしたほうが良さそうです。

音質周りについては標準付属のケーブルで音楽を聴いてこなかったので(購入直後の検証時以外はRMCE-BT2/その後はテレワーク用でリモコン・マイク付きケーブルでの利用なので)ヨクワガンネと言うのが正直な感想ですが、ネット上で著名なオーディオ系サイトの専門家によるレビューでは変化を感じられたようなので、少なからず標準ケーブルよりは何らかのポジティブな変化はあるようです。知らんけど。

少し欲が出てきた+手持ちのLightingアダプタが・・・

リケーブル代がポイント消費で実質0円だったので、少しだけ欲が出てきました。

最近はスマホから3.5mmイヤホンジャックが無くなっているため、このままではせっかくリケーブルでカスタマイズしたSE535LTDが使えません。
メインスマホiPhone 13 Pro Max・一応業務連絡用扱いのiPhone SE(第3世代)は両方ともイヤホンジャックは撤廃済み、手持ちタブレットiPad Pro 11-inch(第3世代)・iPad mini(第6世代)もイヤホンジャックはありません。
辛うじてAndroidアプリテスト環境用のPixel 5aと年末衝動買いしたiPad mini(第5世代)にはイヤホンジャックは搭載されているものの、いずれもメイン用途ではありません。

一応iPad Pro 11-inchの第1世代を使ってた頃にApple純正USB DAC(USB-C to 3.5mm変換アダプタ)を確保しているため、メインで利用しているiPadではアダプタ経由で使え・・・なくはないのですが、何をトチ狂ったかApple純正USB DACをテレワークPC(Windows PC)とヘッドホン接続用に利用している始末・・・。・・・えぇ、このUSB DAC経由だとヘッドホンのリモコン機能が動いてくれるので・・・。*5

ま・・・まぁ、iPadでイヤホンを使うのは稀でしょうし・・・と言うことで、同じく確保しているApple純正のLighting to 3.5mm変換アダプタでiPhoneと接続してみ・・・ると、こちらは接触不良と言うか断線しかけてる雰囲気・・・。

・・・手持ちのUSB DACは利用中、Lightingアダプタは断線気味・・・。・・・うん、追加でUSB DAC買っちまおう。

今回衝動買いしたUSB DACについて

  • 入手元 : eイヤホン
  • 商品名 : iBasso Audio DC05
  • 浪費金額 : 税込み6,790円(中古)

ほ・・・本当はもっと安価なモデルを予定していたのですが、Lightning変換アダプタ付属の中古品を見つけてしまいまして・・・。
物自体はスマートフォンを対象としたUSB DACで、何気にハイレゾ対応品です。動作対象はWindows/Androidですが、一応macOS/iOS(iPad OS)にも対応するようです。

本体自体はUSB-C端子ですが、通常のUSB-A端子の変換アダプタが付属しているので、幅広い機種で利用可能なようです。また、初回出荷商品限定でLighting端子の変換アダプタが付属し、一応iPhone/iPadにも対応するようです。*6

今回は手持ちのLighting to 3.5mm変換アダプタ断線の代替品を兼ねての調達のためハイレゾ対応がそこまで重要と言う訳ではありませんが、変換アダプタが豊富なため幅広い機種で利用できる汎用性の高さが購入ポイントとなった次第です。

ケーブルが本体直結のため、持ち歩いて利用するとすぐに断線しそうな不安要素はありますが、あまり余計なことを考えずに音質改善が行えると言うのは素晴らしい限りです。
動作確認を含めてリケーブルしたSE535LTDで利用していますが、SE535LTD自体がハイレゾ非対応*7なので少し宝の持ち腐れ感が拭えません・・・が、雑に良い音でSE535LTDを活用できる環境が整ったのでヨシとします。
上記の通り非ハイレゾイヤホンを利用していること・そもそも私が利用しているSpotifyハイレゾ配信非対応であることから、どのように(デフォルト・特にワイヤレス環境から)音が変化(向上)したかについては触れないこととしますが、ある程度出力が大きいようでイヤホンに限らずある程度のハイエンド寄りヘッドホン*8も満足に鳴らせるんじゃないかと思います。

これ以上のカスタムは無い・・・はず

手持ちのミドルハイクラスのイヤホンに、発売当初は高価だったリケーブル、そして地味にお高いハイレゾ対応USB DACと贅の限りを尽くしてしまいました。

雑に思い付いてカスタムした割には(ポイント消費や中古などあの手この手を使いましたが)安上がりに済んだのではないかと思うため、細々とした不満点はあるものの自己満足に浸れる環境となりました。
USB DACが完全に余分な買い物ですが、特定の機種限定と言う訳ではなく幅広い機種で利用できる汎用性の高さから、SE535LTDで使わなくなったあとも壊れるまで使っていきたい所存です。・・・SE535LTDが何らかのトラブルで壊れたあとに使うのかと問われると微妙なところではありますが、利用頻度を考えると少なくともSE535LTDはあと10年以上は使い続けそうな雰囲気ですし、バッテリーと言う絶対的な問題から現在利用しているAirPods Pro(や買ったものの利用頻度の低いWF-1000MX5)よりは長くお付き合いすることになると思いますので・・・。

とりあえず、SE535LTDに対してはこれ以上のカスタマイズ要素は無いはずなので、これ以上お金を注ぎ込むことはない・・・はず。
厳密には現在利用しているイヤーピース(イヤーチップ)が劣化したら買い替える必要性はありますが、交換したケーブルが断線などのトラブルに見舞われなければ、定期交換が必要なイヤーピース代以外は発生しないはず・・・。・・・あと私はCOMPLY派なので、余程の理由が無ければ他のメーカーには切り替えないはず・・・。
オーディオ周りはお金を注ぎ込もうと思えば青天井の世界なので、余計な欲が出て(スマホ・PCなどのデジタルガジェット以外で)更に出費を重ねるようなことにならないよう、気を付けていきたいところです。

・・・まぁ、USB DACやリケーブルを交換したいって欲求よりは、SE846を使ってみたいって方向の欲求になりそうな気がしますが(白目)

*1:リンク貼るためにAmazonの商品ページを見ると「ハイエンド」の位置付けですが、SEシリーズの上位モデルにSE846と呼ばれるモデルがあるため、このブログでは(SE535LTDは)ミドルハイクラスと扱います。

*2:これもまた随分と昔に購入したBOSE QuietComfort 15なんですが、長時間付けてても耳が痛くならないので大変重宝しています。難点は乾電池式なので、手持ちの在庫が無くなるとノイズキャンセリングの利用有無に関わらず使えなくなります・・・。

*3:当時買ったのは純正オプションのRMCE-BT2で、レシーバー・バッテリーユニットとイヤホンが有線で繋がっているタイプです。

*4:その理論でSE846買っちゃおうかと秋葉原のeイヤホンの中古コーナーを覗いて、(´・ω・`)な顔して帰るのがいつもの流れ(!?)です。

*5:PC本体のイヤホンジャックだとリモコン機能が動かず、音量設定が少し手間なので・・・。

*6:調べると専用ユーティリティはAndroid専用なので、iPhone/iPadでは「動けばラッキー」程度で考えたほうが良さそうです。

*7:ロングセラー商品なので、これは仕方無いことです・・・。ちなみに、上位モデルのSE846のマイナーチェンジ版はハイレゾ対応らしいって話ですよ。

*8:調べるとインピーダンス(抵抗値)の高いモデルは(イヤホンジャックからの)電力供給が足りず意図した音が出ない場合があるようなので、あまりこの手のオモチャ同然なUSB DACでガチモノのヘッドホンを利用するユーザーは少ないと思いますが、出先でヘッドホンを利用するユーザーはこの辺を少し意識すると良好なリスニング環境が整うかと思います。