Re:シルの日々の戯言。

散財が生き甲斐になりかけている、デジタルガジェット大好き自称黄色いネズミの戯言。

じゃんぱらに流れてきた格安プロジェクターを衝動買いしてみた

最近じゃんぱらで格安のプロジェクターを見かけました。
何処からか流れてきたバッタモンなのかも知れませんが、一応新品未開封品です。明るさは100ルーメン前後、一般的には1000ルーメンくらい、もしビジネスシーンなどで(プロジェクタ利用のために消灯などをせず)明るい場所で利用する場合には2000ルーメンくらいは必要と言われています。早い話が夜間など暗闇でしか利用価値が出てこないようなモデルです。*1

しかし価格が馬鹿みたいに安いので非常に気になってしまいました。・・・買っちまうか・・・。
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今回衝動買いしたプロジェクターについて

  • メーカー:Aiptek
  • 型番:Pocket Cinema A100W
  • 購入価格:税込5,980円(未使用品)

じゃんぱらに流れてきた未使用品のプロジェクターです。(2019年8月中旬時点で)調べる限り、Amazon上では約1万円の価格が付いていますが、じゃんぱらまで流れてきた個体は5,980円と信じられない価格になっています。*2

調べる限り、7月末に入荷してたようでAKIBA PC Hotline!に補足されていたようですが、どうやら私が入手したのは再入荷した商品っぽい雰囲気です。
akiba-pc.watch.impress.co.jp

スペックとしては入力解像度はFHD(1,920x1,080)に対応しているものの、出力はWVGA(854x480)なので文字を表示させるには不向き、実質的にはパワポ資料のプレゼン・映像出力専用と言ったところでしょう。
そこそこの大きさはあるものの、持ち運んでの利用を前提としているようでバッテリーを内蔵しているので、電源レスで利用可能です。但し、電源未接続の場合は最大の明るさが80ルーメンに抑えられるらしいので、出先でどこまで使えるのか未知数のような気がします。
難癖を付けるとしたら、ビジネス用のプロジェクターではある程度補正してくれるので斜めに写しても映像が台形型に歪むことはありませんが、捨て値価格で売られているプロジェクターなので補正機能なんて存在しません。真正面に設置しないと映像が歪みます。

HDMI入力+Miracast/Airplay、専用アプリの3パターンに対応しているっぽいのですが、試しにAirplayで接続させたところ正しく接続出来ずプロジェクター上にエラーが発生した旨のメッセージが表示されたので、実質的にはHDMI専用*3と考えたほうが良いのかも知れません。ただ、そんなHDMIについてもiPad Pro+変換下駄でHDMI出力させたところ、画面が揺れたり何やら怪しい雰囲気があるので「安かろう悪かろう」な製品と考えたほうが良さそうです。*4

ちなみにHDMI入力にすると音声はプロジェクター側のしょぼいスピーカーから出力されます。音声出力は存在するので、映像を見る場合はプロジェクター側の音声出力にスピーカーを繋げることをお勧めします。

実際の使用感

当初はMiracast/Airplay対応とのことだったので専用アプリ(EZCast)で初期設定をして様子を見てみようと思ったのですが、先に綴ったとおり残念な結果に終わっています。また実質的な解像度はWVGAと非常に低解像度のため、フォーカスがあっているのかボヤけているのかが非常に分かりにくい状況です。

ただ、暗い場所で映像を見る分には不自由しない性能を有しています。参考としてAbemaTVのとある名車を再生するクラシックなディーラーさん*5を天井に写しての照明点灯時・消灯時の写りの差を・・・。
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照明消灯時は結構いい具合に映っているので、寝っ転がりながら映像を見るには丁度いいプロジェクターです。・・・これでMiracast/Airplayがまともに機能してくれたら最高なんですが、それはそれで堕落の意味での寝たきり生活が始まってしまいそうなので、まぁ良いでしょう・・・。

使えなくは無いがどう使うかを考えないと辛い

安いから手を出したプロジェクターですが、正直現時点では使い物になるかと言うと微妙な線です。

私の部屋の場合、設置場所の都合で天井に写すしか無いが、天井に写そうとするとプロジェクターの固定方法を考えないといけない。*6
また、実際に使うとなるとiPad Proでは無く寝床用にiPad mini 5と接続する必要があるが、iPad mini 5の場合はLightningケーブルからHDMIに変換する下駄が必要となるので、追加コストが発生してしまいます。*7

薄々感づいていますが、私の居住環境下では少々扱い難いものだったりします。ただ、プロジェクター自体は興味津々で安価であれば1台くらいは欲しいなぁ・・・と漠然に思っていたので、今回は渡りに船と言うか、安かろう悪かろうを十分に認識している前提条件であれば悪くない選択だった・・・と思っています。
正直利用頻度は非常に低いとは思いますが、気が向いたら天井に映画などを映し出して休日は自堕落的に過ごしてみたいと思います。・・・まぁ、飽きたら飽きたで実家に押し付ければ(ry*8

*1:適当にぐぐって調べてみたのですが、とりあえず家庭用なら1000ルーメン以上は欲しいと書かれてたので、100ルーメンでは正直オモチャレベルですね。

*2:ちなみに、同メーカーのモバイル仕様なプロジェクタであるMobile Cinema i70も同じ価格でじゃんぱらに流れてました。

*3:手持ちのiPad mini 5で試してみたのですが、音声はノイズまみれになり、映像は出力されず・・・と言った感じです。

*4:一応、iPad Proで怪しかった変換下駄をElitebook Folio G1に接続させたところ問題なく動いているので原因不明。単純にiPad Proとの相性なのか、変換下駄との相性なのか・・・。

*5:名車再生、好き。ちなみに、クラシックディーラーズって部分は日本語向けに付けられたタイトルらしいですよ。

*6:上記写真はプロジェクター背面に三脚穴があり、一時的に三脚に取り付けて利用しています。

*7:iPad Proは大きさ的に取り回しが辛いのでiPad mini 5にしたい・・・。

*8:多分最初の半月ぐらいは実家でも面白がって使うだろうが、タンスの肥やしになるんだろうなぁ・・・。