ThinkPad T440pに導入しているVMware vSphere Hypervisor(ESXi)*1で少々問題発生中。
sylve.hatenablog.jp
仕事でトラブった原因調査を個人的に調べたくて既存の仮想サーバ全部停止し、3台新たに仮想サーバを作成しWindows Server 2016評価版をインストールしたのですが、ThinkPad T440pはどうあがいても民生用マシンなので*2主にストレージ速度が全く足りず、仮想サーバのレスポンスが酷い有様になっています。
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ノートPCなので2.5型HDDを利用することとなるのですが、実測はしていないものの100MB/sに毛が生えた程度の速度しか出ないと思われます。SSD全盛期で少なくとも500MB/sが当然の今の世の中、超低速と言う次元では無い低速ですが、それを仮想サーバ3台で分け合ってる有様です。・・・そりゃ遅いわ!
SSDを追加して有効利用することが出来るらしい
3台同時に起動していると再起動するにも時間を要する有様なので、チョットどうにかしないと調査環境としても辛いものがあります。・・・あぁ、Active Directory突っ込んでドメインコントローラとして運用するだけに留まらず、サーバ間での連携とか仕込んでいるので不要なサーバを起動させないって事は出来ませんので悪しからず。*3
手っ取り早く問題を解決させるとなると、HDDからSSDに換装させることですが・・・、・・・VMware vSphere Hypervisorは仮想マシンを動かす為のサーバ機であり、早い話が仮想マシンのストレージ用にそれなりのディスクサイズが必要なので安易にSSD換装と言うのはコスト面で厳しいものがあります。*4
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現在のHDDを換装させずにパフォーマンス改善出来ないものんか・・・と探してみると、同じような悩みを抱えた方が素晴らしいことにブログ記事にされています。
www.hits-net.com
大雑把に言うとキャッシュをSSDに設定するとパフォーマンスが改善されるよって言うお話です。・・・しかし手持ちの機器はThinkPad T440p、ディスクは1本しか搭載出来ません。ただ、光学ドライブが搭載出来る機種なので、2nd HDD Bay系統のガジェットを買うことでもう1本HDDを搭載することは出来ます・・・が、T440p以降の機種向けの部品が安価に手に入らない有様ですorz
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そうなると・・・、・・・裏ワザ的・・・と言うのは言い過ぎですがM.2 2242のSSDが搭載出来るので、そっちで増設させるしか無いか・・・。幸か不幸かちょうどM.2 2242 SATA対応のSSDありますし・・・。*5
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だが上手く動かないorz
とりあえずM.2 2242のSSDを取り付け、VMware vSphereのWebコンソール上からは確認出来ました・・・が、実際に割り当てようとすると「失敗 - ホスト設定を変更できません。」とメッセージが出て操作に失敗してしまいますorz
調べてみるとvSphere Hypervisor 6.5向けの情報ではありませんが、どうやら使い回しなどでパーティションが2つあると上手く行かないらしい・・・と言う公式情報があったり、GPTパーティションで一度でも作成していると上手く行かないとのユーザ記事もあったり・・・。
更に運が悪いことに、UbuntuなどLive Linux機能があるディストリビューションを利用してSSDを捏ねくり回そうとするとI/Oエラーが発生するので、(直前までThinkPad T440sで使ってたにも関わらず)実はSSDがご臨終してる可能性も無きにしもあらず、原因が全くもって不明と言う泥沼に入り込む大惨事に・・・。
さてどうする?
今後の対応を考えていますが、個人の検証用環境なのでこれ以上のコストは注ぎ込まない(=現状維持)という選択肢、容量を犠牲にデータストアをSSD化する選択肢の2択を考えています。*6
仕事の再現環境と言えど、私の所有している環境はお遊び環境なので、そこまでガッツリ環境を組み込む必要はありません。そのため、ディスクストレージが遅いのは諦めるのが一番手っ取り早く、コストも掛からない妥協の極みの選択肢です。
しかし、結果的に複数サーバ立ち上げるとディスクパフォーマンスが著しく低下する問題が発覚したのも事実、あえてコストを掛けて検証用環境を整えるのも選択肢の一つ、必要コストとしてSSDを調達すると言うのも脳裏から離れません。
気持ちとしては、必要コストとして大容量SSDの調達を考えてはいるものの、直近にどうでも良い用途としてSurface Pro3を衝動買いする浪費著しい生活が続いているので、死に急ぐように安易にSSD調達に走るのは愚行・・・と言う思いもあったり無かったりします。むしろ、中途半端にM.2 2242のSSDがあるので、何としてでも既存機器流用で環境整えられないか・・・とか考えてしまいがちです。
悶々と悩みつつ、仕事をこなしつつ、今週末に必要コストとして大容量SSDを買うか否かの決断をしなければ・・・と思う日々が続きそうです・・・。
*1:表記がブレたりしているのですが、歴史的経緯やら何やらが絡み合ってます。とりあえず、VMware vSphere Hypervisorってのは無償で利用可能な仮想マシンの専用サーバとでも思って下さい。Microsoftで言うHyper-V Serverみたいな位置付けの製品です。
*2:あぁ、大変意識高い系でノートPCをサーバ代わりに使う輩を絶対○すマンさん、ノートPCをサーバ用途で使うリスクや問題は承知の上で利用しているので、そんな馬鹿の一つ覚えのように顔を真っ赤にして発狂しなくても大丈夫です。・・・妙に頭の悪い予防線を綴っておりますが、世の中にはこんなどうでも良い部分(たまたまブログ書いて大衆の目に晒されてるだけの一個人のテスト用環境まで)を気にして、まるで親の仇のように怒り狂う人種がいるんです・・・。
*3:詳細綴ると身バレ促進に繋がりそうなので、Active Directoryその他ってことにして下さい。
*4:今搭載しているのが1TBのHDDですが、まだ1TBのSSDは手が出ないので現在の利用用途からサイズを見積もると、1サーバ余裕を持って80GBと考えると最低240GB・・・と思いきや、iSCSI用にFreeNAS突っ込んでるので余裕に余裕を見て500GB程度は欲しいところです・・・。
*5:NUCのSSDが死んだ時に、2280対応を知らずに2242のSSD買ったが、色々トラブルがあって最終的に使われなくなったと言う経緯ががが・・・。
*6:2nd Bayの部品調達と言う選択肢もあるのですが、入手性が悪いので候補から除外、またM.2 2242の新しいSSD調達と言う選択肢もコストパフォーマンスが悪いので同じく除外しています。