Re:シルの日々の戯言。

散財が生き甲斐になりかけている、デジタルガジェット大好き自称黄色いネズミの戯言。

独学環境を再整備する必要が出てきたのでWindows10 ProのHyper-Vを利用することにした

何やら退職記事が流行っている今日この頃ですが、私も「異動」で新たな環境に旅立つこととなりました。・・・だからと言って異動記事を綴るつもりは無いですし、Twitter辺りで吠えてた通りですが、特定されるのも怖いので詳細はボカしますが根性論だけで突き進むような感じとだけ綴っておきます。*1

・・・で、異動先で頑張るために自宅でゴニョゴニョするための環境整備が必要となりました。・・・元々その手の環境として準備していたThinkPad T440pは下記の記事の通り怪しげなチューナーを活用した録画環境として再整備してしまいましたので、はてさてどうしたものか・・・。
sylve.hatenablog.jp

無いなら無いで、新たにこの手の環境用に利用するマシンを調達すれば良いだけの話ですが、スペース上の都合でノートPCで最低4Coreでメモリ16GB以上、整備性を考えてSATAで出来ればSSD+HDDの2本積みたいとなるとジャンク系統で入手するにもなかなか難易度の高い状況で、仮に条件に合致したとしてもVMware vSphere Hypervisorが何の苦労もなく動いてくれると言う最大の難関が突破できるか・・・となると、頭を抱える有様です。・・・えぇ、別に場所があればノートPCに拘らないし、ノートPC以外を利用出来ればノートPCをサーバに使うな警察*2に襲われる危険性も無いので(!?)良いのですが・・・。

さらに、先日無意味に「Surface3をLinux入れるんだ!」・・・と訳のわからないことを叫びつつ中古でSurface3に手を出したり、衝動的にメインのMacBook Proを現行モデルに買い替えたりでお金がありません。・・・そうなると、過去に挑戦したものの色々と問題が発生して断念したWindows10 Pro搭載のHyper-V環境を利用してサーバ環境を整えるか・・・。

Hyper-Vとはなんぞや

根本的な部分としてHyper-Vとはなんぞや?と言う話ですが、私が以前利用していたVMware vSphere Hypervisorや、先日紹介したParallels Desktop Liteと同じ系統の仮想マシン環境の名称になります。

ひと目でわかるHyper-V Windows Server 2016版 (ひと目でわかるシリーズ)

ひと目でわかるHyper-V Windows Server 2016版 (ひと目でわかるシリーズ)

Hyper-VMicrosoft主導で開発が進められている仮想マシン環境で、確かPro以上のエディションで利用出来る・・・はず。*3・・・まぁ、ベースにはXenなるものが使われてて・・・とか話を広げると私の薄っぺらい知識のボロが出るのでこの辺にしておくとして、Microsoftが作ってる仮想マシンって事で許してください、何もしませんけど。

Microsoftが絡んでいるので、Windows以外のOSが動かないように思えますが、その辺は一応キチンとした仮想マシン環境なので、Linuxディストリビューションも動いてくれます。そのため、Windows10 Proを使ってるならば、Oracle Virtual BoxやVMware Playerなどのサードパーティ仮想マシン環境を準備しなくとも良かったりします。

Windows10 ProでHyper-Vを追加する場合の注意点

ここまで書くと案外楽々導入できそうですが、元々はITプロフェッショナルなガチなユーザ*4が利用するための環境なので適当に構築すると痛い目見ます。

私が躓いた部分としては、物理的なLANポートが1本しか存在しない場合、仮装ネットワークスイッチ(ハブ)に主権を握られてローカル側(Hyper-Vを動かしているWindows10 Pro側)がネットに接続出来なくなります。*5

最近知ったのですが、Hyper-Vの仮装ネットワークスイッチに割り当てられたNICHyper-V専用にされてしまうらしく、色々と端折って端的に書くと仮装ネットワークスイッチの物理的な1つのポートと言う扱いになってしまいます。・・・そのため、もう1本なんらかのLANポートまたは無線LANが存在しないと物理側が完全にネットワークから分離されてしまう・・・らしい。*6

本業のプロフェッショナルなユーザなら上手く回避出来る問題なのかも知れませんが、そもそも論としてそう言う用途で共有させんなとかあると思うので、Hyper-Vを利用するならば最近は安価で買えるUSB接続の有線LANアダプタなどを買うことを強くお勧めします。・・・下手すりゃドライバレスで導入出来ますし、個人が適当に弄ぶ環境ならUSB接続でも事足りますし・・・。*7

録画環境への影響はあるのか

今回、TS抜きチューナに繋がったマシンに仮装マシン環境を組み込んでいますが、あまりマルチに色々な環境を組み込むのはリソース的に影響出そうなのであまりやらない方が良さそう・・・ですが、今回は録画環境として無意味にメモリ16GBも無意味に積んでるし、SSDもシステム領域として480GBとか無駄に積んでるので、メモリ・SSD的には問題無い状況です。・・・まぁCPUリソースがCore i5 Haswell(2C4T)なので怪しい部分はありますが、録画するだけなら*8あまりマシンパワー喰わないので大丈夫でしょう。実際問題、サクッとHyper-V有効にしてCentOS突っ込んだけど、今のところ録画時にDropが増えたとか悪い傾向は見受けられないですし・・・。*9

・・・ただ、録画環境は録画環境として独立して存在させたかったので、チョット残念と言うか、失敗したなぁ・・・と言うか。

まぁ、最悪はSurface3と言う、非力だがWindows10が動いてくれる便利なマシンが手元にあるので、Surface3に録画環境を整えて、録画先をNASに設定すれば良いか・・・(マテ)*10

*1:色々と言いたい事はありますが、まぁ酷かったの一言で済ませましょう。

*2:特にLinuxサーバとしてノートPCを使おうとすると「民生用パソコンは24時間365日運用を前提に作られていない!」「バッテリーが爆発炎上する危険性がある!」「サーバはサーバ専用機として利用するべきだ!」と喚き散らし、袋叩きにする恐ろしい集団。業務用途でノートPCサーバとかやろうとしているのならば全面同意するのですが、個人が学習用環境として使う分にはどうでも良いと言うか、そう言う行動が個人環境としての非Windows OS普及を阻害している気がしてならない・・・。・・・まぁ、少なくともバッテリーは充電させっ放しだと劣化促進させたり無駄に孕んだり欠点が多いので取り外しておいた方が良いけど・・・。・・・例の如く今さっき私が出先でこの草稿をケンタッキーを貪りつつ書いた時に適当に思い付いたこの世の中には存在しない言葉ですけど。

*3:この辺うろ覚え。どちらかと言うとVMwareをメインで触ってたので・・・。

*4:私が本業のIT屋さんとして使うような意味合い。いえ、別に素人だろうが誰だろうが扱っても問題ないのですが・・・。

*5:NUCにHyper-V導入を諦めた原因が実はこれです・・・。

*6:無線LAN使うって手立てもありますが、私の場合はNUCを半ばファイルサーバとして利用していたので有線LANだったため、詰みました・・・。

*7:業務で使うならキチンとした環境でPCIe接続のカードを追加するんですぞ。

*8:通常の地デジチューナだと面倒毎が多くてリソース的に辛いと思いますが、そこはTS抜きとか怪しい言葉が出てくるチューナーなので・・・。

*9:この後でWindows Server 2016試用版を2環境ほど準備する予定なので、それでリソースがどうなるかが最大の問題ですが・・・。

*10:プリインストールがWindows 10 HomeなのでRDP出来ない問題がありますが、TS抜きチューナ繋げて録画するだけならマシンパワーとしては問題無さそう。・・・まぁ、思いついても実現させようとは思わないが。