表立って公言していないのですが、BYODデバイスとして業務利用してきたSurface Go*1を正真正銘の私物PCとして使い始めてます。業務用途を前提としているので、メモリは8GB、SSDは128GBの上位モデルです。
マイクロソフト Surface Go (128GB/8GB) MCZ-00014
- 発売日: 2018/08/28
- メディア: エレクトロニクス
・・・えぇ、手元に残していたCF-RZ5がアレゲ*2なので、業務用途の観点での性能的理由からお役御免となったSurface Goを使うこととしました。用途はルーターのコンソール操作・Lineage OSのROM書き込み・自宅内モバイルで雑多な作業向けのワークマシンですが、Surfaceシリーズ最小サイズの筐体なので何かと重宝しています。
閑話休題、Surface Goは(良識的範囲の用途なら)必要十分な性能は備えていますがCPU的にはCeleronより上のPentiumなので、正直速度はお察しです。非力と言うのは些かパソコンオタク過ぎる観点かも知れませんが、十分な性能が備わっているとは言い難いCPUなので、Surface Goで利用するツールはなるべく軽量を謳うアプリケーションを利用していきたいところです。
ブラウザにMicrosoft純正のEdgeを使えばサクサク動いてくれてる感が感じされますが、Surface Goで利用するツールはなるべく軽力を謳うアプリケーションを利用していきたいところです。
メーラーを変えたい
Surface Goは自宅内での作業用マシンなのでメール受信環境を整える必要性はありませんが、利用しているメールサービス全てでIMAPを利用できるようになって久しいのでメールデータを全部サーバにぶち込んで、セットアップのタイミングで同期させるという暴挙が出来るため、ワークマシンにもメール環境を整えてみたい次第です。
私の環境では標準メーラーとしてThunderbirdを利用しています。
これはまだ一部のメールサービスでPOP3を利用していた時の名残りで、Windows/macOSと異なるOSを併用していく都合上プロファイルのフォルダを単純にぶち込むことで移行が行える利便性と、複数のOSに対応しているメーラーの2点から利用しています。*3
Thunderbirdは非常に良いメーラーです。無償利用が可能にも関わらず使いこなせ無い機能が満載で、徹底的に使い込んでいけば非常に有能なツールと呼べることでしょう。
しかし、言い方は悪いのですが単純にメーラーとして上部の機能だけ使っている状況ですが少々飽きてしまいました。メーラーに刺激を求めるのは間違った行為なのは重々承知していますが、正直そろそろ他のメーラーを利用してみたいお年頃です。
案外と選択肢は無い
軽量なメーラーを物色してみるものの、既に世の中はWebメールがメインなのか案外候補が出てこないものです。
業務用途だと重量級になりますがOutlook択一でしょうし、オープンソース上等とIT面でイケイケな企業は(私のメインメーラーである)Thunderbird辺りでしょうか。
パッと思いつく軽量なメーラーだと、(Windows CE*4が全盛期だった頃に何かと愛用してた)nPOPが存在しますが近年はIMAPが主流になってきている感があり、現在私が利用しているメールサービスも多くはIMAPを利用しているのであまり現実的では無いです・・・。
nakka.com
他に何かないかと探すと、由緒あるメーラーの一つであるBecky! Internet Mailが候補に挙がってきます。
シェアウェアで結構な金額なのでチョット手を出しにくい製品ではありますが、仕事現場で利用させていただいたときは比較的軽量で悪くは無い感じがしたので、ワークマシンに入れてみたいメーラーです。
www.rimarts.co.jp
もう1つ、秀丸エディタ*5で有名なサイトー企画さんトコの秀丸メールも候補になるメーラーかと思います。
こちらもシェアウェアで単体で入手すると2,200円、既に秀丸エディタのライセンスがある場合は秀丸メールライセンスも内包されているので追加費用0円で利用できるとのことです。
秀丸メールに触れる機会が無いので使い勝手はよく分かりませんが、Becky!同じくシンプルな外見をしているようなので、恐らく軽量な動作かと思われます。
hide.maruo.co.jp
他はどうかと言うと、窓の杜やVectorを物色していますが気になるようなメーラーは見つけられず。メンテナンス頻度が低くて長年更新されていないメーラーが多く(よく言えばバグが少なく安定している)、個人的なアンテナに引っ掛かるようなアプリはありませんでした・・・。
ネタに走って(!?)ハンドルネームに似た響きを持つSylpheed(シルフィード)を選択しても良いのですが、如何せん少々マイナー感が拭えないので今回はパスとします。*6
sylpheed.sraoss.jp
ワークマシンにお金を注ぎ込むか現状維持か
リストアップしたソフトウェアは(ネタに走りと失礼なことを申し上げたSylpheedを除き)シェアウェアなのでお金が発生します。
更にいずれも(私が気軽にPCを衝動買いするほどではありませんが)*7結構な金額が発生します。
まぁお金が発生するのは構わないのですが、利用頻度が著しく低くて常用もしないようなPCに面白半分でシェアウェアを導入することによりどんな利点(具体的には金銭的な利点)があるのか?と考えるとさすがに躊躇してしまいます。
何事もカネカネとかなんだその欲に目がくらんだような思考?と思ってしまいますし自分でも呆れ気味に思いますが、実際問題先立つモノは大事なので本来Apple M1 MacBook Pro買う時もこのくらい慎重になるべきであり、至極まっとうな考え方でもあります。
無論、知見を増やすという観点では自己投資としてWindowsでは知名度の高いシェアウェアのメーラーを試すことは悪いことではありません。メーラー如きの知見が増えてどうなると言われてしまうと何も言えなくなってしまいますが、今回リストアップした老舗とも呼べるメーラーを今まで使ってきたことが無いので、使ってみるということ自体は悪いことではないかと思います。
2021年は既に浪費予算が枯渇どころか赤字突入状態なので調達するとしても2022年以降にせざるを得ないかと思いますが、シェアウェアを含めて利用するメーラーの選定をこっそり進めて行こうと思います。
プリインストールのメーラーと言う選択肢もあるが
一応、Windows10には「メール」と言うプリインストールされているアプリがあったりします。
とりあえず「利用する」には問題ないとは思いますが、食わず嫌いであまり積極的に使いたいとは思わず、未だまともに試していない状況です。*8
知見を増やす観点からするなら標準メールアプリでの使い勝手も知っておくべきなので、少しは標準メーラーを利用していく必要はあると思いますが・・・なかなかどうして腰が重い・・・。いえ、腰に限らず全般的に重たいのですが・・・。
・・・いや、なんと申しますか私の世代だとプリインストール品はあまりいい印象が無いと申しますか・・・。
*1:業務用途で利用してたので戯言日記的には触れていませんでしたが、実は持ってました。Web・メール・軽くOfficeツール使うくらいなら必要十分の良いタブレットPCです。
*2:タッチパッドが妙な挙動を示す・純正ACアダプタ使ってても非純正と叫ぶ。
*3:昔は学生時代の特権である学割で入手したOffice付属のOutlookを愛用していましたが、案外移行が面倒なのと有償であるOutlookを使い続ける必要があるので、無償で利用可能なThunderbirdに移行した次第です。
*4:Windows IoTの前身でPDAや組み込み機器向け、局所的に一世を風靡しました。
*5:ライセンス料の発生を毛嫌いしてか、あんまり秀丸エディタが使える現場が無くてションボリ。いえ、多くの場合はサクラエディタで事足りるんですけど・・・。
*6:Thunderbirdが出てくる前は、日本語対応のLinuxで動作する希少なメーラーとして知名度はありました。
*7:なんと申しますか、「お、M1MBPがメモリチョモランマ盛り構成でじゃんぱらにあるやん、買ったろwww」精神で16万以上軽く吹き飛ばした馬鹿者ですので・・・。
*8:厳密にはもう少し積極的に触れているものの、常用したいかと言うとそこまでのことは無く・・・。