Re:シルの日々の戯言。

散財が生き甲斐になりかけている、デジタルガジェット大好き自称黄色いネズミの戯言。

ハードオフで妙にお安いモバイルモニターがあったので・・・

最近は特に散財気味なので、自重自粛自制を念頭に11月の3連休に秋葉原へ向かいました。
あれやこれやと目移りするのはいつも通りですが、ハードオフで見かけたモバイルモニター(ポータブルモニター)*1を見つけました。
自宅内には(Raspberry Pi向けなどと適当な理由を付けて購入した)数台ほどモバイルモニターが転がっているため、これ以上モバイルモニターを購入しても意味はありません・・・が、なんとなく型番で調べてみるとどうやら4Kモバイルモニターのようです。

4K解像度のモバイルモニターはAmazonの「令和最新式」シリーズで見ると、そこはかとなく「良いお値段」ですが、目の前に掲げられたプライスカードには1.1万円と書かれています。
・・・4K解像度のモバイルモニターがハードオフ価格で1.1万円は安いな・・・。でも安かろう悪かろう理論で行くと致命的な問題が潜んでいる可能性が高い・・・ですが、稀に見かけるお値打ち品の可能性も微レ存です。

今回衝動買いしたモバイルモニターについて

  • 入手元 : ハードオフ
  • 商品名 : Sculptor MU140LA
  • 浪費金額 : 税込11,000円(中古)+1,880円(Alt-DP対応USB-Cケーブル)

www.makuake.com

思い切って手を出してしまいました。調べるとクラウドファンディングで発表されたタッチパネル対応のモバイルモニターのようです。
モバイルモニターとしては珍しくキックスタンドタイプで、キックスタンド部にminiHDMI/USB-C端子が搭載されています。あと何やらmicroUSB端子が搭載されていますが、どうやらOTGケーブルを差し込むことで*2USBデバイスを接続できるような雰囲気です。

中古購入のため付属品は専用の収納バッグのみ、miniHDMIケーブルやAlt-DP(映像出力)対応のUSB-Cケーブル*3を別途購入する必要があったので、ヨドバシカメラで4K/60Hz対応の適当なUSB-Cケーブルを調達しています。

動作確認してみた

モニター本体と専用バッグのみ付属だったので、早速動作確認を実施しました。

まずは入力周りの確認で、2系統あるUSB-Cが両方とも映像入力可能であることを確認、miniHDMIも*4入力可能なことを確認。
入力確認ついでに仕様通り4K解像度か確認したところ、OSD(モバイルモニターのメニュー画面)に3,840x2,160/60Hzの表示を確認したので問題なし。・・・と、言うかiPad Pro 11-inch/2021さん、貴方4K出力対応しているんですのね・・・。*5

続けて液晶のドット抜けチェック、4Kモバイルモニターが格安だったのでこの辺が一番気になるところ・・・。確認には以下のWebサイトを利用して目視確認していますが、特に問題は見受けられず。
nazo.main.jp

・・・色々と表示周りを確認した結果、久し振りにお値打ち品だったと言うことになったので、喜びます。やったぜ!

高解像度は素敵だけど気になる部分も

1万チョットで高解像度モバイルモニターを入手できたので気分はハッピーではありますが、利用していると気になる部分はいくつか出てきます。

4K解像度は素晴らしい限りではありますが、14インチに4K解像度と言うのは繊細過ぎると申しますか、MINISFORUM UM350+Ubuntu 22.04 LTSのLive USBで起動*6させたところ初手ドットバイドット表示で泣きを見ました。
WindowsmacOSだと意外と接続直後からスケーリング表示で表示してくれるので、高解像度モニターを接続したからと言って(ドットバイドット表示で極小豆粒表示から)目を潰されることは少ないと思いますが、大きさの割には超高解像度であることを忘れないよう注意していきたいところです。

初手の泣き言はさて置き、グレア液晶なので映り込みがかなり激しいです。購入した時点で分かり切ってたことですが、映像の見栄えは良いものの視認性が思った以上に落ちるため、気になる場合は汎用のノングレアフィルムを貼り付けた方が良さそうです。
適当にAmazonで探せばノートPC向けではありますが、汎用の(16:9比率の)14インチ液晶向けフィルムが結構売っているので、細かいサイズを確認した上で購入すると幸せになれるかも知れません。

このモバイルモニターは液晶以外も意外とテッカテカな光沢仕様なので、もしかすると適当なクリーニングクロスが1枚あると幸せになれるかも知れません。・・・一応、新品購入時は専用のクリーニングクロスが付属していたようですが、私のように中古で本体のみ購入との場合は適当なクリーニングクロスは必須でしょう。

些末な問題が続きましたが、出先で利用する場合の大きな注意事項が1つ・・・。意外とモニターの消費電力が大きいため、ノートPCにUSB-C接続で利用する場合は電源確保が不可欠になります。
これはITmediaでたまたま紹介された記事でも触れられている点ですが、MU140LAを接続した場合は通常の4倍くらいの速さでバッテリーが消費されると書かれています。
www.itmedia.co.jp

対策としてMU140LAはUSB-C経由で接続した機器に給電することも可能なため、モバイルモニター用に給電能力の高いUSB電源の利用を心掛けたいところ・・・。
PCと接続する場合は65W以上のUSB-C電源が必要・・・とされていますが、実際にはMU140LAで消費される電力(概ね15W)を差し引いた値がPC側に供給されると思われるので、PC利用時はワンサイズ大きなUSB電源を確保すると幸せになれるかも知れません。*7

手持ちのモバイルモニターを手放さないとなぁ・・・

安く高解像度なモバイルモニターを入手できたので万々歳・・・ではありますが、既に我が家には何台ものモバイルモニターが転がっております。
厳密にはRaspberry Piと組み合わせて利用しているものや、テレワークPCとは別に社用ノートPCがあり、そのサブモニターとして利用するものもあるので一応有効活用していますが・・・。*8

ただ、1台だけ完全に持て余しているモバイルモニターがありまして・・・。
sylve.hatenablog.jp

約4年前に購入した14インチのFHD解像度のモバイルモニターですが、意外と持て余しています。USB-C入力+miniHDMI入力と一般的なモバイルモニターですが、我が家で何故か使う機会が極端なまでに低く、半ばブックエンドとして利用している始末です。
遠因として何故かスピーカーのL/Rが逆に接続されているようで、スピーカー出力がおかしなことになっているのでホビー用途として使いにくい部分はありますが、それにしたって利用する機会が低すぎてどうしてこうなった・・・状態です。

そのため、このモバイルモニターを手放して今回入手したMU140LAを今後利用して行こうと思っています・・・が、そもそも論として手放そうと企んでいるモバイルモニターって売れるものなんでしょうか?
いえ、MU140LAだって中古で(しかもほぼ本体のみ状態で)販売されてたので買い取りしてくれるとは思いますが、仮に買い取ってもらうとしたらどのくらいの価格になることやら・・・。

*1:過去の戯言日記でモバイルモニターと書いたり、ポータブルモニターと書いたり表記ブレが酷いので、自己検索用に両方の表現を書いてます・・・。

*2:Makuakeに残されたページに、タッチパネルモデルにはホストケーブルが付属とあるので、多分なんか繋げられるんじゃないかなぁ・・・と。

*3:最近はUSB-Cケーブルも複雑怪奇なことになっているので、良く分からなかったら割高でもThunderbolt3/4対応ケーブルを買うのが大正解です。

*4:4Kモデルなので、miniHDMIも4K/60Hz対応品が求められます・・・が、何故かうちに4K対応のminiHDMIケーブルがある不思議・・・。

*5:いえ、一応Apple M1搭載モデルなので4Kくらい出してくれるのは当然なんでしょうが・・・。

*6:まだ環境をどうするか決めかねているので、とりあえずLive USBで起動させてます。

*7:そこまで検証出来ていないので分かりませんが、PC利用が前提の場合は100W出力のUSB-C電源があれば(MacBookPro 16-inchのような100W近い電源が必要な場合を除き)概ね問題ないんじゃないかと思います。・・・知らんけど。

*8:・・・社用ノートPCに繋げてるヤツ、一応Raspberry Piでのお遊び用だったんですが、後にジャンクコーナーで買った7インチのモニターがRaspberry Piと組み合わせて利用するのに大きさ的に都合が良くて・・・ですね・・・。