Re:シルの日々の戯言。

散財が生き甲斐になりかけている、デジタルガジェット大好き自称黄色いネズミの戯言。

NASの買い増しか、買い替えか・・・

もう1年以上前ですが、Raspberry Pi 4 BをNASとして利用するためのキットを衝動買いしました。
sylve.hatenablog.jp

多少の難はありましたが、いい感じに利用してきました・・・が、少し前にNASとして利用している2.5インチHDDの1台から「ギューン!」と素敵な音が響き始めました・・・。
内蔵しているHDDはノート向けHDDのWD Blue*1なので、恐らく24時間365日常時起動前提のNAS用途で利用したのがまずかったようです。一応RAID 5構成なので1台くらい壊れても大丈夫ですが、素直にRaspberry Pi 4 B NASは解体しました。
・・・が、Raspberry Pi NASに録画サーバーで録画した番組データをぶっ込んでいたため、そのデータがメインNAS(Synology DS218play)に伸し掛かり、今度はメインNASの空き容量が足りなくなりつつあります。これでも不要データ・なんだったか忘れましたが一部アーカイブとして残しておいてもいいデータを削除*2するなど、涙ぐましい無駄な努力で凌いできましたが限界のようです。
他の無駄遣いにお熱になってきましたが、覚悟を決めてNASを買い増すか・買い替えるかを決める時が来たようです・・・。

安直にシンプルなHDD1台構成のNAS買い増しを考えてる

現実逃避しつつもウッスラと考えていましたが、端的にNAS買い増しがデータの移行を考えずに済むので手っ取り早いかなぁ・・・と考えています。

現在メインで利用しているNASは買ってまだそこまで年数は経過していませんが、型番としては2018年前後のモデル(HDD「2」台対応の20「18」年式)なので、そろそろ買い替えてもバチは当たらないと思われます。
ただNAS用OSのDSMサポートはまだ続きそうなので、そこまで積極的にハードウェア毎買い替える理由はありません。*3

合わせて、今回そこまでコストを投入する気は無いため、非RAID(=HDD1台のみ)モデルで済ませようかとも考えています。
格納する予定のデータは録画サーバーで録画した番組のデータが主になる想定のため、RAID構成はオーバースペックとの判断・・・・に加えて、NASハードウェアのコストを1円1銭でも安く済ませることを目的にしています。・・・えぇ、非RAIDモデルなら安価に済みますし、なんなら同じ容量のHDDを2つ買わずに済みますし。

容量をどうするかは全く考えていませんが、何気にNAS向けHDDのアウトレット品*4なんてものがあったりなかったりするので、覚悟を決めてNASを購入しに秋葉原に行ったタイミングに売ってるもの・・・と言うことで・・・。

Synologyにするか、QNAPにするか

私が主に足を運んでいる秋葉原では、NASメーカーは以下の3つを良く見かけます。

  • ASUSTOR
    • ASUS系列でNASに特化したブランド
    • 最近ゲーミングを謳うNASが出てたり、どちらかと言うと一般ユーザー向け
  • Synology
    • 台湾発のNASやらネットワーク機器を出したりしているメーカー
    • 企業向けから一般向けまで幅広いが、企業向け知名度の観点だと後述のQNAPに負けてる感
  • QNAP
    • 台湾発のNASやらネットワーク機器を出したりしているメーカー
    • 企業向けから一般向けまで幅広いが、どちらかと言うと企業向けモデルがメインの印象

今回は非RAID対応モデルを探っている関係上、秋葉原界隈で非RAIDモデルを見かけないASUSTORは候補から外れるため、今回の私の希望だとSynologyまたはQNAPからの選定になります。

Synologyは現在メインNASとして利用しているメーカーでもあるため、NAS間の連携性が求められる場合はメーカーを統一したほうが良いでしょう。
もしSynologyから選定する場合、候補としてはDS124/DS120jの2つでしょうか?

DS120jは実家用NASとして利用しています・・・が、メモリ容量が脅威の512MBなので廉価版で安かろうとも積極的に手を出すのはチョット・・・。・・・えぇ、ウイルススキャン機能を有効化しておくと「レスポンス低下!これはHDDが壊れる前兆であります!タダチニ コウカン シタマエ!」の旨のメッセージを吐くので(実話)*5、余程困窮していない限りは候補から外れるモデルになります・・・。
DS124は現行モデルですが、廉価版から1グレード高いモデルに属するため実売価格が2.5万円以上・・・、個人的に「よーし、(行き遅れ独り身だけど)パパNAS買っちゃうぞー☆彡」の感覚で買うには少々躊躇するレベルです。

消去法からSynology製NASのを選ぶならDS124が候補となりますが、価格面で折り合いが付かないので、個人的には旧型で恐らく店頭在庫限りと思われるDS118(DS124の1つ前のモデル)*6を買ったほうが・・・と言う思いがあったりなかったりします。


一方のQNAPは個人的に触れる機会の無かったNASメーカーなので、様々なメーカーを試すと言う観点から考えると今回QNAPを選択するのは良い機会になりそうです。
そんなQNAPから選定する場合、候補に上がるのはTS-133のみでしょうか?

少し前まで他にも選択肢はあったような気がしますが、現在1ドライブの条件で調べるとTS-133のみのようです。
QNAP製NASは過去に一度も触れたことがないので興味津々と言う優位性があるだけでなく、メモリがSynology DS124よりも多い2GB*7のため、ウイルススキャンなどを走らせたい場合は意外と悪くない選択肢になりそうです。
性能が優れてそうとなるとお値段が問題になりますが、意外とお安く秋葉原ツクモで約2万円と意外と悪くない実売価格です。


価格面だけ見るならばQNAP TS-133がベスト解になりますが、個人的な印象ベースですがQNAPは若干EOL(サポート終了)までの期間が短い印象があります。そのため、末永く使おうと言う観点から「QNAPはアカン、QNAPはすぐに旧型機種を見捨てる」との印象を抱いてしまい、素直に手を出そうと思えなくなっています。*8

あと、個人的に最近駄文にゅうすさん経由で以下の記事を目にしてしまい、QNAP NASに手を出すべきか否か・・・を躊躇してしまっている部分もあります。
blog.naa0yama.com

つまり、 QNAP の QTS / QuTS hero はリセットボタン3秒で admin ユーザーのパスワードが初期化されますが、暗号化ボリュームのロックはされず、 MACアドレスのパスワードでアクセスした admin アカウントすべてのファイルにアクセスできてしまいます。

https://blog.naa0yama.com/p/47w22-c9h0whkn/

記事で触れられてる機種は今回私が興味を抱いた機種と異なりますが、少々見過ごせない問題があるようなので、一応生業がIT屋さん故に一般的には問題にすらならない部分*9も気になってしまいます。

とりあえずコスト優先しつつ適当に確保しよう

容量的な限界を迎えて流石に確保しないと・・・と言う状況になりましたので、恐らく今月中には確保してしまうでしょうが、どちらのメーカーにすべきか・・・。
心象的にはQNAP NASですが、躊躇する要素を見かけてしまったので素直にQNAPを・・・と選びたいとは思えず、さてどうしたものか・・・と言ったところ。

ただ、NAS専用機でも良いのですが最近INTERNET WatchDebianLinuxディストリビューションに導入する前提で利用できるお手軽サーバー化ソリューションのCasa OS*10が気になり、ストレージ容量を求めなければ手持ちのミニPC(MINISFORUM UM350)+適当な2.5インチSSD(または2.5インチHDD)の組み合わせ*11で簡易サーバーと言う構成も悪くないのかも知れません。
internet.watch.impress.co.jp
casaos.io

いずれにせよ今週末は秋葉原に一応計画立てた買い物を目的として足を運び、NASを購入しようと思います。・・・大枚叩く覚悟ができていれば多分QNAP NAS+適当なHDD、大枚叩くのに躊躇したのならばUM350に収まる2.5インチSSD/HDDで大容量ストレージ、もしNAS本体が中古でお安く都合のいいものがあればそれも視野に入れて考えることとします。

*1:ご存知の人はご存知なことですが、WD製HDDは用途毎にブランド(色)分けされており、NAS向けはWD Red(ラベルが赤)が推奨されます。

*2:後者アカン奴やんけ!!!11

*3:流石に専用NAS OSのサポートアウトとなったら、ネットに接続できるタイプの機器なので大至急の買い替えが必要です・・・。

*4:流石に一般のアウトレット品のように外装難あり訳あり品と言う訳ではありませんが、外箱ベコった(凹んでる)・売れ残り不人気品・売れ残り型落ち品などの訳あり品なので、1円1銭でも安く!・・・みたいなことが無ければ(特にデータを保存するストレージに関しては)普通の新品を買ったほうが良いです。

*5:Synology NAS向けのウイルススキャン機能、一応メモリ512MB以上と言う条件がありますが、多分512MBでは足りないのではないかと・・・。

*6:一応まだ秋葉原では見かけなくはないモデルですが、現在利用しているDS218playと同年代のモデルなので今更確保しても・・・と言うのが正直なトコロです。

*7:ちなみにDS124はメモリ1GB、もっと言うと現在メインNASで利用しているDS218playもメモリ1GBです。

*8:そんな印象を抱えてしまったがために、前回NAS買い替え時にSynologyを選択したと言う話があったりなかったり・・・。

*9:いえ、リセットボタン3秒で管理者IDのパス初期化・中身も丸見えってのは「一般的には問題にすらならな」とは言い切れないかもですが・・・。

*10:一般的なNASソリューションと異なり、ユーザー認証無しでファイル共有が可能な完全プライベート大前提の簡易サーバーソリューションのようです。合わせてDockerベースのアプリも動かせるとのことなので、意外と悪くはないソリューションなのかも知れません。

*11:M.2 NVMeは割高なので、手持ちで余らせている適当なM.2 NVMeストレージをシステム領域用として利用することにします。