Re:シルの日々の戯言。

散財が生き甲斐になりかけている、デジタルガジェット大好き自称黄色いネズミの戯言。

NUC8i5BEHを見かけてしまったので

私の自宅サーバーを自称するハードウェアのうち、NUCが1台あります。数ヶ月前にTS抜きチューナーを有効活用するために購入したNUC8i3BEHと呼ばれる機種です。
sylve.hatenablog.jp

このNUCはCore i3-8109Uを搭載し、ローエンドなモバイル向けCPUと思わせておきながら思った以上に優秀な性能で、720p前提にはなりますが30分番組を5分程度でエンコードしてくれます。
必要十分な性能は備わっていますが、実は私のチューニングがイマイチで未だにCPUパワーゴリ押しのソフトウェアエンコードを行っているので、CPUパワーがあったらあるだけ欲しいところです。*1
そのため、もう少しパワーが欲しいと思っていたところNUC8i5BEHと呼ばれるNUCを見つけました。このNUC、型番からお察しの通りNUC8i3BEHのCPUをCore i5-8259Uに置き換えただけのモデルになります。その他のハードウェアは全部一緒、CPUだけが異なる状態です。ちなみにCore i5-8259Uは4Core/8Threadです。現在のCore i3-8109Uは2Core/4Threadなので、単純に(Core数・Thread数ともに)2倍です。

・・・手持ちのNUC8i3BEHからメモリとSSDを引っこ抜くじゃん?NUC8i5BEHに換装するじゃん?再インストール無しで動く可能性が高いじゃん?*2ついでにNUC8i3BEHではUbuntu 20.04 LTS入れてるのでWindowsのように変な挙動無いじゃん?

今回衝動買いしたNUCについて

  • 入手元: じゃんぱら
  • 商品名: Intel NUC8i5BEH
  • 浪費金額: 税込み34,240円(中古/RAM・Optane含む)

NUC8i3BEH買ったときと同じくじゃんぱらで散財してるよこの人・・・。
時代の流れとともに合計金額的には全開のNUC8i3BEHと同じくらいの3万チョットの金額になってます。
NUC8i5BEHだけあれば事足りますが、交換してNUC8i3BEHが余るのでメモリも買ってきました。・・・勢いあまってOptaneとか言う訳の分からないものも買ってますが。*3

・・・が、このNUCにはミッキケーブルが必須なんですが、例のごとくプロジェクターから強奪しています。=また買い忘れました(白目)*4

そう言えば録画環境周りに触れてなかったので綴っとく

TS抜きが関連する環境なので、正義感あふれる面倒臭い輩に「幇助!」と噛み付かれないために*5環境構築周りを合えて何も綴っていなかったので、少しだけは触れておこうと思います。

私のデジタル放送録画環境は、Linux(Ubuntu 20.04 LTS Server)上にMirakurunとEPGStationの2つを構成しています。
github.com
github.com

Mirakurunはバックエンドとして利用しているチューナーの制御やチャンネル設定(含むEPGデータ取得)を担当するソフトウェアです。
バックエンドでの利用なので初期設定以降は表立って触れる機会はありませんが、実はIPTV Serverとしても機能する関係上IPTVクライアントがあればMirakurunだけ入れれば映像を見れたりします。

EPGStationはフロントエンドで利用しているWebベースの管理ソフトウェアです。もっとも触れる機会の多いソフトウェアで、ブラウザ経由で番組表・予約管理が行える上、放送中の番組のライブ視聴・録画済み番組の視聴が可能です。設定ファイルを少し修正すれば自動エンコードまで実現出来るので、私がPT2で撮りためてた頃や以前利用していた録画環境とは大違いで凄い限りです・・・。*6

合わせて私が利用しているTS抜きチューナーのPX-W3U4について、メーカー純正のWindows向けデバイスドライバは品質が今ひとつらしくWindows環境で録ってたときはDrop(ブロックノイズなど)がそれなりに発生していましたが、Linux環境では非公式ドライバにより圧倒的にDropが減り、安心して録画出来る環境となりました。
Windows環境向けにも非公式ドライバが出たらしいと言うお話もありますので、安定しないと不満に思っている方は非公式ドライバを試してみると幸せになるかも・・・しれません。

換装しての雑感

早速NUC8i3BEHからSSD/HDD/RAMを取り出して、NUC8i5BEHに搭載したので試してみました。

起動に関しては、単純換装で起動してくれたので問題なし。NICBluetoothMACアドレスが変わるのでネットワーク周りで不具合が出るかも・・・と危惧しましたが、何も気にすること無く動いてくれました。

TS抜きチューナー周りでは、EPGStation経由のライブ視聴で720pで選択しても途切れることなく視聴可能となりました。
特にiOS/iPad OSでも見れるHLS配信でも(ある程度のキャッシュが貯まるまで時間は要しますが)720pで途切れる視聴可能になったのは見逃せない点です。

エンコード周りについてはCPU使用率が大体70%前後で推移しているので、同時変換数を増やしたりできそうですが、少し設定を見直してガッツリと使い切れるように・・・したほうがいいのかしら?*7
よく分からなければ素直に同時変換数を増やす方向で設定を見直していこうと思います。また、余力があるならあるでエンコードとライブ視聴が重なっても影響が少なく済みそうなので、もう少しライブ視聴を積極的に利用していけそうです。

余ったNUC8i3BEHの使い道

ドンガラになったNUC8i3BEH、通常なら売却してNUC8i5BEH購入金額から相殺・・・ですが、意外なことにシルベ=サンの自宅には『マトモ』にWindows11を動かせるマシンがありません。*8

ESXiサーバーの中で仮想マシンとして動いているWindows11はありますが、TPM2.0要件を満たせず、ゴリ押しインストールで導入したマシンなので今後いつWindows Updateを拒絶されて使えなくなるか分かりません。*9
MacBookPro 13-inch/2020(M1)のParallels Desktop上にもWindows11(ARM)が動いていますが、そもそも評価版扱いのライセンスなので環境を作り込んでも意味がありません。
強いて言えば会社からの貸与品であるノートPCがまともにWindows11を動かせるマシンですが、貸与品を勝手にWindows11化するのか?と言う至極真っ当な理由から更新できません。*10

そのため、NUC8i3BEHにはWindows11をインストールして頑張ってもらいます。・・・が、よくよく調べてみるとNUC8i3BEHもWindows11向けデバイスドライバはまだ公開されていません・・・。
www.intel.co.jp

・・・が、特に重要な用途がある訳でもなく、持て余しているからWindows11を入れると言う前提条件ならばIntelからデバイスドライバが公開されてなくとも気軽に入れて弄ぶことが可能です。
更に1,500円程度で売ってたと言うどうしようもない理由からIntel Optane Memoryも調達しているため、なんだか面白おかしい環境を楽しめそうです。

いやぁ、楽しみだなぁ。ちゃんと要件を満たしたWindows11マシンをどう弄んでやろうか今から楽しみだなぁ。

*1:あまりエンコード周りには詳しくありませんが、利用するツールによってはソフトウェアエンコードの方が画質面で優れているとか言うお話があったりなかったりします。・・・が、別に永久保存版を作ろうとしている訳では無いのでハードウェアエンコードでサクッと処理させたいところです。

*2:一般的な自宅PCで言うところのCPUだけ換装した状態に限りなく近い状態です。

*3:訳の分からないと言うか、端的に雑に言い表すとIntel純正SSDキャッシュです。

*4:途中までは覚えてたのですが・・・忘れてしまってな・・・。

*5:TS抜き自体は黒に近いグレーですがB-CASカードの扱いに問題があり、私も「録画環境整えてみた!」系の記事を草稿まで作ったのですが、お蔵入りした経緯があったり・・・。

*6:以前はそこまで簡単に出来なかった気がするので、時代の流れとは凄まじいものです・・・。特にPT2使って撮り溜めてた頃は、自動エンコードまで行うと言う発想がなかったといいますが、私がPT2を入手した頃はSandy Bridgeさんが活き活き最新世代として活躍してた頃なので・・・ね・・・。

*7:利用するコア数を指定してたりするんだったっけ?よく覚えていないので、しっかりとチェックしなければ・・・。

*8:唯一の個人WindowsマシンであるゲーミングNUCのNUC8i7HVKはデバイスドライバ待ち・・・。

*9:無償版ライセンスであるVMware vSphere Hypervisorでは、現状どうあがいてもTPM2.0を利用できないため「詰み」状態です・・・。

*10:出向先の在宅勤務用のユーティリティの存在もあり、会社からOKと言われても出向先側の都合が加味されるので、なかなか難儀なことになってます・・・。