Re:シルの日々の戯言。

散財が生き甲斐になりかけている、デジタルガジェット大好き自称黄色いネズミの戯言。

グラボが安かったので衝動買いした

休日に秋葉原自作PC街を巡っていると、グラフィックボードのRadeon RX 6600の中古品(付属品無しの本体のみ)が意外と安価なことに気付きました。
以前よりゲーミングPCのNUC8i7HVKの内蔵GPUであるRadeon RX Vega M GHの性能に不満が出てきたので、思ったよりも安価なRadeon RX 6600が気になります。
sylve.hatenablog.jp

ただ、NUC8i7HVKは小型PCなのでグラフィックボードの搭載は不可能です・・・が、Thunderbolt3には対応しているので外付けGPU Box(eGPU Box)に対応しています。
しかし外付けGPU Boxは結構なお値段で、高嶺の華です。マイニング需要で暴騰したグラフィックボードで大枚叩く必要があるのに、更にGPUを入れるためだけの箱に数万円は、一般庶民には手を出すことができないものです。

・・・が、こう言うときに限って安価な外付けGPU Boxの中古品が見つかる訳です・・・。

そして、こうなるわけですわ(白目)

今回衝動買いしたグラボその他について

  • 入手元 : パソコン工房+HIGH-BEAM
  • 商品名 : RD-RX6600-E8GB/DF + AKiTiO Node 2019
  • 浪費金額 : 24,980円(中古/GPU) + 23,000円(中古/GPU BOX) + 5,580円(ケーブル)

月初の大暴走、ミドルエンドのグラフィックボードに、格安外付けGPU Boxのコンボで私の懐は爆散です。

GPUは上記の通り気になってしまったRadeon RX 6600搭載ボード、ギリギリ1世代落ちで比較的新しい世代のグラフィックボードです。
性能はそこそこですが、TBP(消費電力)が132Wに抑えられているとのことなので、電力消費量の多さから本物のゲーミングPC購入ができずにいる身にしては*1ありがたいグラフィックボードです。
pc.watch.impress.co.jp

そんなRadeon RX 6600を動かす苗床となる外付けGPU Boxですが、主にポータブルゲーミングPCに強いHIGH-BEAMで展示処分品名目で売られてたものです。・・・えぇ、Linux入れて遊ぶためのGPD Pocket系の訳あり品(ジャンク品)を目的に*2通ってたのに、まさか大物を買うことになるとは思いもしませんでした・・・。
購入したのはAKiTiO製の外付けGPU Boxで、電源容量を強化したマイチェン版です。展示処分品だからか使用感が結構強く、塗装剥げなども目立つので価格相応と言ったところですが、程度が悪くとも割高な金額が付けられる外付けGPU Boxにしては安価な価格なので飛びついてしまいました。

付属品が電源ケーブルだけで、Thunderbolt3ケーブルが付属しないとのことなので、ケーブルだけは別途購入しています。標準付属のケーブルは、性能優先で30cmと異常なまでに短いケーブルですが、利便性を考えて(同じ計上で下位互換がある)Thunderbolt4の2mケーブルを調達しました。

外付けGPU Box利用時の性能劣化を考慮する

外付けGPU BoxはThunderbolt3経由で接続することになりますが、PCI Express 3.0 x4相当で接続されます。
一方、今回入手したRadeon RX 6600はPCI Express 4.0 x8接続とされています。・・・スロットはx16で作られてますが、x8なんですね・・・。*3

外付けGPU Boxを利用すると、PCI Expressのバージョンも低く・接続レーン数も少なくなり、本来ある性能を発揮することができません。
では、どのくらいの性能劣化が発生するのか、机上で考えてみることとします。

最初にPCI Express 4.0とPCI Express 3.0でのバージョン違いで、どのくらいグラフィックボードの性能に影響を及ぼすか・・・ですが、個人サイト(ブログ)でGeForce RTX 3080を用いた場合の比較記事がありました。
asahirogame.com

この記事を見る限りだと、ハイエンドグラフィックボードでもPCI Express 4.0と3.0での性能劣化は誤差の範囲内とされているので、PCI Expressのバージョン違いでの差はあまり気にする必要はありません。

その一方で接続レーンの違いについては、PC Watchにて外付けGPU Boxが話題になった5年以上前の段階で*4検証記事を出しています。
pc.watch.impress.co.jp

5年以上も前なので、まだまだ目新しい未熟な技術と言う部分も考慮する必要はありますが、ゲームによっては大幅なフレームレート低下(PCI Express x16接続よりも8割減)が報告されています。
ただし、VRAMが少ないグラフィックボードでVRAMを大量に要求するゲームを動かした場合・・・と言う条件*5が付くため、8割減と言うのはあまりに極端過ぎる結果かと思われます。
十分なVRAMが搭載されている前提条件で(x16の)4割減、そこまで重量級では無いタイトルなら(x16の)3割との結果が出ています。

もう少し外付けGPU Box利用時の新しい情報はないかと探ってみると、ゲーミングノート+eGPU Box経由GeForce RTX 4090の情報が出てきました。
www.nichepcgamer.com

3DMarkで測定した場合は最大で30%程度の性能劣化だが、5K2K解像度でゲームをプレイしても高画質モードでも80fpsを超えるパフォーマンスが出ているとのことです。
そのため、外付けGPU Boxを利用する関係上ある程度の性能劣化は避けられない者の、悲観的なまでの性能劣化は考えなくとも良さそうです。

・・・強いて言うならば、性能厨やベンチマーク至上主義者に外付けGPU Boxと見つかったら、意味不明で一般的には理解不能な因縁・難癖を付けられてウザったい思いをするくらいでしょうか。

性能劣化前提でRadeon RX 6600はRadeon RX Vega M GHを上回る性能か

外付けGPU Box利用だと、どう足掻いても性能劣化は避けられないと言うことが分かった上でジャッジします。
中古で安く、消費電力も低いRadeon RX 6600が現在利用しているRadeon RX Vega M GHよりも性能が高いのか。もっと具体的には外付けGPU Boxを利用して性能劣化した状態のRX 6600は、RX Vega M GHよりも性能が高いのか。

パソコン工房さんのグラフィックボードベンチマーク一覧の中に、Radeon RX 6600とRadeon RX Vega M GHの結果があるので、そこから考えてみることにします。・・・えぇ、実際のベンチマークを測定するのが面倒臭いとかそう言って訳ではありません、あくまで机上で確認しているだけです。
www.pc-koubou.jp

測定条件は3DMark Fire Strikeでの結果で、パソコン工房のWeb上は以下のように掲載されています。

普通のデスクトップPCのPCI Express 4.0 x16スロットに挿したとき・・・と言うのが前提条件でしょうが、Radeon RX 6600は現在利用しているRadeon RX Vega M GHの2倍以上の数値を叩き出しています。

・・・が、今回は外付けGPU Box経由でPCI Express 3.0 x4としてThunderbolt3経由で動作すると言う足枷が発生します。
上記の項目で最大30%ほど性能が劣化すると言うのが判明したので、上記数値の7割が外付けGPU Boxで活用可能なリソースと鑑みると「16,237」と言う計算結果となります。

外付けGPU Boxを利用したとしても計算上は現状よりは性能向上が見込めるため、外付けGPU Box+Radeon RX 6600は(私にとっては)十分意味のある組み合わせと言えます。

ただしNUC8i7HVKのパワーアップには失敗

ここまで良い事尽くしでしたが、問題が1点あります。

今回はNUC8i7HVKのパワーアップ、もう少し具体的には延命が目的です。
NUC8i7HVKは現在American Truck Simulator/Euro Truck Simulator 2(以降ATS/ETS2)をメインにプレイしていますが、近年のバージョンアップから通常プレイ中にコマ落ちが発生したり、シーンによっては方向指示器の(カッチッカッチと言う)リレー音が不整脈のように安定しない場合があります。

また、フレームレートを稼ぐために映像設定を操作して多少画質を落としたり涙ぐましい無駄な努力を重ねています。・・・4K液晶でプレイするなの一言で終了と言えばそうなりますが、4K液晶でプレイするとインパネの表示が見やすいので辞めれませんでした・・・。

そんな問題を解消すべく、NUC8i7HVKのThunderbolt3端子にAKiTiO Nodeを接続して、いざRadeon RX 6600利用開始!

CPU内蔵GPURadeon RX Vega M GHのドライバをぶっ壊してRadeon RX 6600ドライバが入り、NUC8i7HVKは本来最大6画面出力可能にも関わらず1画面出力しかしてくれなくなりました(白目)

同じRadeonなのに・・・と思われそうですが、Radeon RX Vega M GHはIntel CPUに内蔵された特殊なRadeonなので通常のRadeonドライバとは完全別枠となります。
・・・つまり、NUC8i7HVKのグラフィック性能を外付けGPU Boxで向上させたい場合は、システムに全く無関係なNVIDIA GeForceシリーズを搭載する必要があったのです。

\(^o^)/

NUC11PAHi7がゲーミングNUCになりました

私が所有しているNUCはもう1台あります。雑多な用途で利用しているNUC11PAHi7と言うNUCです。
sylve.hatenablog.jp

このNUC、雑な用途で利用している割にはメモリが32GBまで積んでいたり、SSDにはゲーミングブランドのWD Black*6を利用していたり可笑しな構成になっています。
更に、NUC11PAHi7には手持ちで余らせていた2.5型1TB SSDをデータストレージ用に搭載しているので、ストレージには十分な余裕があります。

・・・つまり、NUC8i7HVKの延命ではなく、完全リプレースの方向にすれば万事解決と・・・。
考えてみれば、外付けGPU BoxについてはNUC11PAHi7衝動買いしたあとにこんな戯言を綴っていますし、来る時が来た・・・と言っても良いのかも知れません。
sylve.hatenablog.jp

そんなこんなで、私の正方形の小型PCであるNUC11PAHi7はゲーミングNUCになりました。・・・えぇ、なんか本体よりクソでかい謎の箱(外付けGPU Box)に細いケーブルが繋がってると言うゲテモノ感が凄まじいことになってますが・・・。

リプレースとなるとNUC11PAHi7のUSBポートが不安

まだまだセッティング中ですが、ゲームプレイ環境が新たに整いました。
通常時は外付けGPU Boxの電源を切り省電力構成で、ゲームプレイ時は外付けGPU Boxの電源を投入してパワフルに・・・と、近年暴騰著しい電気代を抑えられる素敵なゲーミングPC環境です。

しかし、そうなるとNUC11PAHi7のUSBポートの少なさが気になるところです。
理由としては、現在Logicoolのキーボード・トラックボールを利用していますが、Logicoolのキーボード・マウス向け無線ドングルの規格が切り替え途中でして・・・。
キーボードにMX Keys mini*7を利用していますが、こちらは新しいLogi Boltと呼ばれる規格を利用しています。
もう1つのトラックボールはMX ERGOを利用していますが、こちらは従来のUnifying規格を利用しているため、それぞれ別々のドングルを使わなければなりません・・・。

一方NUC11PAHi7は背面にUSB-Aが2つ・前面に1つ、Thunderbolt4(USB-C)が背面・前面に1つずつありますが、背面のThunderbolt4は上記の外付けGPU Boxとの接続で利用しています。
つまりUSBポートが4つしか使えません。このうち、フロントのUSB端子はATS/ETS2用にLogicool G29(ハンドルコントローラー)で利用するため使えません。また、AndroidカスタムROM書き込み環境として整えている都合もあり、アクセスしやすいフロントUSBは(そこそこ利用することが想定できるので)なるべく使いたくありません。

そうなると背面のUSBポート2つしか使えませんが、何も対策せずに行くと背面USBポート2つは、キーボード・マウスの無線ドングルで埋まってしまいます・・・。
別に無線ドングルを使わずBluetooth接続にも対応しているので、Bluetoothで繋げればいいのですが、Bluetooth接続だとUEFI周りの操作が行えなくなってしまうので出来れば避けたいところです・・・。

別に今すぐこの瞬間に利用するNUCを切り替える必要はありませんが、NUC11PAHi7をメインで利用する場合はキーボード・マウス周りで難儀することになりそうです・・・。
具体的には、旧来のUnifying規格を利用しているMX ERGOからLogi Boltに対応したマウスに切り替えるか否か・・・。・・・一応MX ERGOは凄く気に入っているので可能なら使い続けたいところですが、最悪はLogi Boltに対応したM575BGR(M575Sのマイチェン版)に手を出すなどの選択を考えなければならない・・・かも知れません。

*1:NUC8i7HVKは内蔵GPUの構成の高さが一番の購入起因ですが、当時GeForce GTX 1050 Tiと同程度の性能を備えておきながら、合計200W電源で事足りると言うランニングコストの低さも見逃せませんでした。

*2:結局Surfaceに入れて遊ぶことにしましたが、Linuxを入れるPCとしてGPD Pocket系統も狙っていました。

*3:買ったあとで知りましたが、x8なんだ・・・。

*4:5年以上前に何があったかと言うと、macOSでeGPU対応が話題になったタイミングです。そこで一気に対応製品が増えた・・・気がします。

*5:具体的にはGeForce GTX 1050(VRAM 2GB)で、ゴーストリコンワイルドランズを動かした場合・・・とされています。

*6:2022年に、別々のタイミングで買ったCrucial P2が立て続けに壊れる不慮の事故が発生し、耐久性を重視しNAS用のWD Redは無理だけど次点で高耐久でそれなり金額のWD Blackなら・・・と言う経緯があります。

*7:本当はHHKB Professional JPを使いたいのですが、どうしてもATS/ETS2でファンクションキー(F1~F12)を利用することが多く、HHKBとの相性が悪くてですね・・・。