漠然とトラベルWi-Fiルーターが欲しくなりました。トラベルWi-Fiルーター自体は過去に入手していますが、細々ではありますがファームウェアのバージョンアップは続いているので、セキュリティ面で問題があるから買い替えたいと言う訳ではありません。
sylve.hatenablog.jp
私の自宅ネットワークではDNSサーバーとして機能する広告ブロックサーバーのPi-holeを設置しており、原則Pi-holeサーバーを経由してインターネットに接続する設定としています。*1
そのため、スマホだろうがゲーム機だろうが無関係に広告ブロック機能の恩恵を受けれますが、意図的に特定の端末(スマホ)だけ広告ブロック機能を回避したい場合に少し頭を悩ませる構成でもあります。・・・広告が嫌で広告ブロックサーバーを入れてるのに、わざわざ広告ブロックを回避したいシチュエーションなんてあるのか?と問われると、「とつまお」のテスター時に難儀したんですね・・・。・・・網羅テストの中に広告連動の機能(チケット入手)があり、そこで必要な通信が遮断される問題が発生しました。
頭を悩ませると言っても難しい話ではなく、単純にDNSサーバーの設定を手動で(Google Public DNSの8.8.8.8などに)書き換えればいいだけの話ですが、少しだけ手動設定変更が煩わしいと言うだけです。
だったら適当なWi-Fiルーターを入手して意図した二重ルーター構成にして、別のSSIDで無線LANの環境を整えてDHCP経由で配布される情報に含まれるDNSサーバーをGoogle Public DNSなどに設定してしまえば・・・と言う思惑から、冒頭の発想に至った次第です。
・・・えぇ、ちょうどAmazonを覗くと少しだけ気になっていた(手持ちのWMR-433W2よりも)高性能なトラブルWi-Fiルーターがセール中でお安くなってたので・・・。
今回衝動買いしたトラベルWi-Fiルーターについて
- 入手元 : Amazon.co.jp
- 商品名 : GL.iNet GL-SFT1200(Opal)
- 浪費金額 : 税込み4,393円(税込み/ポイント利用後金額)
比較的新興メーカーGL.iNetのトラベルWi-Fiルーターがセール価格で30% OFF、そこに手持ちのAmazonポイントを消費して約4,400円で調達しました。
GL-SFT1200(Opal)は同社現行商品の中では比較的ローエンド商品で、Wi-Fi5(IEEE 802.11ac)の最高速度が論理値で867Mbps(5GHz)のトラベルWi-Fiルーターです。
一応OpenWrt対応品で、フロントエンドこそGL.iNet製ですが、バックエンドはOpenWrtが動いているとのこと。そのため、私のようなド素人は上辺だけ触って、分かってる人は愉快に遊べる素敵な製品です。
I/F周りはWANポート*1/LANポート*2(WAN/LANともにGbE対応)が備わっているため、トラベルルーターと言いつつもミニルーターとして使えなくはないモデルですが、WAN側はDHCP/Static/PPPoEの3種類しか対応しません。IPv6には対応しているものの、IPoEには対応していないようなので注意が必要です。*2
WANポート以外にも、既存Wi-Fiの中継機能・USBポートを利用してスマホやUSBモデムを利用した接続も可能で、ローエンドながらも下手な一般家庭用Wi-Fiルーターよりも高性能なトラベルWi-Fiルーターです。
本体サイズはトラベルWi-Fiルーターとしては大型、iPhone SE(3rd Gen.)より縦方向は小さく・横方向は大きい、厚みは2倍以上と言ったところでしょうか。
電源端子がUSB-Cなので汎用性は高いものの付属の(やや大型な)ACアダプタは5V/3A仕様なので、もし汎用USB-C電源を利用する場合は15W出力対応品を目安に選ぶ必要があります。
上辺だけ使うなら上等品
冒頭で呟いたとおり私の場合は意図的に二重ルーター環境を作り出し、別のSSIDのネットワークを作り出し、DHCPで配布されるDNSサーバーをPi-hole以外に設定すると言う横着極まりない用途なのでGL-SFT1200(Opal)で不自由していません。
プラグイン機能より機能を拡張することも可能なため、人によってはトラベルWi-Fiルーターには収まらないくらいに活用できる素晴らしいガジェット・・・とは思いますが、正直私が使うには宝の持ち腐れです。
正直もっと安価で適当な製品でも良かったような気がしますが、大は小を兼ねるを言う言葉がある通り案外このくらいのグレードでちょうど良いのかも知れません。
・・・で、思惑通りの環境を整えたまではいいのですが、はてさてどうしたものか・・・。
「とつまお」は無事にリリースされ、iPhone版も登場して随分と落ち着いたので、余程の大規模アップデートが入らない限りはテスターのお話は無いでしょう。
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・・・ま・・・まぁ、きっと将来なんらかの役に立つと思うので、将来への投資と言うことで・・・。
・・・と言うか、結局これは純然たる散財やないかーい!