Re:シルの日々の戯言。

散財が生き甲斐になりかけている、デジタルガジェット大好き自称黄色いネズミの戯言。

Synology DS120jが中古で安かったので・・・

数年前に、実家用NASとしてSynology DS120jを衝動買いし、実家に常設しております。
sylve.hatenablog.jp

このNAS、メモリが僅か512MBしか無いため何をするにもメモリ不足でエライコッチャ状態に陥ります。ウイルススキャンの設定を入れ込むと、スワップが発生し過ぎて「ディスク負荷が高い!故障の前兆であります!!!11」と別方向でアラートが発生して、S.M.A.R.T.で一切合切アラートが上がってなくともディスク交換を宣言してくるレベルです(実話)

そんなSynology DS120jを、なんとなく徘徊して横浜のじゃんぱらで見つけてしまいました。お値段随分とお安く、諭吉さん1名殉職でなんとかなるレベルです。
・・・ちょうど、自宅内でそこはかとなく大きめのストレージが欲しいと思っていたタイミングです。録画サーバーの内蔵ストレージがまさかの8TB SSDなのでバックアップ先として、メインで利用しているDS218play(RAID1/4TB構成)のフルバックアップ先*1として、1台NASが欲しいと思い込んでいたところです。

今回衝動買いしたNASについて

  • 入手元 : じゃんぱら
  • 商品名 : Synology DS120j+Seagate Exos X18 12TB
  • 浪費金額 : 税込み9,680円(中古)+税込み22,880円(中古)

過去に入手したのと全く同一形式のNASが出先で安かったので、思わず調達してしまいました。
少しストレージ関連で物入りのため、大容量ストレージが欲しく安価なNASキットを探っていたところで出会ってしまったため、衝動に走りました。

最ローエンドモデルなので搭載メモリが驚きの512MB(0.5GB)しかなく、またCPUも(細かい部分は話がややこしくなるので割愛して)2Core/800MHz(0.8GHz)と「今の時代にこんな骨董品以前の産業廃棄物を意気揚々と買って、ドヤ顔でブログの記事にしてしまうのか・・・」と絶句されてしまうかも知れません。
ただ、今回は冒頭の通りバックエンドで*2利用する予定のため、多少性能が低くても問題無しと判断しました。

そんな性能が酷いNASに利用するHDDは、まさかのSeagate Exosと言う過剰グレード・・・の中古品と言う頭のおかしい選定です。
中古HDDと言うのは中古SSDと同じく本来は選択してはならない愚か極まりない行為*3ですが、製造年月が2023年8月と中古品としては比較的新しい個体だったのと、Exosブランドなので多少は大丈夫やろ・・・と楽観的発想に甘えた次第です。
・・・しかし、大容量ストレージってのは中古品でも高いなぁ・・・。RAIDなしの1台構成だから出せましたが、これでRAID1とか考えたらクレカが爆発しますわ・・・。

録画サーバーとの同期はどうしたものか

今回のDS120jは既存のDS218playのバックアップと共に、録画サーバーのバックアップを目的にしています。
このうちDS218playのバックアップについては、Synology製バックアップツールであるHyper Backup・・・のバックアップ先に設定できるHyper Backup Vaultを利用することでOKです。*4
www.synology.com

ただ、問題はUbuntu 22.04 LTSの録画サーバーで、どのようにバックアップするか頭を抱えています。
DS120jのバックアップ領域をNFSマウントして適当にrsync辺りで同期させるか、調べるとLive Syncするlsync*5があるようなのでlsyncを利用するか、はたまた私がまだ知らぬソリューションを利用するか。

単純にrsyncだと適当にcronなどに登録しておかないと定期的に同期してくれないため、もう一手間加える必要があります。
その一手間の1つがlsyncなんでしょうが、除外ファイルの指定を適切に行わないと自動エンコード後に削除される想定のTSファイル(便宜上生データファイル/クソデカサイズ)も転送されてしまうので注意が必要です。・・・悩ましいのは、TSファイルは(撮るだけ取って二度と見ることの無いような)自称永久保存版として意図して残したい場合*6もあるので、思考停止でTSファイル削除設定を入れることは出来ません。

(私が無知故に)まだ知らぬLinuxで動くバックアップソリューションを利用するのも1つと言えば1つですが、現時点で安定して録画出来ている環境に対し、余計なモノを入れたいかと問われると・・・微妙なところです。
どのような影響が発生するのかが読めない状況でバックアップソリューションを導入し、録画サーバーとして支障が発生したら本末転倒ですし、泣くに泣けません。
そうなるとLinuxコマンドとしては歴史と伝統(!?)のあるrsyncを使ったほうが安心・安定なのかも知れませんが、既存のファイル権限周りを意識しないと面倒なことになりそうなので、横着でラクな方法を選びたいところです。・・・えぇ、あまりに雑に環境作り過ぎて、録画ファイルの権限が酷いことになっておりまして・・・。

とりあえず、当分の間は録画サーバーのバックアップを実装するかで、無駄に頭を抱えつつ愉快な時間を過ごせそうです。

*1:写真データなど消えては困るものは雑なUSB-HDDにバックアップしていますが、2.5インチHDDなので容量上限が2TBと厳選しなければならないと言う問題がありまして・・・。

*2:果たしてプライベート用途で仰々しく区別する理由はあるのかと言うと微妙ですが、フロントエンドはあくまでメインのDS218play(と録画サーバー)なので、DS120jはバックエンド扱いです。

*3:中古SSDに比べれば壊れる前に「ギュイーン」とか怪音を発して前兆を把握し易いだけ優しいですが、リスクを正しく理解できない限りは中古のストレージは辞めるべきでしょう。

*4:厳密には、DS218playにHyper Backup・DS120jにHyper Backup Vaultを導入する必要がありますが、入れてしまえば(DS218playの)Hyper BackupからDS120jをバックアップ指定先に設定できます。

*5:rsyncを利用するツールのようなので、結局はrsyncの設定が必要なんですが・・・。

*6:放送が終わってしまったブラタモリとかは、意図してTSファイルも残すよう設定していました。