Re:シルの日々の戯言。

散財が生き甲斐になりかけている、デジタルガジェット大好き自称黄色いネズミの戯言。

QuietComfort 15がボロくなったので・・・

何年か前にBOSE QuietComfort 15を(安値で)衝動買いしました。
sylve.hatenablog.jp

入手直後はあまり活用していませんでしたが、コロナ禍を迎えテレワーク時代に突入すると(マイク付きケーブルが付属していたため)急激に利用頻度が高くなり、仕事をする上で欠かせないものとなりました。
そんなQuietComfort 15ですが、経年劣化で外見が「いくらなんでもこれは・・・」とボロくなってきました。
ヘッドバンドは下地材が見えるくらいにハゲ散らかし、遠目から見ると汚れなんだかカビなんだか分からないため、本当の意味で見た目が悪くなってきました。
ただ、テレワーク時に利用する=持ち出して利用することはないので(第三者の気分を害することは無いと)割り切って利用してきましたが、ケーブルの3.5mmジャック部分もハゲ散らかしはじめ、接触不良で使い物にならなくなってきました。*1

リペアパーツは(古いヘッドフォンなので非純正品ですが)あるにはあるものの、お金を注ぎ込んでリペアする意味があるかと言うと悩ましいところです。
・・・ならば、思い切って新しいヘッドフォンでも・・・とリサーチを重ね、手を出してしまいました・・・。

今回衝動買いしたヘッドフォンについて

  • 入手元 : ハードオフ
  • 商品名 : BOSE Noise Cancelling Headphones 700
  • 浪費金額 : 税込み22,000円(中古)

既に後継モデルが登場している上、後継モデルはQuietComfortに吸収されているようですが、1世代前の最上級グレードのBOSEノイズキャンセリングヘッドフォンです。名前が長ったらしいので、略称としてNC700と呼ばれるようなので、それに倣います。

比較的最近のモデルなのでUSB-C給電・バッテリー駆動20時間・きめ細やかなノイズキャンセリング設定と、今までQuietComfort 15を使ってきた身からすると凄まじい進化っぷりです。*2
外見が従来のQuietComfortから大きく変更されているため、熱心なQUietComfortユーザーから賛否両論と言うよりは理不尽な難癖を付けられたようです。ただ、QuietComfortシリーズよりはスタイリッシュなデザインになっているため、一見さんからの(外見の)評価は良かったりするとかしないとか。

そんなNC700ですが、QuietComfortの比較的最近のシリーズには実装されている折りたたみ機構が搭載されていないため、可搬時の大きさに難があるようです。
難があると言っても持ち運び用のハードケースの大きさが数センチ異なる程度なので、余程カバンの大きさに余裕が無い限りは大きな問題にはならないと思いますが、多少注意を払う必要があるようです。

ノイズキャンセリング性能は素晴らしい

忘れがちですがBOSEノイズキャンセリング関連では老舗メーカー*3のため、ノイズキャンセリング性能だけは語っておくこととします。

・・・とは言え、様々なオーディオ系メディアが語り尽くしていますし、私自身がBOSE信者なので*4どこまで公平性のある記事を作成できているか自信がありませんが・・・。

知りうる知見で表現するならば、Apple AirPods Pro(第2世代)の強化版と言ったところで、結構強力に騒音をシャットアウトしてくれます。
オーバーイヤータイプなのである程度の消音性能はあり、そこにノイズキャンセリングが効いてくるのでイヤホンタイプよりも騒音に強いと言う至極当然な部分はありますが、少なくとも地上や高架を走る鉄道ならば思った以上の消音効果があります。そこに適当な音楽を流しつつだと、周囲の騒音が気になることはほぼ無くなります。

ただ、鉄道乗車時の案内放送はノイズキャンセリングを突き抜けて聞こえてきます。これは過去に利用して意外と長持ちせず手放したBOSE QuietControl30/QuietComfort Earbuds(初代)と同じく、安全面を意識して話し声などの中音域は意図的にノイズキャンセリングを弱めている設定が影響しているような気がします。・・・知らんけど。
sylve.hatenablog.jp
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過去に利用してきたのがイヤホンなのに対し、今回はヘッドフォンと言うことから難癖を付けるレベルで気にはならないため、些末な問題に収まるのではないかと思います。

また、地下鉄などでは思ったほどの消音効果はありません。これは上記のBOSE製品や現在一番愛用しているApple AirPods Pro(第2世代)*5でも同じで、単純に騒音があまりに大きすぎるため十分ノイズキャンセル出来てないだけと思いますが、航空産業発祥のメーカーなので地下鉄の騒音に対してもっと頑張って欲しいと思ったり思わなかったり。

そんなノイズキャンセリングですが、どうやらNC700では10段階の設定を、3つのプリセットに設定が可能です。
このプリセットの切り替えは完全手動切り替えのため、他社製品であるような状況に合わせてノイズキャンセリング強度を全自動で設定して欲しい・・・と言うユーザーには(NC700と言うかBOSE製品の設計思想は)不向きかと思います。*6

後でマイク付きケーブルを買わないと・・・

何気に動作確認を目的にヘッドフォンを持ち出して電車に乗ったりしましたが、NC700の用途は(QC15が担ってきた)テレワーク時にWeb会議用途です。
安定性を考えるとBluetooth接続ではなく有線接続で利用したいところですが、幸いなことにNC700はマイクを内蔵しているのでWeb会議用途に使えそうに見えます・・・が、実は有線接続時にトラップが1点・・・。

私が中古入手だからの影響もあるのかも知れませんが、実は付属のケーブルは単なるオーディオケーブルなので、有線接続だと単なるヘッドフォンとしか使えません。ヘッドフォン本体にマイクを内蔵しているものの、Bluetooth接続時は活用できるものの有線接続の場合は単なるノイズキャンセルのための集音マイクとしてしか機能しません・・・。

・・・そのため、有線接続時にマイクを使いたい場合はマイク内蔵リモコンケーブルまたはマイク内蔵ケーブルを利用する必要があります・・・。
ただ、NC700向けの純正ケーブルは存在せず、サードパーティ製として汎用ケーブルでNC700動作確認済みのケーブルを調達する必要があります。

リモコンは不要とのことならば、一応現行最新モデルのQuietComfort Headphones向けに設定されているマイク内蔵ケーブルがNC700でも使えそうなので、こちらを利用するのも1つの手なのかも知れません。

個人的にはマイクさえあれば十分なので、予算を抑えてQuietComfort Headphones向けのマイク内蔵ケーブルの購入を視野に入れて、テレワーク用のヘッドフォンとして活用していこうと思います。

*1:少し前に「Bluetoothと思ったら有線だった、失敗した」と称したゲーミングイヤホンのLogi G333がマイク付きなので、現在テレワーク時のWeb会議で大活躍しております。

*2:QuietComfort 15は単なる乾電池式・有線方式でノイズキャンセリングON/OFFの2択なヘッドフォンなので、トンデモナイ時代の進化を感じます。・・・一応これでも過去にWH-1000XM3も(結局すぐに手放したものの)衝動買いしてるので、別に今どきのヘッドフォンを全く知らない訳ではありませんが・・・。

*3:BOSEと聞くと低音を強調した音作りから低音が凄い無駄に高いメーカーと言う印象があるかも知れませんが、古くから航空機向けにノイズキャンセリング製品を提供してきたメーカーでもあります。

*4:私の場合はPC向けスピーカーでCompanion 2の第2世代で惚れ込んで、少なくともPCスピーカーはBOSEスピーカーオンリーです。

*5:Apple製品だからと言うより、Appleエコシステムに組み込まれている関係上、iPhoneとの連携が抜群と言うのが大きなところ。・・・とは言うものの、ノイズキャンセリング性能も色眼鏡抜きで悪くないので、iPhoneと組み合わせて使うならばAirPods Proは悪くない機種です。

*6:恐らく、この方式はSONYの1000XMシリーズが得意なのかも知れません。