Re:シルの日々の戯言。

散財が生き甲斐になりかけている、デジタルガジェット大好き自称黄色いネズミの戯言。

不本意ながらCF-RZ5を手元に残そうと思う

2代目(2台目)となりVMware vSphere Hypervisor(ESXi)専用機として利用することとなったThinkPad T440pを入手してから十数日が経ちました。
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ESXiを導入して変なこと*1をしない限りは不安定になる要素はあまりありませんが、既に3台ほど常時起動確定の仮想マシンがESXiで蠢いて検証・お遊び環境として活躍が始まり、あまり目立って綴っていませんが金銭的な意味で頑張ってWindows10 ProもESXi上で動かし始めて*2VPN経由で自宅ネットワークに侵入した際の踏み台PCも仮想化環境に収めてしまいました。

そうなると、今までVPN経由で入った場合の踏み台として使ってきたCF-RZ5が余ります。ついでに下手を整理しているとLinuxやらWindows Server 2019 Standardの評価版をインストールしたり実験用の物理PCとして大活躍してたInspiron 11も実験が終わり、余らせていたりします。
sylve.hatenablog.jp
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今回仮想化環境が整ってWindows10 Proも仮想化環境で動かせる状況となったので、検証用の物理マシンは不要となります。そのため、この2台のマシンは完全に不必要となるので処分してしまっても構わない・・・のですが、過去に利用していたThinkPad T440sが適当な作業用PCとしては非常に重宝したことを*3鑑みて、どちらかのPCは手元に残そうと考えています。

直近入手したLet's Note CF-RZ5は面倒な子

本格的なモバイル志向の小型ノートPCで、4K解像度では無いものの高解像度でCore m5搭載と、そこそこのマシンパワーが備わっています。
またLet's Noteなだけあって有線LAN・HDMIに留まらずVGAまで搭載と入力端子は豊富なので、特に理由の無いパソコンヲタクが言う作業用PC*4としては最良なモデルです。

但し難点もいくつかはありまして・・・。

  • 電源アダプタの純正品強要が酷い
    • 基本的にどの製品でも純正品を利用するのがベストであり最良な選択です。非純正品を利用して発火事故が起きた日には目も当てられません。
    • しかし同じメーカーの電源にも関わらず詳細な品番までチェックし、異なると判明し次第ギャーギャー喚き出して妨害工作を働き出すのはNGです。
      • 具体例としては、電源投入時にまずBIOSの段階で「非純正電源!純正品買え!今すぐだ!」と起動を阻害するメッセージを表示させます。一応任意のキー入力で次の画面に進みますが、逆を言うなら電源投入後に何かキーを押さない限り起動しません。
      • PC利用中に執拗に「非純正電源!純正品買え!今すぐだ!」とメッセージを表示させます。
    • 意図して非純正電源を使っている場合に表示されるなら自業自得ですが、純正で適合型番の電源を利用していて「非純正電源!」と罵るメッセージが表示されると不愉快になるって次元じゃねーぞ状態です。
      • 一応「純正電源使ってる場合は奥までシッカリ差し込んでね」とフォローは出ます・・・が、電源を奥まで突っ込んだとしてもメッセージが出る有様です。なにこの欠陥機能?
  • 思った以上に性能が低い
    • こちらは想定されてた事態ですが、思ったよりも性能悪いです。
    • これはリモートデスクトップ経由で接続した場合の環境が悪いだけですが、4Kモニターのフルスクリーンで表示させると非常に緩慢な挙動となります。
    • 但しローカルで操作する分にはそこまで緩慢な挙動は見受けられないので使い方次第です。

正直、電源周りの問題さえなければ全て良しのPCですが・・・。・・・せめて誤検知さえ避けられれば良いと言うか、BIOSレベルで純正電源チェックを無効化さえできれば良いのですが、なんとも面倒臭いものです。この部分はThinkPadシリーズを見習ってほしいものです。*5

Inspiron 11 3162は良い子だがリカバリイメージが糞

一方、もう1台余らせているInspiron 11(細かい型番で3162)は、性能こそ低いものの個人的には好感度しか無いモデルです。
元々安価なモデルなので本体ボディは見るからに安いっぽいプラ、HDMI端子はあるものの他はUSB端子が2つのみ、液晶も今の御時世には使い物にならないWXGA(1366x768)と価格相応です。
しかし、そんな廉価版PCにしては珍しくメモリ・SSDが換装可能なのでカスタマイズ製はそこまで悪くありません。特にストレージは汎用性の高い2.5インチSATAなので大容量を求めるならばHDD、速度を求めるならばSSDを突っ込むことが可能なので用途に合わせてストレージを搭載出来ると言うのは(低価格PCとしては)非常にありがたいことです。

また、少し仕事にも関連する検証でWindows Server 2019 Standard評価版を入れる暴挙に出ましたが、大きな問題も無く動いてくれたので非常に懐の深いPCです。それ以前でもLinuxを入れてみたり、CloudReady(Chromebook互換OS)を入れてみたり、適当なLinuxディストリビューションを入れてみたりしていますが、変な挙動も無く動いてくれました。そのため、実機でアレコレ動かして試してみたいと言う場合には大変重宝する良いPCです。

ここまでいい事尽くしですが、難点が1つ・・・。最近はメーカーサイトで公開されているリカバリイメージのデキがイマイチでして・・・。

具体的には、リカバリイメージでリカバリしてもデバイスドライバが入っていない。これはWindows Update経由で然るべきデバイスドライバが適用されるので大きな問題はないものの、まずはWindows Updateが落ち着くまでしばらく待機することが求められます。更にアップデートユーティリティが2種*6に分かれ、そちらも片方ずつ適用させていく必要があります・・・が、私の環境ではDELL Support Assistantの初回アップデートが未来永劫終わりません・・・。リソース(性能)不足が原因なのかどうなのか分かりませんが、数時間置いても全く先に進まないので正直頭を抱えている有様です。

安全牌でCF-RZ5残すか・・・

一長一短な状況に追い込まれてしまった訳ですが、今回はCF-RZ5を手元に残すこととしました。

CF-RZ5は電源周りに不満があるものの、逆を言うなら大きな不満点は電源のヤンデレ同然な監視機能のみ。そして実は接触不良が原因のようで、コンセント・バッテリーを外して電源側と接続端子側の両方を清掃したら誤爆・・・誤検知は収まったので、本体側の装備面とリカバリイメージの出来の良さを鑑みると非常に不本意ながらCF-RZ5を手元に残すのが無難かなぁ・・・と。

いえ、あれこれOSを取っ替え引っ替え使うにはInspiron 11の方が良いんですよ。電源だって妙な制御が入っていませんし、バラしやすくて換装しやすくて構成は凄い好みなんですよ。・・・でもリカバリイメージがイマイチと言うのはチョット・・・。・・・リカバリイメージの出来が良くて、面倒事無く環境構築が出来たら良い・・・のですが、余暇時間と言えど土日を潰しても必要な環境が終わらなかったので今回はパスすることにします・・・。

ちなみにリカバリイメージ公開場所

今回2台のPCを結果的にリカバリした訳ですが、リカバリイメージ自体はそれぞれメーカーサイトで公開されています。
askpc.panasonic.co.jp
www.dell.com

いずれも専用ユーティリティ経由での入手となりますが、製造番号だったり(DELLだったら)サービスタグを入力すればリカバリに必要なデータを入手することが可能な上、USBメモリにデータを書き込んでくれます。・・・Panasonicは書きっぷりからDVD-Rが必要かと思いましたが普通にUSBメモリに書き込みが出来て助かりました。*7

端末の正規利用者である大前提はありますが、Windows10世代のジャンクに近いOS無しの中古PCを入手した場合、一度メーカーサイトを覗き見てみるのも一つの手なのかも知れません。

*1:パッチ充てて余分な不具合を呼んでしまうとか、あまり活用しないデバイスドライバ突っ込んでみるとか。・・・パッチはともかく前回紹介したUSB NICドライバは結局利用しないで済むような環境にしちゃったので余計なことをしただけに終わりました・・・。

*2:ライセンス周りをどうにかして動くようにしました。・・・本当はBIOS埋め込みライセンスでどうにかしたかったのに、ちくせう・・・、・・・ライセンス代・・・。

*3:本当あのPCは便利でした。元々はRTX1200セットアップ用にジャンクベースで買ってきたPCですが、あれこれ使ってました。確かXPS13中古品買ったので手放した・・・もののそのXPS13が不良品であることを色々売却したあとに気づいてXPS13は返品したので結果的に意味もなくThinkPad T440sを手放した形となったんですよね;

*4:自分で言っててアレですが、パソコンヲタクが言う作業用PCってなんなんでしょうね?私の場合はMacメイン、Winはデスクトップor仮想化環境なので、RTX1200をシリアル経由で操作したりすることを考えると1台Windowsノートが欲しいところでして・・・。

*5:電源容量さえ合っていれば文句言わないですし、電源には非常に悪いことですが、90W電源推奨環境で65W電源使っても文句言わずに動きますので・・・。

*6:改めてリカバリしてしまったので細かい名称は失念してしまいましたが、一つがDELL Updateのような名称、もう一つがDELL Support Assistantです。

*7:いつ購入したか分からないDVD-Rを開けてドライブにメディアをセットしたタイミングで「USBメモリにかけるやん!」と気づきました・・・。